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2011.06.04, Part III

又兵衛平 〜いろは沼

又兵衛平,少し進んで再度パノラマ撮影(山形市→上山市),10:42

羽衣の松(上山市),10:42
1枚目:手前から撮影。逆光。 2枚目:通り過ぎてから振り返って撮影。


2年前(2009.08.25)に撮影した羽衣の松。

3年前(2008.07.13)に撮影した羽衣の松。

5年前(2006.08.02)に撮影した羽衣の松。

「いろは沼」へ(上山市),10:43
1,2枚目:ショウジョウバカマHeloniopsis orientalis)と, 3,4枚目:フキPetasites japonicus)の雄株。

いろは沼」へ,残雪があった(上山市),10:44

いろは沼と観松平の分岐,ここは左へ(上山市),10:45

「いろは沼」へ(上山市),10:45-10:46
2枚目:進むにしたがい前方に熊野岳(標高1841m)が現れる。 3枚目:望遠撮影。

「遊歩道を新設しました」の案内がここにもあった(上山市),10:46
1,2枚目:パノラマ撮影。 1枚目:道の脇にやや汚れた「遊歩道を新設しました」と書かれた案内が木の枝にくくりつけてあった。
前回(2010.08.27)は,いろは沼の先,蔵王登山道へ入ってすぐのところに,これと同じ案内があった。 おそらくこれも昨年からすでにあったのだろうが,前回はここにも案内があるのには気づかなかった。
国土地理院の地図によると,いろは沼の北側にも湿地があるように描いてあるので, 前回は途中まで入ってみたが,道が険しくなったので途中で進むのを諦めて戻ってしまった(注)。
ここは道も乾いているようなので,いろは沼から戻った際に入ってみることにした。

注:その時も思ったのだが,新設したとあるが,実際は,かつてあった遊歩道(国土地理院の地図には描いてある)を復活させた模様。 後で出てくるが,GPSで確認したところ,ルートはかつての遊歩道をそのまま辿っていた。 よって「新設」ではなく復旧させたとした方がより正確だと思う。

いろは沼に到着(上山市),10:46

いろは沼,少し進んでパノラマ撮影(上山市),10:47

いろは沼,さらに進んで見晴らしが良くなったところで再度パノラマ撮影(上山市),10:47
1枚目:熊野岳(標高1841m)が遠くに見える。


昨年8月(2010.08.27,11:45撮影)の様子。

昨年7月(2010.07.10,10:54撮影)の様子。

2年前(2009.08.25,11:44-11:45撮影)の様子。 この時は前方に人が座っていてパノラマ撮影できなかった。

3年前(2008.07.13,10:51-10:52撮影)の様子。

5年前(2006.08.02,11:00撮影)の様子。

いろは沼,看板のある右の池塘(上山市),10:49

いろは沼(上山市),10:50
池塘の縁で採集(いろは沼-1a)。 雪解け直後のためか,原生生物の種数はやや少なめ。
観察された生物: トラケロモナス(Trachelomonas klebsii), 小型鞭毛虫数種, フセツボカムリ( Centropyxis aculeata), Centropyxiella, ディフルギア( Difflugia bacillariarumD. elegans), アミカムリ(Nebela collaris), ユーグリファ(Euglypha), トリネマ(Trinema sp.), Assulina, ウロトリカ(Urotricha), ロクソフィルム(Loxophyllum,大核2個), 共生藻を持つチラキディウム(Thylakidium), 珪藻各種, グロエオキスティス(Gloeocystis sp.), ミカヅキモ( Closterium dianaeC. intermedium多数, C. rostratum), アルスロデスムス( Arthrodesmus incus), ツヅミモ( Cosmarium pseudarctoum), ホシガタモ( Staurastrum connatumS. subavicula), イボマタモ( Euastrum affineE. ampullaceumE. gnathophorumE. humerosum), クロオコッカス(Chroococcus), ワムシ, ミジンコ, ケンミジンコ, センチュウ,

いろは沼(上山市),10:51
同じ池塘,腕を伸ばし,少し先にある池塘の底にある水垢を採集(いろは沼-1b)
観察された生物: マルウズオビムシ(Peridinium), 小型鞭毛虫数種, スファエラストルム(Sphaerastrum), クアドルレラ(Quadrulella symmetrica), プロロドン(Prorodon sp.), レンバディオン(Lembadion lucens), 共生藻を持つチラキディウム(Thylakidium), 共生藻を持つプラチオフリア(Platyophrya similis), 未同定の繊毛虫, Chrysostephanosphaera globlifera, 珪藻各種, グロエオキスティス(Gloeocystis sp.), ヒザオリ(Mougeotia,細い), カメガシラモ(Tetmemorus laevis), ミカヅキモ( C. intermediumC. rostratum), アルスロデスムス( Arthrodesmus incus), ツヅミモ( Cosmarium contractumCosmarium subtile ?, Cosmarium 細長い), ホシガタモ( Staurastrum furcatumS. simonyi), イボマタモ( Euastrum affineE. ampullaceumE. sinuosum), トゲツヅミモ(Xanthidium armatum), ハタヒモ(Netrium digitus), ダルマオトシ(Hyalotheca dissiliens), クロオコッカス(Chroococcus pallidus), ラブドデルマ(Rhabdoderma lineare), ユレモ(Oscillatoria), クマムシ, イタチムシ, センチュウ,

いろは沼,右カーブ沿いにある細長い池塘(上山市),10:52
この池塘の過去の様子はこちらをご覧ください。 ここは8月末になるとかなり干上がってしまう。 現在は雪解け直後なので水はたっぷりある。 この頃,右隣の薮の奥ではサラサラと水の流れる音がしていた。 これまではそのような音はしなかった(ような気がする)。 池塘の表面を見るかぎり水が流れているようには見えないが,湿原の下では雪解け水が流れているのだろう。

いろは沼,池塘の縁に咲いていた花(上山市),10:52
これは??)。

Part IV: いろは沼
2011.06.04, 10:53 - 11:09