東成瀬村(栗駒山)
野鳥の森湿原
Part III: 野鳥の森湿原(2)
ここで採集されたサンプルの観察結果を Google で検索 お知らせ

採集日:2011.08.20 ウオッちず で位置確認

野鳥の森湿原,池塘が現れた(東成瀬村),12:29
周囲の様子は前回(下段)と変わらない。


前回の様子(2010.08.10,11:38撮影)。

野鳥の森湿原(東成瀬村),12:30
まずは前回と同じポイントで採集(野鳥の森湿原-1a)。 ここも前回よりは少なめ。 前回たくさんいた アンフィトレマ(Amphitrema stenostoma) はまったく観察できなかった。
観察された生物: スポンゴモナス(Spongomonas), 小型鞭毛虫数種, マヨレラ(Mayorella), ナベカムリ(Arcella sp.), ディフルギア( D. oblonga), Lesquereusia, ユーグリファ(Euglypha acanthophora), トリネマ(Trinema sp.), ディセマトストマ(Disematostoma bütschlii), 小型繊毛虫数種, エレモスフェラ(Eremosphaera viridis), サヤミドロ(Oedogonium), ツヅミモ( Cosmarium contractum), イボマタモ( Euastrum ansatumE. cuneatum), ハタヒモ(Netrium digitus), チリモ( Desmidium swartzii), ユレモ(Oscillatoria), リングビア(Lyngbya sp.), ミジンコ(Sida sp.), ミジンコ, ワムシ,

野鳥の森湿原(東成瀬村),12:30
少し移動して池塘を東側からパノラマ撮影。


前回の様子(2010.08.10,11:40撮影)。

野鳥の森湿原(東成瀬村),12:31
1,2枚目:池塘の東端でも採集(野鳥の森湿原-1b)
観察された生物: アクチノフリス(Actinophrys sol), ナベカムリ( Arcella vulgarisArcella sp.), キネトキルム(Cinetochilum margaritaceum), 珪藻各種, サヤミドロ(Oedogonium), コウガイチリモ( Pleurotaenium granuliferum ?, P. minutum), ミカヅキモ( Closterium dianaeC. idiosporum), ツヅミモ( Cosmarium circulareC. contractumC. ornatum), ホシガタモ( Staurastrum teliferum), イボマタモ( Euastrum ansatumE. cuneatum), ハタヒモ(Netrium digitus), チリモ( Desmidium swartzii), ダルマオトシ(Hyalotheca dissiliens), ユレモ(Oscillatoria), リングビア(Lyngbya sp.), センチュウ,

野鳥の森湿原(東成瀬村),12:32
1,2枚目:上と同じ位置で,湿原の西側を向いて空の様子を撮影。 前述のように,これ以上先に進んでも熊の糞があるだけなので,ここで引き返す。
追記(2012.07.23):後日,この先にも池塘があることに気づいた。 木道はこの先で直角に折れ,樹林帯の中の遊歩道へ入るが, Google mapの航空写真で確認すると,木道が直角に折れる地点の先にも踏跡が続いており,その先にいくつかの池塘があった。 かつてはそれらの池塘まで行き来していたようだ。 う〜〜む。

野鳥の森湿原(東成瀬村),12:33
木道沿いにはコバイケイソウVerantrum stamineum)も。 1枚目:葉だけのものと, 3枚目:実を付けて既に枯れてしまったものが隣接していた。

野鳥の森湿原(東成瀬村),12:34
木道沿いの水たまりでも採集してみた(野鳥の森湿原-2)。 水の流れがありそうなので,原生生物はあまりいないのではと思ったが, 予想に反してまあまあの(種)数が観察できた。
観察された生物: ナベカムリ(Arcella sp.), ヒザオリ(Mougeotia), ミカヅキモ( Closterium abruptumC. baillyanumC. intermediumC. kuetzingii多数, C. rostratum), ツヅミモ( Cosmarium contractum), ホシガタモ( Staurastrum simonyi), トゲツヅミモ(Xanthidium armatum), ハタヒモ(Netrium digitus),

野鳥の森湿原(東成瀬村),12:34
これは??)。

野鳥の森湿原(東成瀬村),12:35
2番目の分岐まで戻った。ここはそのまま直進。 既述したように,左側の茂みには見晴台がある。

野鳥の森湿原(東成瀬村),12:35
分岐に立つ道標(指導標識)。

野鳥の森湿原(東成瀬村),12:36
傾斜した湿原を下っていく。

野鳥の森湿原(東成瀬村),12:36
最初の分岐まで戻った。今度はここを左折する。


前回の様子(2010.08.10,11:57撮影)。

野鳥の森湿原,湿原の北西端へ(東成瀬村),12:36-12:37
1枚目:左折すると,木道の両側に水たまりが続く。 2枚目:まずは前回同様,左側で採集(野鳥の森湿原-3)。 ここも前回より少なめ。
観察された生物: ナベカムリ(Arcella sp.), アミカムリ(Nebela collaris), スティコトリカ(Stichotricha), 小型繊毛虫数種, 珪藻各種, ヒザオリ(Mougeotia), ミカヅキモ(Closterium kuetzingii), ユレモ(Oscillatoria), ワムシ,


前回の様子(2010.08.10,11:58-12:00撮影)。

野鳥の森湿原(東成瀬村),12:37-12:38
今度は木道の左側で採集(野鳥の森湿原-4)前回(2010.8.10)は ここでヒツジグサNymphaea tetragona)が咲いていたのだが,,。 今回はどういう訳か見当たらない。
観察された生物: ナベカムリ(Arcella sp.), Lesquereusia, 珪藻各種, ミクロスポラ(Microspora), ヒザオリ(Mougeotia), アオミドロ(Spirogyra), カメガシラモ(Tetmemorus granulatus), ミカヅキモ( Closterium baillyanumC. kuetzingii多数, C. rostratum), ツヅミモ( Cosmarium quadrifarium), ハタヒモ(Netrium digitus), ユレモ(Oscillatoria), ワムシ,


前回の様子(2010.08.10,12:01-12:02撮影)。

野鳥の森湿原(東成瀬村),12:39
1,2枚目:1本だけコバギボウシHosta albo-marginata)が。かなり目立った。 3枚目:茎の周囲を見ても,大きな葉が見当たらない。環境の違い?

野鳥の森湿原(東成瀬村),12:39
途中にある休憩ポイントというかすれ違いポイント? 前回はここでも採集したが,あまりいなかった記憶があるので,今回はパス。


前回の様子(2010.08.10,12:04-12:05撮影)。

野鳥の森湿原(東成瀬村),12:40
南西方向の空を撮影。 この頃,南西方向からヘリコプターの音が長い間,聞こえていた。 野鳥の森に入る前にも同じ方向・同じ位置からヘリコプターの音が長い間,聞こえた。 この先には秣岳(標高 xxxx m)があるが,何かあったのだろうか? 後述するが,この後,大仁郷湿原へ向うため,秋田県道282号仁郷大湯線を歩いている途中では, 須川湖方向面(須川湖の先に秣岳登山口がある)から歩いてくる三人の消防団員らしき男性を見かけた。 また,須川温泉に戻った際には,駐車場にパトカーの姿があった。 おそらく遭難者(ないし,怪我人)の捜索,または,救助活動が行われていたのだろうが, 帰宅後,色々調べても情報は見つからなかった。よって詳細は不明。

Part IV: 野鳥の森湿原(3) 2011.08.20, 12:40 - 13:05

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