湯沢市
苔沼湿原
Part I: 入口〜南東岸沿い
ここで採集されたサンプルの観察結果を Google で検索 お知らせ

採集日:2011.08.26 ウオッちず で位置確認

40分余で苔沼前に到着(県道51号 湯沢栗駒公園線,湯沢市川向,かわむかい),11:42
1〜3枚目:パノラマ撮影。 タクシーの料金メーターは8000円余を示していたが,運転手曰く「今日は割引きなので」。 ということで7500円?(少なくとも8000円以下だったことは確か)を支払う。 運転手は,ここで待っているので,この後もタクシーを利用してはどうか,と勧めた。 が,この後は五才沼〜と歩く予定なので,ということで断った(が)。


前回の様子(2009.06.27,13:01撮影)。

道路の反対側,桁倉沼側に立つ案内板(湯沢市川向),11:42

苔沼湿原入口と脇に立つ「コケ沼湿原植物群落」の案内板(湯沢市川向),11:43
下段は前回の様子だが,基本的には何も変化なし。 前回は入口左脇に土砂が積んであったが,それが消えていたくらい。 また,路面がやや湿っている点が前回と異なる。 前日に若干雨が降ったらしい。その影響だろう。


前回の様子(2009.06.27,13:02撮影)。

苔沼湿原,入口を入るとすぐにこのような景色が広がる(湯沢市川向),11:43
前回(2009.06.27,下段)は初夏ということで湿原は青々としていたが, 今回はまもなく9月,すでにやや黄色味を帯び始めている。


前回の様子(2009.06.27,13:02撮影)。

苔沼湿原(湯沢市川向),11:44
道は湿原よりかなり高い位置にある。道から沼際を望遠撮影。 湿原と道路際の間には水面が広がっている。 このことから,ここは基本的には沼で,大半を浮島?が覆っていることが理解できる。

苔沼湿原,道端に咲く花々(湯沢市川向),11:44
これも一応キンミズヒキAgrimonia pilosa var. japonica)?

苔沼湿原,道端に咲く花々(湯沢市川向),11:44-11:45
こちらはいかにもキンミズヒキAgrimonia pilosa var. japonica)らしいが・・・。

苔沼湿原,少し進むと沼岸へ近付ける場所がある(湯沢市川向),11:45
前回(2009.06.27)は沼の周囲で牧草の刈取り作業が行われていた。 そのため,苔沼湿原じたいは「秋田県天然記念物」に指定されているが,沼の周辺は私有地なのかも?と思ったが, 往路で乗車したタクシー運転手の話では「県(?)から土地を借りて耕作している」とのこと。


前回の様子(2009.06.27,13:04撮影)。

苔沼湿原,草地の縁を通って沼岸へ(湯沢市川向),11:46

苔沼湿原,沼岸へ(湯沢市川向),11:46
沼と牧草地の境には背の高い草が生い茂って視界を遮っていたが,一ケ所だけ水際に近付ける場所があった。

苔沼湿原,水際に出て周囲をパノラマ撮影(湯沢市川向),11:46-11:47
手前の水面はジュンサイBrasenia schreberi)で覆われていた。その先には(おそらく)浮島が左右に広がる。 前回(下段)は6月末の訪問だったが,それとくらべると,だいぶジュンサイの葉が多い。


前回の様子(2009.06.27,13:07撮影)。

苔沼湿原,腰を低くして再度パノラマ撮影(湯沢市川向),11:47
対岸近くでは草原の中に潅木が育っているのがわかる。 あの辺はすでに「浮島」ではなくなっているのかも知れない。

苔沼湿原(湯沢市川向),11:49
1枚目:沼岸で採集(苔沼湿原-1)。 2枚目:対岸の林からは(おそらく)セミの鳴き声がしていた。かなりやかましい。
観察された生物: キストディニウム(Cystodinium)多数, クリプトモナス(Cryptomonas sp.), ウチワヒゲムシ(Phacus glabrus ?), スポンゴモナス(Spongomonas), マヨレラ(Mayorella penardii), ディフルギア( Difflugia scalpellumDifflugia sp.), パラコンディロストマ(Paracondylostoma setigerum), Chrysostephanosphaera globlifera, オフィオキチウム(Ophiocytium bicuspidatum or O. capitatum?), 珪藻各種, セレナストルム(Selenastrum), テトラエドロン( Tetraedron enorme), ボツリオコッカス(Botryococcus braunii), ブルボケーテ(Bulbochaete), サヤミドロ(Oedogonium), ヒザオリ(Mougeotia), アオミドロ(Spirogyra), オニノカナボウ(Triploceras gracile), コウガイチリモ( Pleurotaenium nodosum), ミカヅキモ( Closterium abruptumC. setaceum), ツヅミモ( Cosmarium contractumCosmarium sp.), ホシガタモ( Staurastrum iotanumS. senarium), アルスロデスムス( Arthrodesmus extensus ?), クロオコッカス(Chroococcus), ユレモ(Oscillatoria), Hapalosiphon, ワムシ, イタチムシ(Chaetonotus hystrix),

                ←セミ?の鳴き声

道に戻ってさらに奥へ進む(湯沢市川向),11:52

苔沼湿原(湯沢市川向),11:52

前回の様子(2009.06.27,13:12-13:13撮影)。

苔沼湿原,少し望遠撮影(湯沢市川向),11:52
う〜むピンぼけだ。

苔沼湿原,さらに望遠撮影(湯沢市川向),11:53
2枚目:手前の葉にピントが合ってしまった。残念。

苔沼湿原,沼の奥にレンズを向けて望遠撮影(湯沢市川向),11:53
2,3枚目:前回はあの対岸付近まで歩いたのだが,,。 後述するが,今回は草深くて対岸の遊歩道(踏跡?)へ入るのを諦めた。

苔沼湿原(湯沢市川向),11:53
沼岸の草地や道端ではゲンノショウコGeranium nepalense subsp. thunbergii)がたくさん咲いていた。

Part II: 苔沼〜隣接する沼 2011.08.26, 11:54 - 12:22

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