HOME | 研究資料館 | 地域検索 | 採集の記録 | 2013 . 08 . 04 | お知らせ

2013.08.04, Part III

〜バス停近くの湿地?

芳ヶ平方面へ降りていく登山道の入口(草津町),10:34
1枚目:さきほども撮影した白根火山(標高 2160m)の西にある「湯釜」(標高 約2070m)。 2枚目:芳ヶ平へは前方の小山の手前で左に折れるのだが,後述するように,この後,ここから芳ヶ平へ向うつもりで, 誤って前方の小山に上がるルートへ進んでしまった。 あの道は国土地理院の地図には描かれていない。
問題は何故ここにこのような道があるかだ。 近くには建物もないし,人影もまったくない。あるのは車道(国道292号)だけ。 なのに,ここに遊歩道の入口があるというのはどういうことだろう? とこの時は思ったが,後になってその理由がわかった。 前方に見える未舗装道は,通常の遊歩道にしてはかなり幅がある。 大勢の人が行き来する遊歩道はこの程度に幅が広がることもあるので,この時はそれほど不思議には思わなかった。
しかし,違っていた。 この後,芳ヶ平へ向って歩く途中,このルートの前方から上がってくる小型トラックに遭遇したからだ。 また,芳ヶ平の入口にある芳ヶ平ヒュッテにも車が停まっていた。 つまり,この道は人が歩く専用道ではなく,車も通る道路ということだ。 途中で分岐する白根火山レストハウスへ向うルートは人専用道なので道幅が狭く車は通れない。 ここは芳ヶ平方面へ行き来する車が舗装道へ出入りするための場所のようだ。 ただし,出入口(2枚目)には鎖が渡してあるので,当然ながら一般車の出入りは禁止なのだろう(注)。

注:車が通るにはかなり幅が狭く,荒れた道なので普通乗用車が通るのはまず無理だろう。 車高の高い車でないと。

国道292号(志賀草津道路)を南へ(草津町),10:35
2枚目:道路の右下に池塘のように見える場所があった。

池塘のように見える場所を望遠撮影(草津町),10:35
草が生えているが水は無さそうだ。

国道292号(志賀草津道路)を南へ(草津町),10:35
ガードレールの先には「立入禁止」の札が下がったロープ柵が続いていた。

国道292号(志賀草津道路)を南〜南東へ(草津町),10:36
前方で大きく左にカーブしていく。
1枚目:左に標識がある。

左にある標識を望遠撮影(草津町),10:36
「292,長野原まで23km,草津町」とある。

国道292号(志賀草津道路)を南東〜北東へ(草津町),10:37
さらに左へカーブし北東向きに変わる。この先の道路脇に航空写真で池塘のように見える場所があるはずだ。

この辺のはずだが・・・(草津町),10:39
北東向きに変わってしばらく歩いた。この辺が目的とする場所のはずだ。

踏跡があった(草津町),10:39
右は登りの斜面なのでここからは様子がわからない。 しかし,目の前に斜面を上がっていく踏跡があった。

踏跡を辿って斜面を上がる(草津町),10:40
もしかすると,この先には予想通り池塘があり,そこを目指して多くの人が歩いた跡ではないか, と期待しつつ進んでみた(注)。

注:後述するように,実際はこの先に池塘は無かった。 推察するに,ここはおそらく国道292号が敷設される前からある登山道の名残りだろう。 この後出てくるが,この白根火山周辺には,地図に描かれていない登山道があちこちにある。 航空写真を見てそれがわかった。 一部はすでに廃道になっているのだろうが,まだ通れるというか利用されているルートもたくさんあるようだ。

踏跡はほどなくハッキリしなくなった(草津町),10:42
少し上がると一面の笹原が現れた。 なんとなく踏跡のように見える場所もあるが,続かない。

iPad mini で現在地を確認(草津町),10:44
笹原を彷徨うようにして歩いたが,なんとか目的とする場所の手前まで来たようだ。 もし,池塘ならばこの先にあるはずだ・・・。

潅木地帯の先にも笹原が広がっているばかりだった(草津町),10:46
1〜3枚目:潅木の密集した場所の脇を通って進んだが,その先もまた笹原だった。 どうやらこの潅木の密集した場所を池塘と見誤ったようだ。

足下の様子(草津町),10:47
潅木の密集した場所の周囲にある笹の様子だが, 刈り払われ,人が通った跡のような場所が続いていた。 これは一体何を意味するのだろう?う〜む(注)。

注:この辺は山菜採りなどで地元の人が出入りしているのかも。 その際に邪魔な笹を刈り払った?

池塘のように見えた潅木が密集した場所の全景(草津町),10:50
1〜3枚目:少し離れた位置からその場所(1,2枚目)の全景を撮影してみた。 他は潅木がまばらに生えているのに対し,ここだけ何故か密集している。 そのため,全体が一塊になって池のように見えたようだ。 4枚目:iPad mini で現在地を確認。

池塘のように見えた潅木が密集した場所の東端(草津町),10:51
さきほどは西側から眺めたので,もしかしたら東側には水があるかもと,まだ諦めきれずに近付いてみた。 が,やはりこちら側も笹原があるのみ。 これで完全に諦めた。元へ戻ることにした。

車道へ戻った(草津町),10:53-10:54
3枚目:iPad mini で現在地を確認。 車道の反対側にも同じような場所がある。 当初はこちらにも池塘があるのでは?と期待していたのだが,,。 ただし,向い側はかなり傾斜している。

車道の縁から「池塘」のように見えた場所を探す(草津町),10:54
1〜3枚目:窪地が広がっているが,見渡すかぎり笹原に潅木が点在するばかりで水たまりらしき場所はどこにもない。

少し西へ移動して再度パノラマ撮影,・・・ない(草津町),10:56

水がありそうな窪地があったので望遠撮影してみたが(草津町),10:57
笹原の中に背の低い潅木があるだけだった。 さきほどの場所と同じで,こちらもやや色の濃い潅木が密集している場所が「池塘」のように見えただけのようだ。 諦めて,さきほど鎖が渡してあった場所から芳ヶ平へ向うルートへ入ることにした。

Part IV: 国道292号〜芳ヶ平へ(最初道を間違う)
2013.08.04, 10:59 - 11:25