大町市八坂(旧八坂村) |
唐花見湿原 からけみ しつげん Part I |
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採集日:2008.06.01 | ウオッちず | で位置確認 |
唐花見湿原(大町市八坂,旧八坂村),10:39
1枚目:次の屈曲点。ここで北東向きから北向きに変わる。
角の板が新しくなっていた。
2枚目:ちなみにこれは昨年の同じ場所の画像。
唐花見湿原(大町市八坂,旧八坂村),10:39
木道が北向きに変わった後の様子。前方に初老の二人連れが見える。
今回を含めて,唐花見湿原はこれまで5回訪れているが,ここで人に会った記憶はほとんどない。
初回(2005.4.24)にもしかすると一人二人に会ったかも知れないが,それ以降はまったくない。
しかし,今回は,この二人連れの他に後から若い二人連れもやってきた。
画面に写っている二人連れは,この後,湿原の北端まで行って戻ってくる途中で再度出会って若干会話を交わした。
唐花見湿原(大町市八坂,旧八坂村),10:39-10:41
北向きに変わると木道周辺にウマスギゴケ(Polytrichum commune)が目立つようになる。
コケの上を毛虫が2匹(2枚目,4枚目)が這い回っていた。これは??
唐花見湿原(大町市八坂,旧八坂村),10:41
コケの脇にあるわずかな水たまりで採集(唐花見湿原-6)。
ここの原生生物は少ない。最近雨が多いので,一時的な水たまりなのかも知れない。
観察された生物:
渦鞭毛虫の一種,
共生藻を持つオフリディウム(Ophrydium),
ヒザオリ(Mougeotia),
ケンミジンコ,
唐花見湿原(大町市八坂,旧八坂村),10:43
1〜3枚目:北向きの木道の途中にある東への分岐手前でパノラマ撮影。ここは直進(北へ)。
分岐の先の木道が両方とも新しくなっていた。
下段の4枚目は,昨年(2007.6.4)の画像。
唐花見湿原(大町市八坂,旧八坂村),10:43
1枚目:北方向の木道。これは途中まで。32ないし33枚ほどが新しい板と交換された模様。
2枚目:東方向の木道。
3枚目:これは昨年の東向きの木道の画像。
唐花見湿原(大町市八坂,旧八坂村),10:44
北向きの木道。新旧の板の境目付近。木道脇ではコケが盛り上がっている。
唐花見湿原(大町市八坂,旧八坂村),10:45
潅木の脇のやや大きな水たまりで採集(唐花見湿原-7)。
糸状藻類の本体は
ヒザオリ(Mougeotia)と
ミクロスポラ(Microspora)。
観察された生物:
小型繊毛虫数種,
オーキスチス(Oocystis marsonii),
ミクロスポラ(Microspora),
ヒザオリ(Mougeotia),
ツヅミモ(
Cosmarium globosum or C. oblongum ?),
ホシガタモ(
Staurastrum dilatatum var. hibernicum),
ハタヒモ(Netrium digitus),
Bambusina,
唐花見湿原(大町市八坂,旧八坂村),10:46
途中から木道の一部が破損している箇所が目立つようになった。
唐花見湿原(大町市八坂,旧八坂村),10:47
この後,木道は何度か左右に折れ曲りながら全体として北へ向かう。
唐花見湿原(大町市八坂,旧八坂村),10:47-10:51
湿原の北側に来るとレンゲツツジ(Rhododendron japonicum)が目立つようになる。
昨年に比べるとやや蕾みが目立つように思えた。開花しているものもあるにはあったが。
また,花弁の一部がしおれているものもあり,やや生育状態がよくないようにも見えた。
長雨のせいかも。
唐花見湿原(大町市八坂,旧八坂村),10:51
1枚目:北向きの木道の二番目の分岐。ここを左へ行くと,西側の出口へ到達する。後でこちらへ入るが,
まずはこのまま北へ(やや右へ折れるので実際は北東向き)。
2枚目:この辺ではヤマドリゼンマイ(Osmundastrum cinnamomeum)の群生が目立つ。
唐花見湿原(大町市八坂,旧八坂村),10:52
ここも分岐周辺の木道が新しくなっていた。
1枚目:西側の木道。ちなみに3枚目は昨年(2007.6.4)の画像。
西側の木道は,すでに昨年の段階で途中の屈曲点付近から先が新しくなっていた。
今回は分岐の手前までの板が更新されていた。
2枚目:北側の木道。これも途中まで。
以下の画像は2007.6.4撮影
唐花見湿原(大町市八坂,旧八坂村),10:52
木道周辺ではヤマドリゼンマイ(Osmundastrum cinnamomeum)の群生が目立つ。
唐花見湿原(大町市八坂,旧八坂村),10:53
分岐を過ぎた後の最初の屈曲点手前にある水たまりで採集(唐花見湿原-8)。
ここではハタヒモ(Netrium)が大量増殖していた。
観察された生物:
クリプトモナス(Cryptomonas),
共生藻を持つ小型プラチオフリア(Platyophrya),
小型珪藻各種,
コッコミクサ(Coccomyxa),
ミクロスポラ(Microspora),
ハタヒモ多数(Netrium digitus,
大型と小型,両タイプのN. oblongum),
Bambusina,
ワムシ,
ケンミジンコ,
唐花見湿原(大町市八坂,旧八坂村),10:58
この後も何度か折れ曲ながら全体として東へ向かう。
唐花見湿原(大町市八坂,旧八坂村),10:59
これはハイイヌツゲ(Ilex crenata var. paludosa)?
唐花見湿原(大町市八坂,旧八坂村),10:59-11:00
1,2枚目:湿原北部を東西に横切る水路跡?手前で右に折れるが,,。
3枚目:その先の木道は古いままだった。
唐花見湿原(大町市八坂,旧八坂村),11:00-11:01
この付近の木道は昨年もかなり痛みが目立ったが,今年になってますますひどくなっていた。
あちこち破損している。用心してこの辺で引き返すことにした。
Part III: | 唐花見湿原 2008.06.01, 11:02 - 11:13 |