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2012.09.14, Part IV

ポットホール公園(1:荒波岩〜万燈流し場)

岩盤の上を歩いて西へ(佐世保市),14:40
乾いていれば,右(3枚目)の岩盤と水路の間にある仕切の上を歩いた方が楽だが, 既述したように,コンクリートに埋め込まれた岩がツルツルして滑りやすいので非常に危険。 むしろ,この凹凸の激しい岩盤の上を歩いた方が危険は少ない。 3枚目:一番上の段にバーゴラが見える。

ポットホール公園(佐世保市),14:40
窪みに水がたまっている。

ポットホール公園(佐世保市),14:41
1枚目:こちらで採集(ポットホール公園-03)。 2枚目:これはあきらかにポットホール(甌穴,おうけつ)だが,深く落ち込んでいる。 水垢はほとんど見当たらないので採集はあきらめた。
観察された生物: 小型鞭毛虫数種, ユーグリファ(Euglypha sp.), トリネマ(Trinema sp.), 小型繊毛虫数種, クンショウモ(Pediastrum tetras), ヒザオリ(Mougeotia), ツヅミモ( Cosmarium connatumC. contractum v. ellipsoideumC. obsoletumC. turgidum), ミクロキスティス(Microcystis), 未同定の糸状藻(分枝する), ミジンコ, ケンミジンコ,

岩盤の上を歩いて西へ(佐世保市),14:42
1枚目:川岸近くにもコンクリート製の通路が敷設してある。 しかし,今日は滑りやすいのでこの通路を歩くのは危険だ。 2枚目:川に対してやや斜めに並んだ岩の隆起が続く。

岩盤の上を歩いて西へ(佐世保市),14:42-14:43
1枚目:深い窪みに水が溜っているが,水垢はほとんどない。 2,3枚目:これは? 後日(2012.11.17),これと似た花をどこかで見たな〜と思い,それが 4年前(2008.09.09)に 樫原湿原を訪れた後, 市道 滝川桑原杉山線を下る途中でみた ボタンヅルClematis apiifolia,キンポウゲ科 センニンソウ属,下段)であることを思い出した。 しかし,葉の形がまったく異なる。そこで「ボタンヅルに似た」で検索したところ, センニンソウClematis terniflora,キンポウゲ科 センニンソウ属) であることがわかった。


これが4年前(2008.09.09) に佐賀県で撮影したボタンヅルClematis apiifolia

案内図によれば,この辺から先が「ポットホール群」のはずだが・・・(佐世保市),14:44
多少それらしくも見えるが,草に覆われてわかりにくくなっている。 ここから先は岩盤上を歩くのが難しそうなので,危険だが右のコンクリート製の通路を歩くことにした。

コンクリート製の通路を通る(佐世保市),14:45

右に大量の藻塊が浮かぶ水たまりがあった(佐世保市),14:46
水路の一部になっているようにも見えるので,原生生物はさほど期待できないが・・・。

ポットホール公園(佐世保市),14:47
とりあえずここでも採集(ポットホール公園-04)
観察された生物: 珪藻各種, クンショウモ(Pediastrum tetras), フタヅノクンショウモ(Pediastrum duplex v. rugulosum), イカダモ(Scenedesmus quadricauda), コエラストルム(Coelastrum morus), Dimorphococcus lunatus, キルクネリエラ(Kirchneriella obesa), サヤミドロ(Oedogonium), アオミドロ2種(Spirogyra), ホシミドロ2種(Zygnema), ミカヅキモ( Closterium venus), ツヅミモ( Cosmarium granatum v. ocellatum?, C. margaritatumC. ochthodesC. turgidum), ホシガタモ( Staurastrum coarctatumS. pseudosebaldi?), ユレモ(Oscillatoria sp.), ミジンコ, ケンミジンコ, センチュウ,

その先にも縦長の水たまりに藻塊が浮かんでいた(佐世保市),14:48

ポットホール公園(佐世保市),14:49
ここでも採集(ポットホール公園-05)
観察された生物: コレプス(Coleps hirtus), フロントニア(Frontonia), ツリガネムシ(Vorticella), パンドリナ(Pandorina), プレオドリナ(Pleodorina), フタヅノクンショウモ(Pediastrum duplex v. rugulosum), コエラストルム(Coelastrum morus), Dimorphococcus lunatus, キルクネリエラ(Kirchneriella), Quadrigula, サヤミドロ(Oedogonium), ホシミドロ2種(Zygnema), ツヅミモ( Cosmarium botrytisC. granatum v. ocellatum?, C. turgidum), 小型ツヅミモ(Cosmarium sp.), ホシガタモ( Staurastrum orbiculareS. pseudosebaldi?), クロオコッカス(Chroococcus turgidus), ミクロキスティス(Microcystis), ワムシ, ミジンコ,

岩盤と水路の間にあるコンクリート製の通路を進む(佐世保市),14:50

ここはコンクリート製の通路が途切れている(佐世保市),14:51
幅の狭い縦長の岩の上を歩くしかない。岩盤はさほど滑らないのでなんとか通り抜けることができた。

ポットホール公園(佐世保市),14:52
近くにトンボが止まったので望遠撮影。 これは最近よく見かけるアオイトトンボLestes sponsa)? かと思ったが,じっくり見ると,目と胸の色彩が異なる。 どうやら アオモンイトトンボIschnura senegalensis,トンボ目 イトトンボ科 アオモンイトトンボ属) というらしい。

ふたたびコンクリート製の通路を通る(佐世保市),14:53
1枚目:右に川の流れがやや屈曲しているため,激しくうずまいている場所がある。あそこが「万燈流し場」らしい。 2枚目:遠くに見えるのは観音橋。ポットホール公園はあそこまで続いているようだ。 3枚目:段丘の上から降りてくる階段が見える。

Part V: ポットホール公園(2:万燈流し場〜自然噴水〜)
2012.09.14, 14:53 - 15:06