1 Contributors of these images
1; Ceratium sp.,
門/綱:2つのうねりのある溝が細胞表面にあり、1本は細胞の赤道上に( 横溝 cingulumという)、他方は縦に伸びている(縦溝 Sulcus)。 この溝に沿って鞭毛が配置されている。鞭毛の長さは不等長。 鞭毛は羽型と片羽型(または裸)のものがそれぞれ1本ずつある。 セルロース板でできた硬い殻をもつ。皮質(cortex)には放出体として 毛胞(trichocyst;糸胞ともいう)がある。 収縮胞をもたない。海産のものでは部分的に肥大した水嚢(Pusulen; pusules) をもち浸透圧調節を行っている。 数珠状の核をもつ。ヒストンがほとんどない。分裂の中間期でも染色体は凝縮したまま。 核分裂の際にクロマチンは紡錘糸と結合せず核膜と結合する。目:生活環の大部分を遊泳性で過ごす。
鞭毛は細胞腹部から出る。横溝がある。細胞外被に鎧板がある。
第一頂板が非対称形,底板と後挿間板が計2〜3枚ある。そのうちの1枚が背中側にずれる。
ツノモ属
Ceratium細胞は背腹方向につぶれた形。前方の殻板には角がある。後方の殻板には1〜3個の角がある。 後方の角はそのまま後方にまっすぐ伸びるものと,曲がって前方に向かうものとがある。 横溝はほぼ中央部にある。葉緑体は黄褐色。 Ref. Taylor (1976); Dodge & Crawford (1970) Coolia属 ****** Gambierdiscus属 ****** Gessnerium属 ****** ゴニオラクス属
Gonyaulax細胞は球状ないし多角形。横溝は中央部にあるが,両端が上下にずれる。 横溝は短い。縁が突き出すことはない。殻板は厚く,明瞭。模様がある。多くは後端に棘がある。 Ref. Taylor (1979); von Stosch (1969) Heteraulacus属 ****** Ostreopsis属 ****** Protoceratium属 ****** Protogonyaulax属 細胞は球形。横溝は明瞭で深い。核はU字形。葉緑体あり。一部の種は細胞が連結して鎖状となる。 多くは有毒。蛍光を発する。赤潮の原因のひとつ。 Ref. Taylor (1979) Triadinium属 ******
Subdivisions
Alexandrium | |
ツノオビムシ (ツノモ)属 Ceratium |
compressum, furca, fusus, hirundinella, trichoceros, tripos |
Coolia | |
Gambierdiscus | toxicus |
Gessnerium | |
Gonyaulax | grindleyi, polyedra, polygramma, spinifera |
Heteraulacus | |
Ostreopsis | |
Protoceratium | |
Protogonyaulax | tamarensis |
Triadinium | polyedricum |
References