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2013.05.18, Part VI

遊々の森/奥の牧場(5)

安比高原 遊々の森,奥の牧場(八幡平市),11:54
一番右(東)の池端から北西側をパノラマ撮影。 ここはやや高い位置にあるので奥の牧場の様子が見渡せる。
2枚目:手前がさきほど採集したやや小さな池。 その奥にこれから向う三日月形の大きな池がある。

斜面を降り,三日月形の大きな池へ東側から近付く(八幡平市),11:56

安比高原 遊々の森,奥の牧場(八幡平市),11:57
1枚目:三日月形の大きな池の東縁で 採集(遊々の森,奥の牧場-09)。 ここも結構いた。
観察された生物: 渦鞭毛虫の一種 多数, 小型鞭毛虫数種, 小型太陽虫, ナベカムリ( Arcella sp.), フセツボカムリ( Centropyxis ecornis), ディフルギア( Difflugia elegansDifflugia sp.), Lesquereusia, トリネマ(Trinema sp.), コリシオン(Corythion), 共生藻を持つラッパムシ(Stentor fuliginosus), キルトロフォシス(Cyrtolophosis), ツリガネムシ(Vorticella), バジニコラ(Vaginicola), 小型繊毛虫数種, イカダモ( S. microspina, ヒザオリ(Mougeotia), コウガイチリモ( Pleurotaenium minutum = Haplotaenium minutum), ウネリマクラ(Docidium undulatum), ミカヅキモ( Closterium idiosporum?), イボマタモ( Euastrum pinnatum), アワセオオギ(Micrasterias truncata), ハタヒモ(Netrium digitus), タテブエモ(Penium polymorphum), HapalosiphonAchromatium oxaliferum, ワムシ, ミジンコ, ケンミジンコ, イタチムシ,
2枚目:iPad mini で現在地を確認。 ここから北西側に1つ,さらに北に3つの池が描いてある。

安比高原 遊々の森,奥の牧場(八幡平市),11:58
所々に枯草を燃やした跡があるが,そこに青々とした草が生えていた。

安比高原 遊々の森,奥の牧場(八幡平市),11:59
1〜3枚目:三日月形の大きな池の東側,やや高い位置から北側をパノラマ撮影。 1,2枚目:西隣にやや小さな丸い池があるのがわかる。 2,3枚目:こちらの方向に3つの池があるはずだが,ここからは見えない。 3枚目:手前に湿地がある。あそこももうじき干上がってしまうだろう。

三日月形の大きな池の北西側にある丸い池へ(八幡平市),11:59
1枚目:三日月形の大きな池と丸い池の間に道標が立っていた。

2つの池の間に立つ道標(八幡平市),11:59
「中のまきば」というのは,この後訪れる遊々の森の東側にある「ブナの駅」の周辺に広がる草原だ。 その下に「奥のまきば」とあるが,今いるのが「奥の牧場」のはずなので,この指し示す方向が何を意味するのか不明。

丸い池の近くで育ちつつある木の新芽(八幡平市),12:00

三日月形の大きな池の北西側にある丸い池(八幡平市),12:00

安比高原 遊々の森,奥の牧場(八幡平市),12:01
1枚目:丸い池の池端で 採集(遊々の森,奥の牧場-10)
観察された生物: 渦鞭毛虫の一種, クリプトモナス(Cryptomonas sp.), ゴニオモナス(Goniomonas), 小型太陽虫, ナベカムリ( Arcella sp.), フセツボカムリ( Centropyxis aculeata), ディフルギア( Difflugia sp.), トリネマ(Trinema sp.), スフェノデリア(Sphenoderia), ツリガネムシ(Vorticella), キルトロフォシス(Cyrtolophosis), オフリディウム(Ophrydium), 小型繊毛虫数種, イカダモ( Scenedesmus ecornis), ブルボケーテ(Bulbochaete), ゲミネルラ(Geminella), クレブソルミディウム(Klebsormidium sp.), ヒザオリ(Mougeotia), Staurastrum senarium), コウガイチリモ( Pleurotaenium minutum = Haplotaenium minutum), アルスロデスムス( Arthrodesmus extensus), ミカヅキモ( Closterium idiosporum?, C. rostratum), イボマタモ( Euastrum affine), アワセオオギ(Micrasterias truncata), トゲツヅミモ(Xanthidium armatum), ハタヒモ( Netrium digitusNetrium sp.小型種), メリスモペディア(Merismopedia), ユレモ(Oscillatoria sp.), Hapalosiphon, ワムシ, ケンミジンコ, イタチムシ, クマムシ, センチュウ,
2枚目:iPad mini で現在地を確認。 これから北側にある3つの池に向うのだが,,。 上段の画像でわかるように,池の北側には笹薮があって直線的には北へ進めない。

