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2009.07.11, Part V

天狗原(1:乗鞍岳登山道沿い)

乗鞍岳登山道:残雪を上がり切ってから振り返って撮影(小谷村),11:28
下から上がってくる中年男性二人組の姿が見える。 このグループとは,途中で抜きつ抜かれつした間柄? さらに,その後からはやや若い男女の二人連れがやってきた。 男性は標高を測る装置(GPS?)を持参してきたらしく,現在の標高が2150m?を越えたのを確認して, 自己記録を更新した!と喜んでいた。

乗鞍岳登山道:まもなく天狗原(小谷村),11:30

天狗原の木道が現れた(小谷村),11:30

天狗原に到着(小谷村),11:31-11:32
1枚目:最初は幅広い木道だが, 2枚目:すぐにこのような二本に別れる。 その脇に水たまりが。

天狗原,木道脇に水たまりがあった(小谷村),11:35
ここは木道の周囲を含めて周辺一帯が水に浸かっている。 池塘なのか,水路なのか,判別がつかない。

天狗原(小谷村),11:35
とりあえず採集(天狗原-1)
観察された生物: クリプトモナス(Cryptomonas), ミドリムシ(Euglena sp.), トラケロモナス(Trachelomonas volvocina), 小型鞭毛虫数種, 小型太陽虫, フセツボカムリ( Centropyxis constricta), ユーグリファ(Euglypha strigosa), Assulina, スピロストマム(Spirostomum teres), ウロトリカ(Urotricha), プルーロネマ(Pleuronema), 小型繊毛虫数種, シヌラ(Synura), コッコミクサ(Coccomyxa), クレブソルミディウム(Klebsormidium), イボマタモ( Euastrum cuneatumE. humerosum), ハタヒモ(Netrium digitus), シネココッカス(Synechococcus), ユレモ(Oscillatoria), Hapalosiphon, ワムシ, ケンミジンコ, イタチムシ, センチュウ,

天狗原(小谷村),11:35-11:37
1〜3枚目:数歩移動。 木道周辺に育つこれは??), 4枚目:ここでも採集(天狗原-2)
観察された生物: 小型鞭毛虫数種, 小型繊毛虫数種, クロロモナス(Chloromonas), クレブソルミディウム(Klebsormidium), フタボシモ(Cylindrocystis), ユレモ(Oscillatoria),

天狗原,標柱がある場所(休憩所?)へ出る(小谷村),11:37-11:38
1枚目:少し進むと両側の潅木が消え,広々とした場所へ出た。 前方に見えるのは乗鞍岳(ないし,白馬乗鞍岳,標高2456m)。 手前には休憩所のような場所があり,先客達が休んでいた。 画面でもわかるが,ここの右にも木道の分岐があった。 地図には描かれていないが,右には標高2204mの小ピークがある。 おそらくそこへ向かう木道だろう。その近く(おそらく2204m地点?)には祠がある模様。 2枚目:休憩所?に立つ標柱。「天狗原,標高2180」

天狗原,休憩所の脇にある大きな池塘?というか池?(小谷村),11:38
1〜3枚目:休憩所の端からパノラマ撮影。 1,2枚目:池?の先を見ると,かつての登山道跡か, ないしは池塘を見るために人々が湿原に分け入ってできたと思われる裸地が池の縁に沿って続いている。

天狗原(小谷村),11:39
1枚目:水際の様子。木道からやや離れているので直接ピペットを差し込むことは無理。 2枚目:同じ位置から乗鞍岳の斜面にある雪渓を望遠撮影。 表面に溶けて水が流れた跡が幾筋も見える。

天狗原(小谷村),11:39
カップ付き指示棒を使ってここでも採集(天狗原-3)
観察された生物: 小型珪藻少々, ミクロスポラ(Microspora), ハタヒモ(Netrium digitus), フタボシモ(Cylindrocystis), シネココッカス(Synechococcus),

天狗原,先へ進む(小谷村),11:41-11:42
この辺はかつては一面のお花畑だったらしいが・・・今は見る影もなし。

天狗原,さらに先へ進む(小谷村),11:42
木道の周囲に潅木が増えてきた。 ここ天狗原は,もともと一面の湿原ではなく,湿原と潅木地帯が混在する場所のようだ。 しかし,今では湿原の裸地化が進んだことで,実質的には潅木地帯のように見える。
画像でわかるように,木道は前方で右に折れる。

天狗原,ここも池塘というよりは,たんなる水たまり?(小谷村),11:42-11:43

天狗原(小谷村),11:43
イワイチョウFauria crista-galli)がいたるところで咲いていた。 しかし,何故かミツガシワはまったく見当たらない。

天狗原,木道をさらに北西へ(小谷村),11:43-11:44
2,3枚目:チングルマGeum pentapetalum)の群生。

天狗原,荒れた景色が続く(小谷村),11:44
1,2枚目:パノラマ撮影。 右側(2枚目)もかつては一面の湿原だったのだろう(おそらく)。 今は表土が流失して河原のようになっている。

天狗原(小谷村),11:45-11:46
1枚目:干上がった池塘のような場所があった。 2枚目:表面にあるわずかな水を水垢とともに採集(天狗原-4)
観察された生物: クリプトモナス(Cryptomonas), 小型鞭毛虫数種, プロロドン(Prorodon sp.), 小型繊毛虫数種, ミクロスポラ(Microspora), フタボシモ(Cylindrocystis), シネココッカス(Synechococcus), ユレモ(Oscillatoria), Hapalosiphon, ワムシ,

Part VI: 天狗原(2:風吹大池・山ノ神へ向う登山道沿い)
2009.07.11, 11:47 - 12:02