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車軸藻綱 Charophyceae

emend. Mattox et Stewart, 1984
車軸藻植物門 Charophyta
| クロロキブス目 | クレブソルミジウム目 | コレオカエテ目 | シャジクモ目 | ホシミドロ目( → 接合藻綱) |

line
1 2
50 μm 100 μm 150 μm; x 400
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1-2; Chaetosphaeridium globosum (x 400),

門:葉緑体中にクロロフィル a, bを含み,光合成によりα-1, 4グルカンを主成分とするデンプンをつくり,葉緑体内に蓄える。

門/綱:シャジクモの仲間は、以下のような特徴から、陸上の有胚植物に系統的にもっとも近い と考えられている。
1) 有胚植物の細胞質分裂では分裂面に直角に微小管が形成され、それとアクチン線維と小胞が 一緒になって、隔膜形成体(phragmoplast)となるが、コレオケーテとシャジクモはこれに 非常によく似た構造を細胞質分裂時に形成する。
2) コレオケーテ、シャジクモ、アオミドロなどでは、陸上植物と同じように核包膜解放型で 残存性の紡錘体装置をもつ。
3) シャジクモ、フラスモ、コレオケーテ、クレブソルミディウム、クロロキブスなどの有鞭毛 の遊走子や配偶子などの遊泳細胞は多層構造体(MLS)か、または相同の「退化MLS」をもつが、 このMLS はコケ植物から裸子植物までの陸上植物の有鞭毛の精子にもみられる。これにたいして、 他の大部分の緑藻にはMLSがない。

この他の微細構造としては、ペルオキシソームの構造も陸上植物のものと似ていることがあげられる。 また、核や葉緑体のゲノムの比較研究からもこの考えは支持されている。 (Graham「陸上植物の起源」1996より)

クロロキブス目
 Chlorokybales
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クレブソルミジウム目
 Klebsormidiales
******
コレオカエテ目
 Coleochaetales
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シャジクモ目
 Charales
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緑藻植物門 Chlorophyta
  シャジクモ藻綱 Charophyceae
    シャジクモ目 Charales & 
    コレオケーテ目 Coleochaetales & 
    ホシミドロ目 Zygnematales &  → 接合藻門(綱) (「五つの王国」の場合)
    クレブソルミジウム目 Klebsormidiales & 
    クロロキブス目 Chlorokybales

    (Graham「陸上植物の起源」)

緑藻植物門 Chlorophyta
  車軸藻綱 Charophyceae
    (「生物学辞典」)

LINKS
シャジクモ藻綱 In: 藻類画像データ(筑波大)
The Charophytes at www.ucmp.berkeley.edu
Klebsormidiales at www.ucmp.berkeley.edu
Coleochaete In: PID at megasun.bch.umontreal.ca
Phragmoplast
More on morphology of Plantae at www.ucmp.berkeley.edu
Algae Gallery at Chapman Lab in chrs1.chem.lsu.edu
Phragmoplastin at www.oup.co.uk

Subdivisions
クロロキブス目 Chlorokybales Chlorokybus  
クレブソルミジウム目 Klebsormidiales Klebsormidium flaccidum
Raphidonema  
Stichococcus  
コレオカエテ目 Coleochaetales
(コレオケーテ目)
ケートスフェリディウム属
 Chaetosphaeridium
globosum
コレオケーテ属
 Coleochaete
nitellarum, orbicularis, pulvinata, scutata
シャジクモ目 Charales シャジクモ属 Chara braunii, stuartiana, zeylanica
フラスコモ属 Nitella axillaris, hyalina
シラタマモ属 Lamprothamnium  
ホシツリモ属 Nitellopsis  
Lychnothamnus  
Tolypella  

References

  1. 山岸高旺編著, 1999, 淡水藻類入門 - 淡水藻類の形質・種類・観察と研究, 内田老鶴圃.
  2. 千原光雄編著, 1997, 藻類多様性の生物学, 内田老鶴圃.
  3. Graham, L.E., 1993, Origin of Land Plants, John Wiley & Sons, Inc. , 1993
    渡邊・堀共訳, 1996, 陸上植物の起源 - 緑藻から緑色植物へ, 内田老鶴圃.
  4. 堀 輝三編, 1994, 藻類の生活史集成 第1巻 緑色藻類, 内田老鶴圃.
  5. 廣瀬弘幸・山岸高旺編, 1977, 日本淡水藻図鑑, 内田老鶴圃.

  6. Hausmann & Hülsmann, 1996, Protozoology, Thieme Medical Pub.
  7. 岩波・生物学辞典・第4版, 1996, 岩波書店.
  8. Margulis, L., Corliss, J.O., Melkonian, M. and Chapman, D.J. (eds.) , 1990, Handbook of Protoctista. Jones and Bartlett, Boston.
  9. ハウスマン, 扇元訳, 1989, 原生動物学入門、弘学出版.
  10. Margulis & Schwartz, 1988, Five Kingdoms; An illustrated guide to the phyla of life on earth., Second edition, Freeman and Company.
  11. Lee, J.J., Hutner, S.H. & Bovee, E.C. (eds.), 1985, An Illustrated Guide to the Protozoa., Society of Protozoologists.
  12. 猪木正三監修, 1981, 原生動物図鑑, 講談社サイエンティフィク.
  13. Kudo, R.R., 1966, Protozoology 5th ed., Charles C Thomas Publisher.


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