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2009.07.11, Part II

栂ノ森駅〜栂大門駅〜自然園駅〜ビジターセンター前〜天狗原へ

栂ノ森駅に到着,歩いて栂大門駅へ(標高 約1570m,小谷村),10:15-10:16
3枚目:ゴンドラリフトの栂ノ森駅を出て,今度はロープウェイに乗り換えるが, ロープウェイの乗り場(栂大門駅)まではしばらく歩く必要がある。

栂大門駅へ,途中にある水芭蕉湿原(小谷村),10:17
2枚目:左に「栂の森,水芭蕉湿原,←入口」の案内がある。周辺案内図も。 これらは3年前にはなかった(参照:下段2枚目の画像)。 ここは最初に訪れた際(2005.7.3),立寄ったが中には適当な採集ポイントがなかったので, 前回(2006.8.11)は立寄っていない。今回もパス。


1枚目:上とほぼ同じ位置から撮影した3年前の画像(2006.8.11,10:15撮影)。 2枚目:同様に3年前に撮影した水芭蕉湿原の入口(2006.8.11,10:16撮影)。 この時は,地面近くに「つがのもり遊歩道,みずばしょう群生地まで3分」と書かれた板が設置してあった (画面左下)。

栂大門駅から栂池ロープウェイに乗車(小谷村),10:18-10:19
1枚目:駅に近付くと乗客がロープウェイに乗り込みつつあるところだった。 まもなく発車するはず。小走りで駅舎へ向う。 2枚目:私がロープウェイに乗車するやいなや発車。タイミングが良かった(注)。

注:栂池ロープウェイは通常,20分おきの運行。この時はタイミングよく乗れたが, 復路では発車直後に駅舎に入ったので20分待たされた。 なお,この往路では,車内アナウンスによると,人が多い時は10分間隔で運行するとのこと。 この時もそうだったようだ。

移動中は,同乗している乗務員が付近の景色の説明をしてくれる。 その説明によると,今年はオオシラビソ(アオモリトドマツ)の球果がたくさんできているそうだ。 木の上にできるのでロープウェイからだとそれがはっきり見える。 撮影しようとしたが,動いているのでうまくタイミングが合わず,撮影できなかった。

以前,崖が崩れていた場所の上を通過(小谷村),10:21
1枚目:初回(2005.7.3)は,栂池自然園を訪れた後,ロープウェイに乗らずに車道(林道白馬大池線)を歩いて下ったが, その途中で崖崩れが起きていた場所を撮影(注)。 2枚目:これは前回ほぼ同時刻(2006.8.11,10:22)に撮影したもの。 あまり変化はないが,最近は雨が多いせいだろう,道路脇の崖から水がしみ出している。 雨が大量に降ったり,地震などがあれば,また崩れそうだ。

注:この時は,道の途中にある 神ノ田圃湿原を訪れようとした。 しかし,早稲田大学の小屋の脇を通って湿原に近付こうとしたが, 木道の途中でクマ(らしき動物)に威嚇され,危うく襲われるところだったが,なんとか逃げ延びた。 詳しくはこちら

自然園駅に到着(小谷村),10:24-10:25
1枚目:駅に到着。 2枚目:駅を出て右へ。林道白馬大池線を歩いて自然園近くにある乗鞍岳登山口へ向かう。

栂池自然園の手前にある登山口から入ろうとしたのだが・・・(小谷村),10:27-10:28
1枚目:前方に栂池ヒュッテが見えてきた。 2枚目:そろそろこの辺で,右手に登山口が現れるはずだが・・・。 なお,右前方にいる男性は,この付近で写生を始める準備をしているところ。 私が天狗原,栂池自然園を訪れてロープウェイに戻ろうとする時にも写生を続けていた。

通行止めになっていた,後でその理由が判明する(小谷村),10:28
1枚目:その男性がいる少し先が乗鞍岳登山口だった。 しかし,このように「進入禁止」と書かれた黄色いテープがはられていた。 2枚目:これは3年前に撮影した画像。この時は通れたはずだが・・・(2006.8.11,10:28撮影)。 この時は,当然ながら理由は分からなかったが,この後,栂池ビジターセンター前にある登山口から入ってすぐにその理由がわかった(後述)。

とりあえず栂池自然園のビジターセンター前へ(小谷村),10:30
予定していた登山口が通行止めになっていたので, やむなく,上記のように,栂池ビジターセンター前にある登山口へ向かうことにした。
1,2枚目:栂池ヒュッテに近付いた所でパノラマ撮影。 画面の一番奥に写っているのが栂池ビジターセンター。

栂池自然園のビジターセンター前へ(小谷村),10:30
画面中央が栂池ビジターセンター。 この画像でわかるように,周囲にいた訪問客はほとんどが中高年ばかり(中年はわずか,多くは元気な高齢者)。 夏休み前なので子供連れは少なかった。 前回(2006.8.11)は夏休みの最中だったので,大勢の子供連れがいた。

栂池ビジターセンター前から登山道へ(標高 約1850m,小谷村),10:31
1〜3枚目:センターの手前に立ち,前→やや右→右とカメラを移動させて撮影。 3枚目:このように,センターの脇に登山口がある。

