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2014.11.30, Part II

〜東名高速道路〜北山湿地へ

池金橋北交差点を過ぎた先を右折(岡崎市),10:45
右折点が前後に2ケ所あるが,どちらを右折しても同じルートへ出る。 ここは手前を右折。

東名高速道路をくぐる(岡崎市),10:45, 10:47, 10:48, 10:49
1枚目:右折した直後の様子。この辺はまだ住宅街だ。 2枚目:ここで2つの右折点からの道が合流する。 3枚目:前方に見える高架道路が東名高速道路だ。その下を通る。 4枚目:東名高速道路の下を通過する。

東名高速道路の下を通過した直後の様子(岡崎市),10:49
1,2枚目:パノラマ撮影。
さて,ここからが問題。 なぜかというと,この先は,地図や航空写真どれを見ても様子が異なるからだ。 工場の設置などで,近年,かなり激しく変化しているらしい。 そのため,目指す北山湿地へ向う遊歩道が現在も残っているかが,心配だった。 なにしろ,その途中にある溜池が消滅して,替りに別の位置に新しい溜池ができていたり, その東側は地盤そのものが整地されて,池だったところが高台になったり,新しい道路が造られたりしているのだ。 古くからある道がどうなっているかさっぱり見当がつかない。

上段はP/Natural,これらはiAUTOで撮影(岡崎市),10:49
2枚目を比較するとわかるが,iAUTOだとやはり青色が実際より濃くなってしまう。 絵的にはこちらの方がきれいに感じるが,やはり実際に感じたものを記録するという意味では上段の P/Naturalの方がよいだろう。 ただし,この後,日が翳ると明るさを補うためかP/Naturalだと,全体が白けてしまい,実際に見えた感覚から遠ざかってしまう。 薄暗い場所ではiAUTOの方が実際の見た感覚に近い。

手元の地図にない新しい道路を上がる(岡崎市),10:51
国土地理院の等高線地図には,この道路は描かれていない。 また,iPad mini で見れる最新の航空写真(オルソ画像)では,現在は高台にできている工場の地盤を造成している頃の様子が写っている。
ただし,他の地図だと一部現在と同じ道路が描かれているものもある。 さらに,Google mapだとより新しい航空写真が見れる(後日確認)。
道路の左側にガードレールが途切れている場所があるが, あそこから北山湿地へ向うルートに入れるのでは,と近付いてみた。 しかし,その先は草茫茫で,それらしい場所は無かった。 前方には溜池の堰堤しか見えない。

カーブの途中から新しい溜池と左の高台に造成された工場が見えてきた(岡崎市),10:51
1,2枚目:パノラマ撮影。 1枚目:前方に見えるのが,新しい溜池の堰堤部分だ。すべてコンクリートでできている(注1)。 かつて,あの辺には大入川が流れていて,その上流(画面右奥)に「大入二ッ池」があったようだ。 そこは現在は,この写真でわかるように,高台になっている(注2)。

注1:堰堤の壁面を見ると,上は砂防ダムのようになっているし, 中央部には四角い穴が2つ開いている。 増水時,あこから少しずつ水が流れ出るはずだ。 どうやら農業用の溜池ではなく,水害を防ぐための溜池のようだ。
注2:後述するが,かつて「大入二ッ池」の近くを北山湿地へ向う遊歩道が通っていたようなので, この後,あの高台まで歩いていった。 そこには北山湿地へ通じる道はなかったが, 偶然出会った地元の人に,高台の西側に北山湿地へ向う遊歩道があることを教えてもらった。 そこで,高台から急斜面を降りてやっと北山湿地へ向うルートに入ることができた(後述)。

大きく左にカーブしつつやや急な坂を上がる(岡崎市),10:53
1,2枚目:パノラマ撮影。 1枚目:左に入る道があった。 位置的にはこの辺が北山湿地へ向う遊歩道があった場所に近いのだが・・・。

