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2013.09.10, Part VIII

草の湯分かれ〜草の湯へ向う遊歩道を途中まで進む

八幡平北西尾根,第6湿原(八幡平市),10:41
1〜3枚目:前〜右へとパノラマ撮影。 2,3枚目:灌木際に不定形の池塘らしき水たまりがある。

八幡平北西尾根,第6湿原(八幡平市),10:42-10:43
1枚目:ここで 採集(八幡平北西尾根,第6湿原)。 2枚目:iPad mini で現在地を確認。 GPSの記録によると,この辺の標高は 1518m。 地図からもほぼそのように推定できる。よってこの値はかなり正確,なはず。
観察された生物: 渦鞭毛虫の一種, トラケロモナス(Trachelomonas volvocina), 小型鞭毛虫数種, アミカムリ( Nebela collarisN. flabellulum), ディセマトストマ(Disematostoma bütschlii), オフリディウム(Ophrydium), 小型繊毛虫数種, マルロモナス(Mallomonas sp.), ホシガタモ( Staurastrum punctulatum), フタボシモ(Cylindrocystis), クロオコッカス(Chroococcus turgidus), ワムシ, ケンミジンコ,

八幡平北西尾根を北北西へ(八幡平市),10:44
1〜3枚目:次第に見晴しがよくなった。

八幡平頂上から1.6km地点を通過(八幡平市),10:45

前方に道標が現れた,「草の湯分れ」だ(八幡平市),10:46

「草の湯分れ」(八幡平市),10:46
GPSの記録によると,この辺の標高もさきほどと同じ 1518m。 この時は iPad mini の画像を撮影しなかったが,地図上の現在地からもほぼ同じと推定される。
1枚目:左は,南西にある田代沼へ向かうルート。この後,こちらへ向かう予定。 田代沼は八幡平頂上から大深温泉・後生掛温泉を経由して大沼へ降りるルートとの交差点になっている。 また,すぐ近くを八幡平アスピーテラインが通っているので,そこへ出ることもできる。
2枚目:前方へ進むと,いったん上がった後,すぐに下りとなり ブシ谷地, 長沼大谷地湿原 を経由して大沼へ向かう。 3枚目:こちらが「草の湯」(無人の温泉)へ降りるルート。 画像でも分かる通り,このルート沿いにもたくさんの湿原がある。 せっかくなので,田代沼方面へ降りる前に,「草の湯」ルートをしばらく歩いてみることにした。

「草の湯分れ」(八幡平市),10:46-10:47
1,2枚目:パノラマ撮影。 2枚目:前方に大きな池塘がある。

「草の湯分れ」(八幡平市),10:47
この後,八幡平山頂レストハウスの売店で購入した 「国立公園ガイドブック,パークガイド,八幡平,岩手山・秋田駒ヶ岳」の20頁を見ると, この「草の湯→」の板が,この標柱の左側に立つ別の柱に他の板とともに付いた状態で写っていた。 いつのまにか柱から外れてしまったので,ここに置かれているのだろう。

「草の湯」へ向う登山道を少し歩いてみることにした(八幡平市),10:47
分岐の東側はかなり広々した草原ないし湿原になっている。 他と区別するため,一応,ここを第7湿原とする。
既述したように,左には大きな池塘がある。 こちらの登山道はあまり歩かれていないためだろうが,多少窪んでいる程度で,ほとんど裸地化していない。 ここも比較的最近「道刈り」が行われたようだ。1〜2mの幅で草が刈られている。

八幡平北西尾根,第7湿原(八幡平市),10:48

八幡平北西尾根,第7湿原(八幡平市),10:48
ここで 採集(八幡平北西尾根,第7湿原)
観察された生物: マルウズオビムシ(Peridinium), 渦鞭毛虫の一種, ナベカムリ(Arcella sp.), ディフルギア( Difflugia bacillariarumD. bacillifera), アミカムリ(Nebela carinata), ヒアロスフェニア(Hyalosphenia papilio), ユーグリファ(Euglypha sp.), ラッパムシ(Stentor amethystinus), ウロレプタス(Uroleptus), イカダモ(Scenedesmus), コウガイチリモ( Pleurotaenium minutum = Haplotaenium minutum), ミカヅキモ( Closterium abruptum, ハタヒモ( Netrium digitusN. oblongum), クロオコッカス(Chroococcus turgidus), シネココッカス(Synechococcus), ワムシ, ミジンコ, センチュウ, イタチムシ,

「草の湯」へ向う登山道を進む(八幡平市),10:49
第7湿原の先は,左右に灌木地帯が点在している状態。

「草の湯」へ向う登山道を進む(八幡平市),10:50
ほどなくふたたび広々した湿原が現れた。第8湿原。 ここには大きな池塘はないが・・・。

八幡平北西尾根,第8湿原(八幡平市),10:51
1枚目:わずかだが,小さな池塘がいくつかあった。 2枚目:ここで 採集(八幡平北西尾根,第8湿原)
観察された生物: 渦鞭毛虫の一種, トラケロモナス(Trachelomonas volvocina), 小型繊毛虫数種, 珪藻少々, サヤミドロ(Oedogonium), ヒザオリ(Mougeotia), ハタヒモ(Netrium digitus)多数, フタボシモ(Cylindrocystis), ユレモ(Oscillatoria sp.), ミジンコ,

トラ刈りのように刈られた登山道を進む(八幡平市),10:52

「草の湯」へ向う登山道を進む(八幡平市),10:52

左に縦長の湿原があった(八幡平市),10:53
第9湿原とする。 ここから見るかぎり池塘はなさそうだ。奥にいけばあるかも知れないが。。

八幡平頂上から1.8 km地点を通過(八幡平市),10:53

右に傾斜した湿原が現れた,第10湿原とする(八幡平市),10:53
ここも池塘はなさそうだ。。。

Part IX: 草の湯へ向う遊歩道〜草の湯分れへ戻る〜田代沼方面へ
2013.09.10, 10:53 - 11:13