乗鞍高原 |
日陰の小道沿いの池
(ちどり池,他) |
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観察された原生生物名一覧(現在 18 種) |
採集日:2011.07.10 | ウオッちず | で位置確認 |
これまではこの乗鞍岳線をそのまま下って御池へ向ったが,,(松本市),14:57
1枚目:この道路の右手には池(ちどり池)があり,以前から訪れてみたいと考えていた。
これまでは時間が無かったので訪れたことがなかったが,昨年,御池近くの大野川学校前バス停でバス待ちをしている間に,
ちどり池を含めた周辺の散策コースの案内(3枚目)を発見。
コースの途中にはちどり池以外にも池や湿地があるようなので,今回は,そのコースを辿って御池へ向うことにした。
2枚目:色褪せた「ちどり池」と書かれた道標があった。
案内図によれば,この少し先に12段の階段があり,そこがコースの入口になっているはず。
3枚目:昨年撮影した「神社と池めぐりコース」の案内図(2010.08.04,16:07撮影)。
4枚目:これは4年前(2007.11.04)に一ノ瀬川沿いのサイクリングロードを歩いた際に撮影した「乗鞍高原案内図」。
ここには,「ちどり池」の隣に「ツボ池」の名前もある。
「神社と池めぐりコース」の案内図には,日陰の小道沿いに3つの池が描かれている(実際,3つあった,後出)が,「ツボ池」の名は無い。
今のところ,3つのうち,どれが「ツボ池」なのかは不明。
右に池が見えてきた,これが「ちどり池」だ(松本市),14:59
ちどり池,池の東岸沿いを進む(松本市),14:59
周囲を樹木に囲まれ落ち着いた雰囲気の池だが,池端はやや落ち込んでいる。水垢はあまりない。
泥ばかりが目立つ。原生生物はあまり期待できないが,,。
ちどり池(松本市),15:00
池端に近付ける場所があった。ここで採集(ちどり池)。
やはり原生生物は少ない。
観察された生物:
Lesquereusia,
ユーグリファ(
Euglypha acanthophora,
Euglypha sp.),
レマネラ(Remanella),
棘毛類繊毛虫,
珪藻各種,
ケンミジンコ,
カイミジンコ,
イタチムシ,
ちどり池,池の南端にある四阿が見えてきた(松本市),15:02
ちどり池,南端にある木道(橋?)を渡る(松本市),15:03
日陰の小道を北東へ,ゆるい坂を下る(松本市),15:04
名前の通り薄暗い樹林の中を歩く。
日陰の小道を北東へ(松本市),15:05
この道の左側には車道(乗鞍岳線)があるので,ときおり通過する車の音が聞こえる。
右手にはやや離れた場所に何かの建物があった。
日陰の小道を北東へ(松本市),15:06
これはヤマドリゼンマイ(Osmundastrum cinnamomea var. fokiensis)??
日陰の小道を北東へ,案内の通り左に最初の池(沼?)が現れた(松本市),15:07
日陰の小道沿いの池,その1(松本市),15:07
1枚目:遊歩道から池の水面を撮影。
水面の大部分はオヒルムシロ(Potamogeton natans)か
その仲間の葉で覆われている。
2枚目:その葉を望遠撮影。
日陰の小道沿いの池,その1(松本市),15:08
池の周囲は苔むした大きな岩で囲まれている。平坦な場所がない。
滑りそうな岩の上に足を降ろして池端へ近付く。
日陰の小道沿いの池,その1(松本市),15:08-15:09
1枚目:水底は落ち葉で覆われていた。水垢はほとんどない。
2枚目:落ち葉の下にピペットをつっこんで採集(日陰の小道沿いの池-1)。
3枚目:近くに大きな貝がいた。殻の全長は 5 cm 程。かなり大きい。裏返して撮影。
これはオオタニシ(Cipangopaludina japonica,タニシ科)??
