HOME | 研究資料館 | 地域検索 | 採集の記録 | 2011 . 10 . 13 | お知らせ

2011.10.13, Part VI

いろは沼(2)

いろは沼,縦長の池塘の先端部へ移動(上山市),11:05
1,2枚目:パノラマ撮影。 2枚目:縦長の池塘の右にはこれまた三角形の小さな池塘がある。 ここは8月になると干上がってしまう場所だが,今回もほぼ干上がっていた。 ただし,手前にわずかに水が残っていた。
3枚目:今年6月の様子(2011.06.04,10:53撮影)。 この時は水があった。
4枚目:昨年8月の様子(2010.08.27,11:47撮影)。 完全に干上がっていた。

いろは沼,三角形の小さな池塘(上山市),11:06
そのわずかに残った水たまりで 採集(いろは沼-2)
観察された生物: 渦鞭毛虫の一種, 小型繊毛虫数種, マルロモナス(Mallomonas)多数, 珪藻各種, ミクロスポラ(Microspora), ヒザオリ(Mougeotia), ホシミドロ(Zygnema)多数, ホシガタモ( Staurastrum forficulatum), フタボシモ(Cylindrocystis), ダルマオトシ(Hyalotheca dissiliens), ケンミジンコ,

いろは沼,細長い池塘の先端部まで来た(上山市),11:06
下々段の画像でわかるように,昨年の8月は細長い池塘は全体が完全に干上がっていた。 今年の8月はどうだったのだろう?


今年6月の様子(2011.06.04,10:55撮影)。

昨年8月の様子(2010.08.27,11:47撮影)。

いろは沼(上山市),11:07-11:08
まずは細長い池塘の先端部で採集(いろは沼-3)。 結構いた。今回は観察の時間が十分にとれなかったが,それでも結構いた。
観察された生物: 渦鞭毛虫の一種, ディフルギア( Difflugia elegansD. oblongaD. pyriformis), PontigulasiaLesquereusia, ウロトリカ(Urotricha), シヌラ(Synura), マルロモナス(Mallomonas)多数, 珪藻各種, サヤミドロ(Oedogonium), ヒザオリ(Mougeotia), ミカヅキモ( Closterium dianaeC. intermediumC. rostratum), ツヅミモ( Cosmarium pseudopyramidatum), イボマタモ( Euastrum affineE. ampullaceum), トゲツヅミモ(Xanthidium armatum), ハタヒモ(Netrium digitus), ダルマオトシ(Hyalotheca dissiliens), ユレモ(Oscillatoria), ケンミジンコ, センチュウ,

いろは沼(上山市),11:09
1枚目:木道を挟んで向い側にある池塘でも 採集(いろは沼-4)。 ここは昨年8月でも水があったところだが,,。 やはりここも原生生物の数は多かった。
2枚目:今年6月の様子(2011.06.04,10:57撮影)。
観察された生物: 渦鞭毛虫の一種, ディフルギア( Difflugia elegansD. oblongaD. pyriformisDifflugia sp.), フロントニア(Frontonia acuminata), 共生藻を持つチラキディウム(Thylakidium), シヌラ(Synura), マルロモナス(Mallomonas)多数, Dimorphococcus, エレモスフェラ(Eremosphaera viridis), ボツリオコッカス(Botryococcus sudetica), サヤミドロ(Oedogonium), ヒザオリ(Mougeotia), ミカヅキモ( Closterium idiosporumC. rostratum), ツヅミモ( Cosmarium contractum), ホシガタモ( Staurastrum iotanumStaurastrum simonyi), イボマタモ( E. ampullaceumE. gnathophorum), トゲツヅミモ(Xanthidium armatum), フタボシモ(Cylindrocystis), タテブエモ(Penium polymorphum), クロオコッカス(Chroococcus), ミジンコ, ケンミジンコ, ワムシ,

いろは沼,さらに先へ進む(上山市),11:10
今年6月の記録を見ると,カーブ途中の左の池塘でも採集していたが, 今回はパスしてしまった。


今年6月の様子(2011.06.04,10:58撮影)。

昨年8月の様子(2010.08.27,11:54撮影)。

いろは沼,湿原の中央にある潅木地帯の手前でパノラマ撮影(上山市),11:10
手前左の池塘で採集することにした。

いろは沼(上山市),11:11
採集する前に,池塘の手前にある枯れたイワショウブTofieldia japonica)を撮影。

いろは沼(上山市),11:12
やや離れているのでカップ付き指示棒を使って 採集(いろは沼-5)。 水垢がほとんど入ってこなかったせいか,原生生物は前回に比べてかなり少なめ。 観察が十分できなかったのも原因だろう。
観察された生物: 渦鞭毛虫の一種, 珪藻各種, アステロコッカス(Asterococcus sp.), サヤミドロ(Oedogonium), ミカヅキモ( Closterium intermedium), イボマタモ( Euastrum ampullaceum), トゲツヅミモ(Xanthidium armatum), ミジンコ,

いろは沼(上山市),11:13
潅木地帯のすぐ側にも縦長の池塘がある。ここでも採集することにした。 前回(下段)もここで採集した。


今年6月の様子(2011.06.04,11:00-11:01撮影)。

いろは沼(上山市),11:13
ここで採集(いろは沼-6)。 採集する様子を撮影するのを忘れた。
観察された生物: ディフルギア( Difflugia pyriformis), マルロモナス(Mallomonas)多数, 珪藻各種, ミカヅキモ( Closterium intermedium), ツヅミモ( C. pseudopyramidatum), イボマタモ( Euastrum ampullaceumE. humerosum), Hapalosiphon, ミジンコ, 共生藻を持つ渦虫類,

いろは沼,潅木地帯の脇を過ぎる(上山市),11:14
1〜3枚目:パノラマ撮影。 1枚目:潅木の先に休憩所の案内板の上部がわずかに見えて来た。 2,3枚目: 右に大きな池塘があるが,今回はパス。 後で記録を見た所,今年6月は採集しなかったが,昨年8月には前方のカーブしている辺で採集していた。

いろは沼,潅木地帯を過ぎると木道の右側に大きな池塘がある(上山市),11:15


今年6月の様子(2011.06.04,11:03撮影)。

昨年8月の様子(2010.08.27,12:00撮影)。
すでに草紅葉に変わりつつあった。水位はだいぶ下がっていたが,まだ水はあった。

2年前の8月(2009.8.25,11:55-11:56)の様子。 同じ8月末だが,この年は草紅葉になる直前だった。

3年前の7月(2008.7.13,11:00)の様子。 ワタスゲがちらほら。この頃が一番瑞々しい景色だ。

いろは沼,熊野岳(標高1841 m)を望遠撮影(上山市),11:15

いろは沼(上山市),11:15
木道から一番近い池端で,カップ付き指示棒を使って 採集(いろは沼-7)
観察された生物: Lesquereusia, ウロトリカ(Urotricha), 珪藻各種, コウガイチリモ( Pleurotaenium nodosum), ミカヅキモ( Closterium rostratum), ツヅミモ( Cosmarium globosum), ホシガタモ( Staurastrum brachiatum), イボマタモ( Euastrum ampullaceum), ハタヒモ(Netrium digitus), クロオコッカス( Chroococcus turgidus), ラブドデルマ(Rhabdoderma lineare), ミジンコ, センチュウ,

いろは沼(上山市),11:16-11:17
1,2枚目:木道が右に折れる手前の小さな池塘は干上がっていた(2枚目)。

Part VII: いろは沼〜登山道分岐〜いろは沼
2011.10.13, 11:17 - 11:25