左は通行止め??(岡崎市),10:53
左折すると,そこにはチェーンが張られていた。 これを見て,ここは通行止め?と思い込んでしまい,左折するのを諦めた(注)。
しかし,後述するように,このチェーンは「車の進入禁止」の意味で,人は通ってよいらしい。 この後,高台で出会った地元の人の話によると,北山湿地へ向う場合は,ここを入っていくそうだ。 この時はそれには思い至らなかった。残念。 ここにそのことを紹介する案内板を設置してもらいたいものだ。

注:右に工場がたくさんあるので,ここから先は工場の敷地内と思い込んでしまったのも災いした。 後でわかるように,この道は,そうではなかった。 新しい溜池の脇を経由して北山湿地方面へ向うルートの入口だった。

坂の傾斜がゆるやかになった先も左へのカーブが続く(岡崎市),10:54

左カーブの途中で工場側を向いてパノラマ撮影(岡崎市),10:55
1枚目:今上がってきた道。 2枚目:今日は日曜日なので人気はまったくない。 3枚目:山を切りくずした跡がよくわかる。 4枚目:iPad mini で現在地を確認。 「大入二ッ池」があった場所から大きく南へずれている。 かつては池の北側に北山湿地へ向うルートがあったはず。今はどうなっているのだろうか?

工場地帯の中を通る(岡崎市),10:58
2枚目:iPad mini で現在地を確認。

T字路の案内があった(岡崎市),11:00
この先を左に入れば,もしかすると北山湿地へ向うルートに出られるかも知れない。 とこの時は思った。

ここで左折(岡崎市),11:01
2枚目:iPad mini で現在地を確認。 ここは以前からある道と同じ位置だ。 かつての道通りだと,この先で「大入二ッ池」の南側へ出て,そこから北山湿地へ向うルートに入れるはずだ。 が・・・。

左折した先の様子(岡崎市),11:02
見るからに新しい道路が続いていた。

そして,その先は行き止りだった(岡崎市),11:03
車道の先は丸く膨らんだ形で,そこから先は草茫茫の空き地になっていた。
幸い,前方に停まっている車の脇に男性がいた。 竹籠を出して,何やら山歩きの準備をしている。 この人なら北山湿地への行き方を知っているのでは,と思って尋ねてみることにした。
その結果,色々教えてもらうことができた。 この人は40年以上この付近の山を歩き回っているそうで,この付近の山にはかなり詳しかった。 前方の空き地は,さきほど見たかつて「大入二ッ池」(上と下に分かれていた)があった場所だが,今は高台になっている。 しかし,この高台の先にある水路沿いの狭い道の先に北山湿地へ向うルートがあると教えてくれた。 そして,その水路沿いの狭い道(水路はおそらくかつての大入川のはず)が見える位置まで案内してくれた。

「大入二ッ池」があった高台からそのルートを眺める(岡崎市),11:11
左前方がさきほど下流側から見た新しい溜池だ。 その右から山と今いる高台の間を通る直線道路が続いている。 あそこを右に進むと,北山湿地へ向う樹林帯の中のルートに入れるらしい。
帰宅後,Google mapを見ると,この新しいルートが描いてあった。 途中途切れているが,後出する「いもじ池」と「やなが沢池」までのルートも描いてある。 (北山湿地付近は山道なので描いていないが)

高台から直線道路へ向って斜面を下る(岡崎市),11:17
1〜3枚目:斜面を降りる途中でパノラマ撮影。 高台から道路までは結構な高低差(40m弱)がある。 斜面は柔らかい上,昨日の雨でやや湿っている。 滑り落ちないように細心の注意を払いつつ下った。

直線道路に降りたところで前後を撮影(岡崎市),11:19
斜面を降りるのに,約9分かかった。
1枚目:新しい溜池方向を撮影。 2枚目:反対側。これからこちらへ進む。 既述したが,道路の左を流れる水路が,かつての大入川のはず。今も名前は同じかも知れないが,,。

Part III: 旧大入二ッ池沿い〜いもじ池・尾根道分岐
2014.11.30, 11:19 - 11:32