少し下がると北へ向う踏跡というか草地があった(八幡平市),12:04
1枚目:今採集した丸い池。ここからだと丸く見えないが,,。 2枚目:北と東側のゆるい斜面に広がる笹薮。 3枚目:北へ進めそうな草原。左右にくねっているが, 前方の笹薮の手前に湿地がある。

笹薮の手前にある湿地に近付く(八幡平市),12:04
1,2枚目:前方に見える小山がこの辺で一番標高が高い岩畑山(標高 938.0m)のはず。 3枚目:やや遠くに見えるのが,おそらく前森山(標高 1304.0m)の西側で, その右に山裾が少しだけ見えているのが西森山(標高 1328.0m),のはず。

湿地の手前はフカフカしたコケで覆われていた(八幡平市),12:05
前へ進もうとするとズブズブと靴が沈んでしまう。 この辺は最近まで池の一部だったのだろう。それがいわゆる「高層湿原」に変わっていく途中の段階にあるようだ。

左(北西)へ移動し,笹薮の近くから迫ってみることにした(八幡平市),12:06

なんとか水際に近付けた(八幡平市),12:06
水際には白っぽい青色?の草がたくさん生えていた。 これは??

高層湿原に移行しつつある湿地(八幡平市),12:06
白っぽい青色?の草をマクロ撮影。

高層湿原に移行しつつある湿地(八幡平市),12:07-12:08
1枚目:水中に沈んだ枯草の間にピペットを差し込むと緑色の水垢が入ってきた。期待できそうだ。 2枚目:ここで 採集(遊々の森,奥の牧場-11)
観察された生物: ミドリムシ(Euglena mutabilis), カリキモナス(Calycimonas physaloides), ナベカムリ( Arcella sp.), フセツボカムリ( Centropyxis aculeata), ディフルギア( Difflugia bacillifera), トリネマ(Trinema sp.), ウロトリカ(Urotricha), アスピディスカ(Aspidisca), レンバディオン(Lembadion lucens), 共生藻を持つチラキディウム(Thylakidium), 共生藻を持つ未同定の繊毛虫, 小型繊毛虫数種, エレモスフェラ(Eremosphaera viridis), ボツリオコッカス( Botryococcus brauniiB. sudetica), ヒザオリ(Mougeotia), コウガイチリモ( Pleurotaenium minutum = Haplotaenium minutum)多数, カメガシラモ(Tetmemorus granulatus), ミカヅキモ( Closterium abruptumC. intermedium), ツヅミモ( Cosmarium quadrifarium), ホシガタモ( Staurastrum hystrixStaurastrum sp.), トゲツヅミモ(Xanthidium armatum), ハタヒモ( Netrium digitusN. pseudoactinotaeniumNetrium sp.小型種), タテブエモ(Penium polymorphum), ネジモ(Spirotaenia condensata), フタボシモ(Cylindrocystis), Bambusina brebissonii, 未同定の藻類, クロオコッカス(Chroococcus turgidus), ユレモ(Oscillatoria sp.), ワムシ, イタチムシ, クマムシ, センチュウ,
3枚目:iPad mini で現在地を確認。ここも地図には描かれていない。 航空写真で見てもさすがにここに湿地(または池?)があることはわからない。

Part VII: 遊々の森/奥の牧場(6)
2013.05.18, 12:08 - 12:17