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2010.09.05, Part X

栂池自然園(浮島湿原)

坂を登りきるとしばらく林の中を歩く(栂池自然園 ,小谷村),11:35

まもなく浮島湿原だが,鼻血が・・・(栂池自然園 ,小谷村),11:37-11:38
1枚目:ここまで暑さのわりには比較的軽快に坂を上がってきたが, この頃,鼻血が出て来た。 最初は汗が鼻の中に入ったのかと思ったが,鼻血だった(注)。 2枚目:道端に咲くオヤマリンドウ?やや小振り。 道幅が狭く,前後に人がいるのでゆっくり立ち止まって撮影することができない。 もっともこの時は鼻血を止めるのに必死で,それどころではなかったが,,。 日影の道で,歩きながら左手を下げてシャッターを押したがそれなりにピントが合った。 さすがは「瞬速フォーカス」?

注:山を歩いている間に鼻血が出たのは以前にもある。 それは,乗鞍高原を訪れた時(2005.05.28,写真なし)のこと。 一ノ瀬園地の奥にあるミズバショウ群生地を訪れた後,標高差150 m ほどのやや急傾斜の尾根を上がって 夜泣峠という場所へ出た時だった。車道へ出て近くの休憩所で休もうとした時,鼻血が出てきた。 比較的体調が良かったので,かなり急なところをいっきに登ったのが却って良くなかったようだ。 今回も状況はそれによく似ている。傾斜は乗鞍高原の時と比べてさほどでもないが(標高差は50mほどで水平距離は同じくらい), 暑さが加わったことで,鼻血が出てしまったようだ。いつも左から出る。 これは子供の時から同じ。生まれつき左の鼻の粘膜が弱いのかも知れない。

浮島湿原(標高1910 m)に到着,鼻血が・・・(現在位置,小谷村),11:39
ワタスゲ湿原の標高が1860 mなので,50 mほど登ったことになる。

浮島湿原,案内板が取り壊されていた(栂池自然園 ,小谷村),11:40
1枚目:前々回あった「栂池自然公園案内図」が消えていた。作り直すのだろう。 2枚目:前々回撮影した案内板(2006.8.11,11:28撮影)。

浮島湿原,少し進むと・・・(栂池自然園 ,小谷村),11:40

浮島湿原,道は三本に別れる(栂池自然園 ,小谷村),11:41
1枚目:左と中央は浮島湿原を周回するルート。 右が銀命水・モウセン池を経由して展望湿原へ向かうルート。 ただし,こちらは現在,木道の工事中で銀命水から先は通行止め。 展望湿原へ行くには浮島湿原の周回路の途中にあるやせ尾根を経由するルートに入るしかない(後出)。
2枚目:前々回の様子(2006.8.11,11:29撮影)。 これと比べると木道が新しくより歩きやすくなったことがわかる。

三本の木道を別々に撮影(栂池自然園 ,小谷村),11:41

上述のように,銀命水から先は通行止めという案内(栂池自然園 ,小谷村),11:41
これは事前にネットでチェックした際に情報を得ていた。

ということで左端の木道に入り,時計回りに湿原を一周する(栂池自然園 ,小谷村),11:41-11:42
1〜3枚目:左の木道に入ってしばらく歩いてから前〜右をパノラマ撮影。 2枚目:前方にやや大きめの池塘が見える。そのまん中に小さな浮島がある。
持参したポケットティシューをちぎって鼻に詰めているが,出血が多いためすぐに外まで血が滲んでくる。 途中で何度もティシューを替えながら歩く。 歩きながらだと心臓の動悸が激しいので,思うよう鼻血が止まってくれない。 立ち止まって休めばよいのだが,人の行き来きが結構あるので,人の目が気になりなかなか立ち止まれない。 また,日射しがかなりあり,ジッとしているのも辛いということもあった。

木道の左(周回路の外側)にも小さな湿原と池塘があった(栂池自然園 ,小谷村),11:42
1,2枚目:パノラマ撮影。

浮島湿原(栂池自然園 ,小谷村),11:42
前方に休憩所があるが,人が何人もいた。 鼻血を止めるために休憩したかったが,鼻血を出した情けない格好で同席するのもなんなのでそのまま通り過ぎた。

少し進んでからパノラマ撮影(栂池自然園 ,小谷村),11:43
1枚目:前方に浮島のある池塘が見える。 あの池塘に一番近い位置に休憩所がある。 下段は前々回,前の休憩所から浮島のある池塘を撮影したもの。


前々回の様子(2006.8.11,11:31撮影)。

浮島湿原,休憩所を過ぎた後の様子(栂池自然園 ,小谷村),11:45
前方に階段が小さく見える。この後,あそこを上がって高台に出る。 この辺までくるとだいぶ人通りも減った(それでも何組か通り過ぎたが)。

浮島湿原,その階段へ向かう途中に・・・(栂池自然園 ,小谷村),11:45

浮島湿原,木道に沿って細長い小池塘がある(栂池自然園 ,小谷村),11:46
前方右に小さな水たまりがある。採集したいが,まだ鼻血が止まらないので屈んで採集することができない。 しばらく立ったまま鼻血が止まるまで待つことにした。

浮島湿原,木道に沿って細長い小池塘(栂池自然園 ,小谷村),11:53
どうにか鼻血が止まったので,頭をなるべく下げないようにして 採集(浮島湿原-1)
観察された生物: カリキモナス(Calycimonas physaloides), 共生藻を持つチラキディウム(Thylakidium), 珪藻各種, ミカヅキモ(Closterium pronum), ツヅミモ( Cosmarium quadrifarium), ホシガタモ( Staurastrum hystrix), イボマタモ( Euastrum cuneatum), ハタヒモ( Netrium digitusN. oblongum), タテブエモ(Penium polymorphum), ネジモ(Spirotaenia condensata), Bambusina brebissonii, クロオコッカス( Chroococcus pallidusC. turgidus), シネココッカス(Synechococcus), ユレモ(Oscillatoria), ミジンコ, ワムシ, イタチムシ,


前々回もここで採集している(2006.8.11,11:35-11:36撮影)。

浮島湿原,階段が近付いた所で前右後をパノラマ撮影(現在位置,小谷村),11:54
1枚目:進行方向,高台に上がる階段があるが,階段の前には小さな水路がある。 前々回(下段)はだいぶ荒れていたが,今回は,階段部分も含めて,すべて新しくなっていた。 2枚目:浮島のある池塘が遠くに見える,3枚目:歩いてきた方向。


前々回の様子(2006.8.11,11:36-11:37撮影)。

高台に上がったところでパノラマ撮影(栂池自然園 ,小谷村),11:56

浮島湿原,ここは・・・パス(栂池自然園 ,小谷村),11:58

浮島湿原,ゆるく右にカーブ(栂池自然園 ,小谷村),11:58
1〜3枚目:パノラマ撮影。 右に池塘があるが,木道から離れ過ぎているので採集不可。

Part XI: 栂池自然園(浮島湿原〜モウセン池手前)
2010.09.05, 11:59 - 12:15