登山道入口にある注意書き(小谷村),10:31
「登山道入口,※自然園入口ではありません!!」とある。 なお,ここには「天狗原・・・約1時間」と書かれているが, 私の場合,実際この通りだった(10:31-11:30)(注)。 ただし,この時間は,この後,登山道の途中にある道標に書かれている時間とは一致しない(後出)。

注:例によって下りはこれよりも時間がかかった。 下り始めが12:48,登山口に戻ったのが13:54。7分ばかり余計にかかった。 下りでは途中あまり写真撮影していないし,今回は岩場歩きに適した新しい靴を履いていたのに(後述), これだけかかるのだから,やはり下りに弱い。

まず沢に架かる橋を渡る(小谷村),10:32
1枚目:登山口から入ると,すぐに沢に架かる橋を渡る。 この沢の名前は今のところ不明。国土地理院の地図(1/2500)には沢じたいが描かれていない。 2枚目:最近は雨が多いせいか,あるいは,まだ雪解けが終わっていないこともあってか, 大量の水が流れていた。こちらは上流方向。 3枚目:下流方向。

橋を渡って左折,右にさきほどの理由があった(小谷村),10:32
1,2枚目:パノラマ撮影。 橋の先はこのようなT字路になっている。ここは左へ。 2枚目:右側にはさきほどと同じように黄色いテープが張られていた。 3枚目:右側を正面から撮影。 橋が壊れていた。これが通行止めの原因のようだ(他にもあるかも知れないが,,,)。

乗鞍岳登山道,最初は歩きやすい砂利道だったが(小谷村),10:33
最初は西北西へ向けて歩くが,この先で右に折れて北北東向きに変わる。

ほどなくこのような岩だらけの登り坂に変わった(小谷村),10:33-10:34
1枚目:右に折れると,やや急な登りとなる。それにともない路面には大きな石がゴロゴロ。 2枚目: これまで履いていたトレッキングシューズは靴底がやや柔らかい(注1)のと, 長く履いていて右の靴の踵がかなりすり減っていた(注2)。 そこで,2日前に靴を買い替えたばかり。 今度は底の厚い,というか硬い(がやや重い)靴にした。 購入時は,今日履くことを想定していた訳ではなかったが, 幸いにも,今回の岩だらけの登山道には最適だった。

注1:この一つ前に履いていたトレッキングシューズは,靴底がより硬く岩場を歩くのが比較的楽だった。 同じメーカの同じタイプの靴を購入したつもりだったが,靴底が柔らかくなっていたので, これまで岩場を歩くのがやや辛かった。
注2:私は,昔(30年以上前)左足(脛骨と腓骨の両方)を骨折したことがあり, その後遺症で,左の足首がよく曲らない。 左足首の左半分が十分に曲らないため,着地すると,どうしても右半分に余計な負荷がかかってしまう。 これが長年続いたことで,左足は扁平足&外反母趾になってしまった。 また,足首が十分に曲らず,かつ,やや右に捩じれてしまうため,左膝に不自然な負荷が加わる。 そのため,数年前は膝を通る靱帯を痛めてしまい,しばらく思うように歩けなかった。 今も左膝周辺の筋は,すぐに弱りやすいし,油断をするとすぐに痛みだすので,常に注意しながら歩いている。
このため,ついつい右足の方で身体を支えようとするので,右の靴の踵ばかりがすり減る傾向にある。 平地で履く靴はそれほどでもないが,トレッキングシューズにはそれが顕著に現れる。 今回も左の靴の踵はほとんどすり減っていないが,右ばかりが半分以上すり減ってしまった。 これ以上履くのは危険と判断して買い替えることにした。

乗鞍岳登山道を北北東〜東へ(小谷村),10:34-10:37
1枚目:既述したように,登山道は右に折れて北北東向きとなり, 2枚目:その後,さらに右にカーブしてほぼ東向きとなる(この辺の標高は 約1890m)。

登山道が崩落している場所があった(小谷村),10:37
東向きになってほどなく前方に道が途切れている場所が現れた。
ここは急な斜面沿いに登山道が敷設されているが,何らかの理由で登山道を含む斜面が崩落したようだ。 最初はどうすれば・・・とうろたえたが,よくよく見ると,崩落した道の両端に短い梯子がある。 その周囲にはロープも張られていた。 また,梯子の間には,崩れかかった斜面に片足がやっと乗る程度の狭い通路があるのに気付いた。 どうやら,ロープにつかまって梯子を降り,その狭い通路を通って, ふたたびロープにすがって梯子を上がれば通れそうだ(注)。
ただし,中央の崩れやすい斜面を削って作られた狭い通路には,万が一のためのロープがない。 ここで足を滑らしたら大変だ。急な斜面を滑り落ちるのは必定。落ちたら怪我では済まないかも。
しばらく躊躇したが,進むしかないと観念し,気力で通過した。 恐かった。

注:ここは昨年(2008)から崩落が始まったらしい( 参照)。昨年はそれほどひどくはなかったが,時間とともに崩落が進み,次第に通行が困難になりつつあるようだ。

乗鞍岳登山道を東へ(小谷村),10:40-10:42
崩落地点を通過した後は,途中で左に折れ,尾根筋の道を上がっていく(標高1900〜1950m)。 この辺は丸太で土留めをした階段。比較的歩きやすい。

Part III: 乗鞍岳登山道:天狗原へ(1)
2009.07.11, 10:42 - 11:06