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2016.05.29, Part IV

神楽沼〜曽原通り沿いのため池?

神楽沼,南端からの眺め(北塩原村),11:30
1〜3枚目:パノラマ撮影。
3枚目:南東側は芦原になっている。近付いてみようとしたが,道路際は急な斜面(草茫々だし)なので, とても近付けない。 しばし道路際で右往左往したが,南西端(1枚目)は道路と段差がない。 そこからゆるい斜面を降りると,水際に近付けた(後述)。

神楽沼,道路際の様子(北塩原村),11:31-11:32
1,2枚目:このイネ科の植物は ??) 穂の形が独特だ。あちこちにあった。 3枚目: これはまちがいなく タニウツギWeigela hortensis,スイカズラ科 タニウツギ属) 。これもあちこちで咲いていた。

神楽沼,前方から水際へ(北塩原村),11:32-11:33
手前は急斜面なので無理だが,前方の電柱?近くだと,路面と同じ高さに地面があった。 そこから斜面を降りると水際に近付けた。

神楽沼(北塩原村),11:33, 11:34, 11:35
1枚目:水際の様子。
2枚目:導電率は 46 μS/cm(23.2℃)。若干低めだ。
3枚目:ここで 採集(神楽沼)。 原生生物はほとんどいない。
観察された生物: ハルテリア(Halteria), 小型繊毛虫数種, タルケイソウ(Melosira), 他の珪藻各種, ミジンコ,

神楽沼(北塩原村),11:36
上段の採集ポイントから沼をパノラマ撮影。 写っているのは沼の南半分だ。
さて,この後どうするか? せっかくここまで来たので,もう少し曽原通りを南へ下がってみることにした。

神楽沼,道路際の様子(北塩原村),11:36-11:37
見なれない花が咲いていた。茎(葉?)は,ネギのように管状だ。 「ネギの仲間 紫色」で検索するとすぐに見つかった。これは エゾネギ(チャイブ,セイヨウアサツキ,Allium schoenoprasum,ヒガンバナ科 ネギ属) 。以前はネギ科またはユリ科とされていたが,現在はヒガンバナ科とされている。
Wikipediaによると,いわゆる アサツキAllium schoenoprasum var. foliosum,ヒガンバナ科 ネギ属) は,チャイブの変種だそうだ。 なんとなく逆のように思えるが,,。 チャイブの方が「アサツキより葉が細く線状で,株はよくまとまる」のだそうだが,,,。

神楽沼,道路際の様子(北塩原村),11:39
この黄色花もあちこちで咲いていた。数は少なめだが。 アブラナの仲間のようだが,花がかなり小さい。 スカシタゴボウRorippa islandica,アブラナ科 イヌガラシ属) かも。 または,イヌガシラRorippa indica,アブラナ科 イヌガラシ属) ?

道路際の湿地?(北塩原村),11:40
1枚目:道路際には,枯れた葦が敷き詰められている場所があちこちにあった。 現在は,乾いているが,おそらく雨が多くなると湿地化するのだろう。
2枚目:現在地を確認。

前方を右へ(北塩原村),11:42

「裏磐梯 野草園」の案内があった(北塩原村),11:43
ここでは初めて目にする名前なのでどこにあるのか,まったく見当がつかなかった。 帰宅後調べると,この近く,東方面にあるらしい。 木道が敷設されているらしいが,あまり情報がないので,位置も現在の様子もはっきりしない。

前方に磐梯山(北側)が見えた(北塩原村),11:43
2枚目:望遠撮影。

この辺には四角形の池がいくつもあるらしいが,,(北塩原村),11:44
1枚目:こちらに1つ。 2枚目:その先にも1つあった。

2つめの池に近付いてみた(北塩原村),11:44
溜池だろうか?大きな四角形だ。

曽原通り沿いのジュンサイ池(北塩原村),11:44-11:46
1枚目:池際にたくさんの ジュンサイ の葉が集まっていた。 もしかするとジュンサイの栽培をしているのかも(注)。釣り堀もあるらしいが,ここは違うだろう。
2枚目:導電率は 23 μS/cm(27.9℃)。結構低い値だ。 釣り堀だともっと高い値を示すはず。
3枚目:ここで 採集(曽原通り沿いのジュンサイ池)。 ここには原生生物がたくさんいた。
観察された生物: マルウズオビムシ(Peridinium), スポンゴモナス(Spongomonas intestinum), リピドデンドロン(Rhipidodendron), 小型鞭毛虫数種, コクリオポディウム(Cochliopodium sp.), ナベカムリ(Arcella vulgaris, フセツボカムリ( Centropyxis aculeata), ディフルギア( Difflugia sp.), アスピディスカ(Aspidisca), ウロトリカ(Urotricha platystoma), 小型繊毛虫数種, オフィオキチウム(Ophiocytium capitatum, バキュオラリア(Vacuolaria virescens), 珪藻各種, ボツリオコッカス(Botryococcus braunii), ミクロスポラ(Microspora), ヒザオリ2種(Mougeotia), ホシミドロ(Zygnema), ハタヒモ(Netrium digitus), ワムシ, センチュウ,

注:調べると,7月末から8月にかけて,裏磐梯でジュンサイ摘み体験の催しも行われるらしい。 やはり栽培しているのだろう。

Part V: 曽原湖入口バス停近くの沼
2016.05.29, 11:47 - 12:04