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2014.02.01, Part XV

志野の道を北へ

陶史の森,下り坂の先は「桃山の道」(土岐市),13:00

幅広い道の右端に案内板とベンチがある(土岐市),13:00
1,2枚目:パノラマ撮影。 1枚目:幅広い「桃山の道」の右に分岐がある。 あそこからが「志野の道」だ。 3枚目:「保全保安林『陶史の森』案内図」とある。 かなり古そうな案内図だが,「桃山の道」,「志野の道」の名もしっかり記してある。

「桃山の道」から「志野の道」へ(土岐市),13:00-13:01
1,2枚目:分岐の手前でパノラマ撮影。 1枚目:坂を下った先で橋を渡る。 2枚目:「志野の道」の道標と「陶史の森案内図」。 3枚目:案内図で現在地を確認。 4枚目:iPad mini で現在地を確認。

「志野の道」に入る(土岐市),13:01
1枚目:橋の下を流れるのは「宮ノ洞川」,ないし,その支流。 2枚目:右に砂防ダムがあった。

陶史の森,志野の道(土岐市),13:02-13:03
1枚目:砂防ダムへ近付く。 雲五川にあったたくさんの砂防ダムの多くは土砂が溜っていたが, ここはしっかり水がある。池底には落ち葉がたくさん見える。 ということは,ここは上流から土砂の流入が少ないということ? 2枚目:堰堤の上流側で 採集(陶史の森-09)。 さきほどの雲五川の支流にあった砂防ダムと同様, ここ(砂防ダム)の原生生物相も豊かだった。 しかも,多くは アミカムリ(Nebela)など, 高地の湿原に多い種類だ。
観察された生物: 渦鞭毛虫の一種, クリプトモナス(Cryptomonas sp.), フセツボカムリ( Centropyxis aculeataC. ecornis), ディフルギア( Difflugia bacillariarumD. claviformisD. oblonga), PontigulasiaLesquereusia, アミカムリ( Nebela collarisN. penardiana or N. hippocrepis?), ユーグリファ( Euglypha brachiataE. cristataE. filiferaEuglypha sp.), 共生藻を持つラッパムシ(Stentor fuliginosus), ハルテリア(Halteria), シヌラ(Synura), 珪藻各種, ブルボケーテ(Bulbochaete), サヤミドロ(Oedogonium), ゲミネルラ(Geminella), クレブソルミディウム(Klebsormidium sp.), ヒザオリ2種(Mougeotia), ミカヅキモ( C. intermediumClosterium sp. C. baillyanum に似るが先端はC. turgidum・細胞壁は平滑・バンドがある), ツヅミモ( Cosmarium connatumCosmarium sp. 小型), ダルマオトシ(Hyalotheca dissiliens), ユレモ(Oscillatoria sp.), ミジンコ, イタチムシ,

宮ノ洞川?にかかる橋を渡る(土岐市),13:03

橋の先にある小さな広場(土岐市),13:04
1,2枚目:パノラマ撮影。 1枚目:水飲み場がある。写っていないが,左端にはベンチもあった(はず)。 2枚目:遊歩道は前方で右に折れている。 3枚目:iPad mini で現在地を確認。 ここは宮ノ洞川とその支流の合流点近くだ。 前出の陶史の森案内図は,ここは不正確だ。流路が1本しか描かれていない(橋が1つだけ描かれているが,実際は2つある,後出)。

広場の先でふたたび橋を渡る(土岐市),13:05
地図からすると,橋の下を流れるのは宮ノ洞川の支流,のはず。

陶史の森,橋の先にあるT字路を右へ(土岐市),13:05

陶史の森,志野の道を北へ(土岐市),13:05

陶史の森,志野の道を北へ(土岐市),13:05
1枚目:ここも斜面と遊歩道の間に水がたまっていた。 2枚目:「湿地植物を大切にしよう」と書かれた案内板がある。

陶史の森,志野の道を北へ(土岐市),13:06-13:07
1枚目:斜面と遊歩道の間にある小湿地。 2枚目:ここで 採集(陶史の森-10)。 これまでの道沿いの水たまりの原生生物相は貧弱だったが,ここは多めだ。 というか,かなりいる。とくに有殻アメーバ類が多い。 既述したように, アンフィトレマ(Amphitrema stenostoma,共生藻あり) がいたことに注目!
3枚目:ここにも トウカイモウセンゴケDrosera tokaiensis,モウセンゴケ科 モウセンゴケ属) ,,ではなく, モウセンゴケDrosera rotundifolia,モウセンゴケ科 モウセンゴケ属) ?が育っていた。 4枚目:iPad mini で現在地を確認。
観察された生物: アスタシア(Astasia sp.), ナベカムリ(Arcella mitrata), フセツボカムリ( Centropyxis aerophila), ディフルギア( D. bacillariarumD. mammilarisD. oblongaD. penardiDifflugia sp.1Difflugia sp.2), アミカムリ( Nebela barbataN. collarisN. penardiana or N. hippocrepis?), クアドルレラ(Quadrulella symmetrica, ヘレオペラ(Heleopera), ユーグリファ( Euglypha sp.), トリネマ( Trinema enchelysT. lineareTrinema sp.), スフェノデリア(Sphenoderia sp.), アンフィトレマ(Amphitrema stenostoma,共生藻あり), ヒカリモ(Chromulina), 珪藻各種, ボツリオコッカス(Botryococcus sudetica), ヒザオリ(Mougeotia), ツヅミモ( Cosmarium parvulum or C. cucurbita), アルスロデスムス( Arthrodesmus controversus?), タテブエモ(Penium polymorphum), クロオコッカス( Chroococcus turgidusChroococcus sp.), ワムシ, ミジンコ, ケンミジンコ, イタチムシ, センチュウ,


さきほど粉引の道 で撮影したトウカイモウセンゴケ,12:36撮影。

右前方に開けた場所があった(土岐市),13:08

陶史の森,志野の道(土岐市),13:08
1,2枚目:ここは一体何なのだろう? 小さな樹木が道に沿って並んでいる。何かを植栽したようだ。 3枚目:iPad mini で現在地を確認。

陶史の森,志野の道(土岐市),13:09
道沿いに生えていた木に「コバノミツバツツジ」の名札がかかっていた。 コバノミツバツツジAzaleastrum reticulatum,ツツジ科 ツツジ属)。 さきほど歩いた雲五川支流沿いの道にもあった(下段)。


本日,11:48-11:49撮影。

陶史の森,志野の道を北へ(土岐市),13:09

陶史の森,志野の道を北へ(土岐市),13:11

ここで西側を通ってきた志野の道と合流する(土岐市),13:13

陶史の森,合流点に立ちパノラマ撮影(土岐市),13:13-13:14
1枚目:左が今歩いてきた道。 右が西側を通る,もう1本の「志野の道」。 2枚目:屈曲点に立つ案内図。 3枚目:合流点の先にも「志野の道」と書かれた道標が立っている。 ということは,ここから先も「志野の道」ということ?

陶史の森,志野の道(土岐市),13:14
1枚目:案内図で現在地を確認。 ここで左にカーブし,その先で宮ノ洞川の支流(たぶん)にかかる橋を渡る。 2枚目:iPad mini で現在地を確認。

道は大きくS字状にくねる(土岐市),13:15

ここも斜面と遊歩道の間が湿地になっていた(土岐市),13:16
水垢が見当たらないので,ここはパス。 この辺は北向きで日当たりが悪いせいかも。

Part XVI: 志野の道〜黄瀬戸の道〜青磁の道
2014.02.01, 13:16 - 13:39