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2015.08.30, Part X

田代平(〜田代平山荘)〜孫六登山コースを降りる

田代平山荘へ(仙北市),11:25
木道の両側に泥炭層が残っている場所を通過。

田代平山荘へ(仙北市),11:25-11:26
茂みの手前右に小さな池塘がある。


2011年08月の様子(2011.08.27,11:21撮影)。

2009年06月の様子(2009.06.28,11:01撮影)。

田代平山荘へ(仙北市),11:26
ここで 採集(田代平-05)
ここには 共生藻を持つラッパムシ(Stentor pyriformis) がいなかった(正確には,観察できなかった)。 他の原生生物はそれなりにいたので,おそらく生息していないのだろう(注)。
観察された生物: 渦鞭毛虫の一種, ミドリムシ(Euglena mutabilis), ヘレオペラ(Heleopera), Chlorobotrys, アステロコッカス(Asterococcus superbus), コウガイチリモ( Pleurotaenium minutum = Haplotaenium minutum), ミカヅキモ( Closterium idiosporum), ツヅミモ( Cosmarium depressum f. minuta), 小型ツヅミモ(Cosmarium sp.) ホシガタモ( Staurastrum wandae), イボマタモ( Euastrum cuneatum), ハタヒモ( Netrium digitusN. oblongum), クロオコッカス(Chroococcus turgidus), ワムシ, イタチムシ, センチュウ,

注:この先にある田代平山荘前の大きな池塘にもいなかった(後述)。 田代平分岐の西にはいるが,東には生息していないのかも知れない。

振り返ってパノラマ撮影(仙北市),11:26

田代平山荘へ(仙北市),11:28
茂みの先にも小湿原がある。 ただし,ここには池塘はない?

田代平山荘が見えた(仙北市),11:29

2011年08月の様子(2011.08.27,11:25-11:26撮影)。

田代平山荘へ(仙北市),11:29
1枚目: ハクサンシャクナゲRhododendron brachycarpum,ツツジ科 ツツジ属) と
実が赤く色付きつつある ナナカマドSorbus commixta,バラ科 ナナカマド属)

田代平山荘が迫る(仙北市),11:29
この辺だけは木道の両脇のササが刈られていた。

田代平山荘に到着(仙北市),11:29
前方を右折して山荘の前にある大きな池塘へ。

田代平山荘前の池塘(仙北市田沢湖田沢),11:30
この時,裏から男女の二人連れが迫ってきたので,じっくり撮影できなかった。


2011年08月の様子(2011.08.27,11:26-11:27撮影)。

2009年06月の様子(2009.06.28,11:05撮影)。

田代平山荘前の池塘(仙北市),11:31
ここで採集(田代平-06)
ここでも 共生藻を持つラッパムシ(Stentor pyriformis) は観察できなかった。 前回(2011年),前々回(2009)もここで採集しているが,Stentor pyriformisは観察できていない。 ここには生息していない?(注)。
観察された生物: ミドリムシ(Euglena mutabilis), ディフルギア( Difflugia sp.), スフェノデリア(Sphenoderia), 共生藻を持つチラキディウム(Thylakidium), 珪藻各種, ボツリオコッカス(Botryococcus braunii), サヤミドロ(Oedogonium), ウネリマクラ(Docidium undulatum), ミカヅキモ( Closterium intermedium), ツヅミモ( Cosmarium globosumC. quadrifarium), ホシガタモ( Staurastrum gracileS. muticum), イボマタモ( Euastrum ampullaceumE. gnathophorumE. sinuosum), トゲツヅミモ(Xanthidium armatum), ハタヒモ(Netrium digitus), クロオコッカス( Chroococcus pallidusC. turgidus), HapalosiphonAchromatium oxaliferum, イタチムシ, センチュウ,

注:前々回(2009)の観察記録には「共生藻をもつラッパムシ」という記述がある。 しかし,共生藻をもつラッパムシには,S. pyriformis 以外に形態的に類似した S. fuliginosusがいる (平地にはS. polymorphusというのもいるが,これは形がかなり違う)。 この頃は,S. pyriformisと S. fuliginosusの区別が十分にできていなかったので種名が不明のままになっている。 それを確認したかったのだが,,。観察できなければ仕方がない。

田代平山荘(仙北市),11:31
1枚目:立ち去る前に山荘を正面から撮影。
2枚目:2011年08月の様子(2011.08.27,11:28撮影)。
3枚目:2009年06月の様子(2009.06.28,11:16撮影)。

元きた道を辿る(仙北市),11:34

田代平分岐まで戻った(仙北市),11:37
前方を左折,山を降りる。

田代平,木道を南西へ進む(仙北市),11:38
左は秋田駒ヶ岳。頂上付近が雲に隠れている。 木道の先に田沢湖が見える。


2011年08月の様子(2011.08.27,11:44撮影)。

秋田駒ヶ岳と田沢湖方面を望遠撮影(仙北市),11:38
1枚目:秋田駒ヶ岳を望遠撮影。 下段は,前回,田代平の西側から望遠撮影した秋田駒ヶ岳。
2,3枚目:田沢湖とその右(西?)側。


2011年08月の様子(2011.08.27,11:00撮影)。

田代平を出る(仙北市),11:41
1枚目:湿原に敷設された木道を降りる。
2枚目:2011年08月の様子(2011.08.27,11:48撮影)。
3枚目:2009年06月の様子(2009.06.28,11:27撮影)。

往路でも撮影した倒木の脇を通過(仙北市),12:00

ついに尻餅をついてしまった・・・(仙北市),12:10
小雨が降り続いていたので,往路に比べて登山道はかなり滑りやすくなっていた。 何度か転倒しそうになったが,ここまではなんとか堪えてきた。 しかし,抉れた急斜面を下る際,ついに尻餅をついてしまった。 幸い,土の路面だったので,とくに外傷はなかった(注)。 その替り,ズボンの後が泥だらけになってしまった。ズボンの裾にも泥が付いた。 この後,田沢湖駅の前で復路の新幹線を待つ間に,泥が乾くのを待って泥落としをした。

注:帰宅した際,駐輪場に置いてある自転車のカギをなくしていることに気付いた。 色々調べたところ,この時にカギを落としてしまった可能性が高い。
カギがなくては自転車に乗れない。やむなく歩いて自宅へ戻った。 かなり以前に購入した自転車なので,すでにスペアキーも行方不明。 仕方がないので,翌日,駐輪場近くの自転車店でカギの取り替えをしてもらった(一日かかった)(注の注)。 ロックされたままの自転車をかついで階段を上がったり,そのままひきずって自転車店まで運んだので, またまた汗でびしょぬれになってしまった。
注の注:最初に自転車店に行って,駐輪場でカギの交換をお願いできないかと尋ねたところ, 出張修理はやっていないとのつれない返事(すぐ近くなのだが,,)。 そこで,駐輪場まで戻って管理人に相談したところ,このような時にカギを壊すために用意してあるハサミを貸してくれた。 ただし,それで切断できるのは比較的造りが簡単なロック装置だけで,太い金属棒が使われているものは切断できないとのこと。 私の自転車は後者の方で,結局,それではロック装置を切断・取り外すことはできなかった。 そのため,諦めて自転車店まで運んだ次第。

Part XI: 〜孫六登山口〜孫六温泉
2015.08.30, 12:34 - 13:31