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2014.06.21, Part XI

栗駒山荘南の湿原(1)

栗駒山荘南の湿原へ(東成瀬村),13:09
1枚目:前方の白く見える場所が前回通った場所のはずだが・・・。 残雪があるのではこれ以上先に進むのは無理かも,とこの時は思った。 2枚目:2012年10月の様子(2012.10.07,14:18撮影)。

栗駒山荘南の湿原へ(東成瀬村),13:09-13:10
2枚目:目指す湿原まで辿りつけないかも知れないので, 手前にある水たまりでとりあえず 採集(温水沢近くの水たまり)
観察された生物: アミカムリ(Nebela collaris), ユーグリファ(Euglypha sp.), 小型繊毛虫数種, ワムシ, ケンミジンコ,

残雪は難なく通れたが・・・(東成瀬村),13:10-13:11
1枚目:残雪の様子。 2枚目:ここも雪はしっかり固まっていた。 上を歩いても雪が陥没することはなかった。 しかし,・・・


2012年10月の様子(2012.10.07,14:18撮影)。

その先は薮でどうにも前に進めない(東成瀬村),13:11-13:12

諦めていったん沢岸まで戻った,が(東成瀬村),13:12-13:13
どうもおかしい。 前回はあれほどの笹薮はなかった。 わずか1年であそこまで増えるというのはやや不自然だ。 ということで再度,近付いてみた。

残雪の脇に上へ上がる踏跡があった(東成瀬村),13:14
1,2枚目:パノラマ撮影。 右(2枚目)が前回(2012.10.07)通ったルートだった。よく見るとわずかな踏跡が上へ続いている。 左の窪みに残雪があるので,そこがルートと勘違いしてしまった。


2012年10月の様子(2012.10.07,14:18撮影)。

上がった先に窪地があり,その先にロープ付きの急な上りがある(東成瀬村),13:14

2012年10月の様子(2012.10.07,14:19-14:20撮影)。

栗駒山荘の南にある湿原へ(東成瀬村),13:15
斜面沿いの狭い道を通る。 1枚目:左前方に見えるのは,さきほど渡った沢の上流左にあった小山だ(下段)。


さきほど沢の下流側から撮影したその小山(本日13:07撮影)。

栗駒山荘の南にある湿原へ(東成瀬村),13:16
この辺の ミズバショウLysichitum camtschatcense,サトイモ科 ミズバショウ属) はすでに花が終っていた。が・・・。

栗駒山荘の南にある湿原へ(東成瀬村),13:17
1枚目:前方が明るくなった。あの右に湿原がある。 2枚目:2012年10月の様子(2012.10.07,14:23撮影)。

栗駒山荘南にある湿原に到着(東成瀬村),13:17-13:18
1枚目:道はそのまま前方に続いている。この先がどうなっているかは不明。 2枚目:こちらが湿原の入口(南端)。 ここではまだ ミズバショウLysichitum camtschatcense,サトイモ科 ミズバショウ属) が咲いていた。 最近まで雪が残っていたのだろう。


2012年10月の様子(2012.10.07,14:23撮影)。

栗駒山荘南にある湿原,南端からの眺め(東成瀬村),13:18
1枚目:左前方の斜面に残雪があった。


2012年10月の様子(2012.10.07,14:23撮影)。

栗駒山荘南にある湿原(東成瀬村),13:18

栗駒山荘南にある湿原(東成瀬村),13:18
東縁沿いを少し進むと池塘があった(2枚目)。

栗駒山荘南にある湿原(東成瀬村),13:18-13:19
1枚目:前回訪れた時は,この辺に池塘があった記憶がない。 もしかすると,雪解け水の多いこの時期だけの場所かも知れない。 雪解け水が流れたような跡もある。 とすると,ここには原生生物はあまりいない可能が高い。 2枚目:と思いつつ 採集(栗駒山荘南の湿原-04),注)。
観察された生物: ディフルギア( Difflugia bacillariarumD. oblonga), 小型アミカムリ(Nebela sp.), トリネマ(Trinema enchelys), 珪藻各種, ハタヒモ(Netrium digitus), クロオコッカス(Chroococcus turgidus), ワムシ, ケンミジンコ,

注:前回訪れた際は,3ヶ所の池塘で採集した。それらを01-03としたので, 混乱を避けるために,ここは04とすることにした。

湿原の本体は一段高い位置にある(東成瀬村),13:21
池塘-04の先には斜面があり,その上が湿原の本体になっている。

栗駒山荘南にある湿原(東成瀬村),13:21-13:22
1枚目:上の段に上がる途中にも小さな池塘があった。 2枚目:ここもまもなく干上がってしまうのかも知れない。 3枚目:ここで 採集(栗駒山荘南の湿原-05)
観察された生物: ディフルギア( Difflugia bacillariarumD. oblongaDifflugia sp.), 複数の棘状突起を持つディフルギア( Difflugia sp. 初観察), アミカムリ( Nebela carinataN. tincta ?), Argynnia, プラチコラ(Platycola truncata), 小型繊毛虫数種, 珪藻各種, フタボシモ(Cylindrocystis), ワムシ,

栗駒山荘南にある湿原(東成瀬村),13:22
北へ進むと,ミズバショウは急に姿を消した。 そこが前回採集した場所だ。 奥に大きな池塘(03)があり,その手前に2つの小さな池塘(左が01,右が02)がある。
1枚目:薮の近くにも池塘らしき場所がある。 あそこは前回は水が無かったはず。


2012年10月の様子(2012.10.07,14:25撮影)。

Part XII: 栗駒山荘南の湿原(2)
2014.06.21, 13:23 - 13:33