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2012.08.11, Part XI

矢ノ原湿原〜高清水自然公園

矢ノ原湿原の東縁沿いを南へ(昭和村),14:53-14:54
「野村新平の墓」のすぐ先にあるのは「矢ノ原湿原遊歩道案内板」。 これも新しくなっていた。前回(下段)は「伝説 七尋泥鰌」の解説と「矢ノ原湿原遊歩道案内板」が別々にあったが, 「伝説 七尋泥鰌」の解説は遊歩道案内板の一部に組込まれていた。
3枚目:この部分は既出しているが,描き方は異なるが,図の構成は基本的には前回のもの(下段2枚目)と同じだ。 唯一,前回の図では「公衆便所」になっていた部分が「トイレ」に変わっていた。


2010年06月の様子(2010.06.13,15:57撮影)。

次は「源平衛清水」(昭和村),14:55

2010年06月の様子(2010.06.13,15:55撮影)。
注:1枚目は今回とは逆方向(南側)から撮影している。

最初に訪れた水田へ戻った(昭和村),14:58
栄三郎氏は水田の奥でトンボの撮影をしていた。

水田に咲くサギソウ(昭和村),14:59-15:00
ここへ来る前,矢ノ原湿原の北側にいた観光客の一部がこの近くにいた。 栄三郎氏によると,この サギソウHabenaria radiata,ラン目 ラン科 ミズトンボ属)を見に来たらしい。

車で湿原(南湿原)の北端まで移動(昭和村),15:12
ここはさきほど湿原西縁沿いの遊歩道を歩いて車道に上がった場所だ。


2010年06月の様子(2010.06.13,14:36撮影)。

T字路の中央の道を少し入ってパノラマ撮影(昭和村),15:12-15:13
1枚目:さきほどは画面の左から車道へ上がった。 案内図によれば,左の南湿原の遊歩道の出入口の向い側(2枚目)に,北湿原へ向う遊歩道の入口があるはずだが,,。 2枚目:実際にはこのように道路際は樹木が生えた急斜面で,どこにもそれらしい場所はない。

T字路の中央の道をさらに進む(昭和村),15:14
前回(2010.06.13)は,北湿原への入口を探してこの上り坂をかなり先まで歩いた。 しかし,結局,どこにも道路際から北湿原へ降りて行けそうな場所は無かった。 それを思い出して,途中で引き返した。

今度はポンプ小屋のある道路沿いから北湿原を眺めてみる(昭和村),15:15
1,2枚目:パノラマ撮影。 1枚目:ポンプ小屋。 2枚目:前方左に草むした下り坂があるが,あれはポンプ小屋へ近付くための道。そこで行き止まりだ。

矢の原沼,または,矢ノ原湿原の北湿原(昭和村),15:16
前回は道路から北湿原を眺めるだけだったが,今回はササで覆われた斜面の一部に踏跡があるのを発見。 ここを降りてみることにした。

矢の原沼,または,矢ノ原湿原の北湿原原(昭和村),15:17
沼岸へ降りたところで撮影。
ここは国土地理院の地図では「矢の原沼」としてある。 しかし,画像でもわかるように,東西に細長い沼は, 西半分(画像奥)は沼だが,東半分(手前側)はミツガシワで埋め尽くされていて,半ば湿原化している。 南の「矢ノ原湿原」(南湿原)は,南北に細長くて北半分は沼,南半分はここと同じようにミツガシワで覆われているが, 南端近くは一部,高層湿原の状態にある点だけがここと若干異なる。
とはいえ「矢ノ原湿原」(南湿原)も,ここ「矢の原沼」(矢ノ原湿原,北湿原)も基本的には向きが南北 vs 東西と異なるだけで, 後はほぼ同じだ。

矢の原沼,または,矢ノ原湿原の北湿原原(昭和村),15:17
1〜3枚目:さらに沼岸に近付いたところでパノラマ撮影。

矢の原沼,または,矢ノ原湿原の北湿原原(昭和村),15:17
1〜3枚目:さらに近付いてパノラマ撮影。 手前の草地と奥のミツガシワの群生の間に,腐食質が露出したエリアがある。 半乾きの状態でジッと立っているとゆっくり靴が沈んでいく程度の柔らかさだ。

矢の原沼,または,矢ノ原湿原の北湿原原(昭和村),15:18
倒れている枯木の上だとほとんど沈まないので,枯木を伝って少し奥まで行くことができた。

矢の原沼,または,矢ノ原湿原の北湿原原(昭和村),15:19
ここも腐食質の中にサンプリングチューブを押し込んで,泥水を 採集(矢の原沼)
観察された生物: フセツボカムリ( Centropyxis aerophila), ディフルギア( Difflugia claviformis), アミカムリ(Nebela collaris), ユーグリファ(Euglypha acanthophora), ミドリゾウリムシ(Paramecium bursaria), 小型繊毛虫数種, タルケイソウ(Melosira), 他の珪藻各種, クンショウモ(Pediastrum boryanum), イカダモ(Scenedesmus quadricauda), ミカヅキモ( Closterium dianaeC. intermedium),

矢ノ原湿原から国道401号へ戻って右折(昭和村),15:30

国道401号を西へ,玉川に架かる橋を渡る(昭和村),15:38
橋の手前左に「ふくしまの水三十選,清流 玉川渓谷」と書かれた標柱が立っている。

新鳥居峠を越えた先を右折,高清水自然公園へ向う脇道へ入る(南会津町),15:49

高清水自然公園へ,国道401号からはかなり距離がある(南会津町),15:51
標高差もかなりある。401号を右折した地点が標高約650mで,高清水自然公園が標高約800m。

401号から5分ほどで高清水自然公園に到着(南会津町),15:54

高清水自然公園,管理棟前の駐車場に車を停めた(南会津町),15:57
1,2枚目:パノラマ撮影。 1枚目:まずは左の階段を上がって,管理棟の先にあるアザミ谷地へ。

Part XII: 高清水自然公園
2012.08.11, 15:58 - 16:20