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2017.05.08, Part VI

〜竹沢ふれあいセンター前〜竹沢地区の溜池へ

一般住宅の脇にある休耕田(一関市),12:45, 12:46, 12:47
1枚目:道路沿いの溝は,どこを探しても,しっかり水面がある場所はなかった。 やむなく泥状態のものを採集することにした。
2枚目:ピペットでは吸い込めないが,サンプリングチューブを,蓋を開けた状態で泥の中にしずめると, 柔らかいので,泥水状態のものがチューブに入ってくれた (磐井丘陵-01)。 前回同様,ここにはたくさん(種数)の原生生物がいた。う〜む。素晴らしい。
3枚目:溝は柔らかい泥なので,近付こうとすると靴が泥の中に沈んでしまう。 そのため,採集の際は,道路際に腰掛けて,足で身体を支えないようにして,チューブを泥の中にしずめる作業を行った。

住宅の奥にあるはずの池へ(一関市),12:47
手元の地図を見ると,前方に見える住宅の脇の道を進むと,途中に小さな池がある,ように描いてある。 今回はそこも訪れてみようと考えた。

ここを右折して,奥にあるはずの小池へ(一関市),12:48
1,2枚目:パノラマ撮影。

しかし,道路は途中で途切れていた(一関市),12:49
1,2枚目:パノラマ撮影。
1枚目:地図通り幅のある道路は住宅の脇まで,なのはいいのだが,,。 その先が無かった。地図では細い道があるように描いてある(3枚目)が,どう見てもそれらしい場所が見当たらない。 おそらく,かつては前方の茂みの中にその道があったのだろうが,長期間誰も行き来しなかったため道が消えてしまったようだ。
1,2枚目:道路沿いは葦原だったが,奥の休耕田は普通の草原だった。この違いは何によるのだろう?

休耕田に咲く花々(一関市),12:49
さきほど道路際でも咲いていた サワオグルマSenecio pierotii,キク科 キオン属) がここでも咲いていた。

休耕田の端にあった水たまり(一関市),12:50-12:51
1枚目:道路際に小さな水辺があった。
2枚目:ここで 採集(磐井丘陵-02)。 見た目はあまりいそうになかったが,さきほどの場所と同様,原生生物がたくさんいた。 種ごとの細胞数は少ないが,全体の種数は多い。この特徴は高地にある湿原の池塘と同じだ。 う〜む。ここはこのまま残って欲しいものだ。
3枚目:導電率は 30 μS/cm(24.2℃)。結構低めだ。 長い間,水田として使われていないために下がったのかも。普通の水田だと(肥料などの散布の影響で)もっと高くなるはずだ。 思い出すのは 先月(2017.04.02) 訪れた桶ヶ谷沼沿いの畑だ。 畑沿いの溝にあった水の導電率は 307 μS/cm (16.7℃)もあった(下段)。
4枚目:pH は 5.50。腐食質がそれだけ多いということだろう。高地にある湿原の池塘に近い。


桶ヶ谷沼に近接する畑に沿った水路(2017.04.02,11:20, 11:22, 11:23, 11:24撮影)。

この先に小さな池があるはずなのだが,,,(一関市),12:52
1〜3枚目:パノラマ撮影。
1枚目:人が出入りしていれば,前方に踏跡があるはずだが,見るかぎりそれらしい場所が見当たらない。
2,3枚目:林沿いの休耕田は水に浸っていた。 これはおそらく意図的というよりは,この辺に湧水があるためだろう。奥に池がある(あった?)のもそのためかも。
4枚目:現在地を確認。う〜む,あと少しなのだが,,。残念。

奥の休耕田,林に接する付近の様子(一関市),12:53
まさに湿原にある池塘のようだ。 近付いて採集しようかと思ったが,足下がぬかるんでいるはずなのと,さきほども近くで採集したばかりなので止めた。

舗装道へ戻る(一関市),12:53

再度,葦原となった休耕田をパノラマ撮影(一関市),12:5512:56
2,3枚目:既述したが,この辺は葦の間に灌木が育ちつつある。

休耕田の南端(一関市),12:56
水路があるかと思って撮影したが,なかった。かつてはあったような雰囲気だが,長い間に草で覆われてしまったようだ。

竹沢ふれあいセンター前の交差点へ(一関市),12:57
2枚目:交差点の手前に「→鳴子温泉郷」と書かれた案内板があった。 鳴子温泉郷は宮城県大崎市にある温泉街だ。 ここからだと直線距離でも34 kmもある(おそらく実際は60km以上移動しなければならないだろう)。 だいぶ先のはずだが,,,。
鳴子温泉の近くには強酸性の火口湖として知られる 潟沼 がある。 そこには強酸の中で生息する緑藻類がいて,2003年に採集したものを今でも培養している。 通常の藻類用の培養液に塩酸を加えてある。雑菌は増えないし,年に1,2回植え継ぐだけで維持できるので楽に飼える。
また,鳴子温泉郷(注)は陸羽東線が通っているが,鳴子温泉駅より東にある川渡温泉駅もかつては何度か乗降りした。 近くに大学のセミナーハウスがあるためだ。

注:「鳴子温泉郷」という場合は,川渡温泉もその一部に含まれるようだ。

竹沢ふれあいセンター前の交差点でパノラマ撮影(一関市),12:58
1,2枚目:左前方にあるのが竹沢ふれあいセンター。 前回は交差点を直進し,センター前を通って磐井丘陵を南へ向かった。 しかし,今回は,,。
3枚目:ここを右折する。 理由は,前回と同じコースを歩くと時間的にきついのと,前回歩いたかぎりでは途中にめぼしい採集ポイントがなかったのが理由。 一方,以前の調査では,この交差点から西(画面右)側でハッチョウトンボを撮影したという記事があった。 ハッチョウトンボが繁殖する場所は,現在の研究テーマの一つ,鉱質土壌湿原である可能性が高いので, 今回は,この辺を調査してみようと考えている。


2015年07月の様子(2015.07.05,11:24撮影)。

左へ入りたかったのだが,,(一関市),12:59
1枚目:前方左へ上がっていく道がある。地図を見ると,この先に小さな溜池(2枚目)が描いてある。 しかし,見るからにこの道は民家の入口になっている。民家の庭先を通らないと奥に進めそうにない。ためらいつつ,そのまま通り過ぎた。
2枚目:現在地を確認。

ここも無理そうだ,,(一関市),13:00-13:01
1枚目:少し進むと,また左へ上がっていく坂がある。ここもさきほどと同じ民家の庭先を通るルートだ。 諦めた。
2枚目:現在地を確認。

その先にも左へ入る道があった(一関市),13:01
この辺は近くに人家がない。入れそうだ。ということで前方を左折。未舗装道へ。 後でわかったが,この道は地図にも描いてあるやや大きな溜池へ向かうルートだった。 途中に水田があるが,その先に大きめの溜池があった(ここもかなり水位が下がっていたが)。 さらに,溜池の先にも休耕田が広がっていた(後述)。

田圃(右)と水路(左)の間を進む(一関市),13:01
轍があるので,この辺は車の行き来があるようだ。 実際,この後,舗装道へ戻る際,この道をやってくる農作業車とすれ違った。

Part VII: 竹沢地区の溜池
2017.05.08, 13:02 - 13:20