観察された生物:
トラケロモナス(Trachelomonas sp.),
エントシフォン(Entosiphon),
スポンゴモナス(Spongomonas intestinum),
リピドデンドロン(Rhipidodendron),
小型鞭毛虫数種,
未同定のアメーバ,
ナベカムリ(Arcella sp.),
トリネマ(Trinema sp.),
カエネア(Chaenea),
小型繊毛虫数種,
ワムシ,
日陰の小道,GPSで現在地を確認(松本市),15:11
画面左下が「ちどり池」だ。
この池は地図に描かれていないが,この先に大きな池があるように描いてある。
おそらくそこが「ツボ池」だろう。
日陰の小道沿いの池,その2(松本市),15:12
池の大半は草で覆われていて,日陰の小道側はかなり干上がっている。
日陰の小道,道沿いに咲いていた花(松本市),15:12-15:13
これはイワガラミ(Schizophragma hydrangeoides)?
日陰の小道沿いの池,その2(松本市),15:14-15:16
1枚目:ここもさきほどの池と同様,道側の岸辺は大きな岩ばかり。足場が悪い。
2枚目:なんとか水際に近付いて採集(日陰の小道沿いの池-2)。
泥が入るばかり。落ち葉はあるが,水垢はほとんどない。
なお,さきほどのGPSの画像では,「ツボ池」らしき池の近くには人家が描いてあった。
ここは周囲は樹木に囲まれ建物は見当たらない。
「ツボ池」ではなさそうだ。
観察された生物:
渦鞭毛虫の一種,
クリプトモナス(Cryptomonas sp.),
小型鞭毛虫数種,
トリネマ(Trinema sp.),
共生藻を持つラッパムシ(Stentor polymorphus),
ディレプタス(Dileptus aculeatus),
デキシオトリカ(Dexiotricha sp.),
小型繊毛虫数種,
タルケイソウ(Melosira),
他の珪藻各種,
イカダモ(Scenedesmus quadricauda),
ヒザオリ(Mougeotia),
ダルマオトシ(Hyalotheca dissiliens),
Achromatium oxaliferum,
左にこれまでで一番大きな池が見えてきた(松本市),15:18
どうやらここがツボ池のようだ。
日陰の小道,近くの樹に取り付けてある「神社と池めぐりコース」の案内図(松本市),15:18
「現在地」の矢印が示す位置が違うように思うが,,。
日陰の小道沿いの池,その3,おそらくツボ池(松本市),15:19
1,2枚目:池端に近付いてパノラマ撮影。
ここも池端は大きな岩で囲まれている。
日陰の小道沿いの池,その3(松本市),15:20
池沿いに少し進むと開けた場所があった。ここで池端に近付きパノラマ撮影。
2枚目:池の北側に2,3軒の建物があった。地図のとおりだ。
やはりここがツボ池のはず。
日陰の小道沿いの池,その3(松本市),15:20
池の周囲はこのように大きな岩だらけ。さきほどの2つの池以上に水際までが遠い。
水際は深く落ち込んでいて,水垢もあまりなさそうだ。苦労して近付いても甲斐なしと考えて,採集を諦めた。
日陰の小道を北東へ,林を抜けて開けた場所に出た(松本市),15:21
1枚目:手前で沢に架かる板の橋を渡る。
2枚目:再度,昨年撮影した「神社と池めぐりコース」の案内図
(2010.08.04,16:07撮影)をここに示しておく。
日陰の小道を北東へ,畑の間を通っていく(松本市),15:21
1〜3枚目:パノラマ撮影。
日陰の小道を北東へ(松本市),15:22-15:23
道端に咲いていた花。この時は初めて見る花かと思ったが,後日,秋田県側の南八幡平にある
田代平を訪れた際(2009.06.28)に,麓にある孫六温泉の前に咲いていたのを思い出した。
これはジギタリス(キツネノテブクロ,Digitalis purpurea)。
左折するとすぐ先に舗装道へ出る,ここで右折(松本市),15:24
2枚目:道路沿いに大きなユリの花が咲いていた。
道沿いに咲く??(松本市),15:24-15:25
大きさはヤマユりくらいだが,ヤマユリの花弁に見られる赤い斑点がない。花弁は白色だが,わずかにピンクがかっている。
ササユリ(Lilium japonicum)??
乗鞍岳線に出たところで周囲をパノラマ撮影(松本市),15:27
1枚目:左が大野川学校前バス停。
左下に前回撮影した「神社と池めぐりコース」の案内が小さく写っている。
1,2枚目:道路の先にあるのが御池。これからあそこへ向かう。
2枚目:奥にあるのが大野川学校。