ペリクル表層部にある好銀性構造がつくる系で、特殊な鍍銀法で 検出される。
ただし、繊毛、キネトデスマ、微小管リボン、核など数多くの構造を染色する プロタゴール法(protargol method)による系は含めないのが普通。
銀線系には、繊毛基粒や細胞体表層部の繊維系のほか、ペリクル下の 特殊な液胞(泡室,アルベオール) の接触面やペリクル表層のくぼみなども含まれる。
これらは種ごとに特徴があり、現在も分類、比較形態学、形態発生学などの研究の有用な素材として 研究されている。
硝酸銀で染めた ゾウリムシ(Paramecium caudatum)