吉見町 |
旧荒川の流路跡(糠田橋南) |
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糠田橋(県道271号 今泉東松山線)の南に広がる荒川右岸河川敷に南北に細長い沼がある。
そこはかつての荒川の流路跡で,釣り場として利用されている。
観察された原生生物名一覧(現在 16 種) 注:近くには 吉見総合運動公園 がある。地図では運動公園は県道271号の北側にだけあるように描いてあるが, 2012.02.21にこの旧荒川の流路跡を訪れた後,流路跡の西側のエリアにある沼地へ向ったところ, そこも運動公園の一部であることを発見した。 ただし,まだ整地されてあるだけで,公園らしい設備は何もない。 |
採集日:2012.02.21 | ウオッちず | で位置確認 |
吉見総合運動公園北縁を東へ(吉見町),12:19
吉見総合運動公園北縁を東へ,糠田橋が迫る(吉見町),12:20
橋の手前にY字路がある,まずは直進(吉見町),12:21
橋梁の下はシートで覆われている。工事中だ。
まずは,直進して橋を渡る途中で撮影した「旧荒川」へ向う。
その後,ここへ戻り,右へ進んで糠田橋の南に広がる河川敷へ向う予定。
2008年03月の様子(2008.03.23,14:31-14:32撮影)。
糠田橋をくぐる(吉見町),12:21
橋の下はシートで覆われているが,道路の上は鉄板と鉄パイプが組まれている(2枚目)。
道が4本に分かれている場所で右折(鴻巣市),12:22
1枚目:左に1本。前方はすぐ先で2本に分かれている。右にも1本。
ただし,右の道は未舗装の砂利道だ。そのためか地図には途中までしか描かれていない。
そのため,事前の調査では旧荒川に到達できるか不明だった(後出するように実際は到達できた)。
2008年03月の様子(2008.03.23,14:33撮影)。
旧荒川へ(鴻巣市),12:23
手前に一台,遠くには何台もの車(今見えているのは9台)が停まっている。
どうやら旧荒川で釣りをしに来た人達の車のようだ。
今日は平日(火曜日)なのだが・・・。休日だともっと多くなるのだろう。
旧荒川へ(鴻巣市),12:24
畑の間に水際へ近付けそうな道?があった。入ってみる。
旧荒川へ(鴻巣市),12:25
道?は旧荒川へ向って続いている。
旧荒川が見えた(鴻巣市),12:25
一段下がったところに水面があった。
水際には釣りのために設置されたと思われる通路のようなものがある。
通路の前はわずかだが平坦な湿地のようになっている。
遠くからだと水際が落ち込んでいるように見えたので採集不可かと不安だったが,
これなら採集できそうだ。斜面を降りて水際へ。
旧荒川(鴻巣市),12:25
斜面を降りたところで再度パノラマ撮影。
旧荒川(鴻巣市),12:26
1枚目:釣り場の左側に小さな水たまりがあった。近付いて採集しようとしたが,周囲がぬかるんでいたので近付けなかった。
2枚目:この時,対岸に人の姿があった。車で釣りに来た人だろう。
旧荒川(鴻巣市),12:26-12:27
1,2枚目:釣り場へ向う桟橋のような場所の近くで
採集(糠田橋近くの旧荒川-1)。
落ち葉の表面がやや緑がかった薄茶色の泥のようなもので覆われている。
多少は期待できそうだ。結果はまあまあ。多くはないがまったくいない訳でもない。
観察された生物:
ミドリムシ(
Euglena spirogyra,
E. viridis),
小型鞭毛虫数種,
小型太陽虫,
コレプス(Coleps hirtus),
キロドネラ(Chilodonella cucullulus),
オキシトリカ(Oxytricha),
アンフィシエラ(Amphisiella),
ゾウリムシ(Paramecium caudatum),
下毛類繊毛虫2種,
シヌラ(Synura),
トリボネマ(Tribonema minus),
クロロモナス(Chloromonas),
ゲミネルラ(Geminella),
グロエオチロプシス(Gloeotilopsis),
旧荒川,斜面を上がって元へ戻る(鴻巣市),12:28
1枚目:左の木肌が薄緑色に染まっていた。
旧荒川,斜面を上がって元へ戻る(鴻巣市),12:28-12:29
木肌の表面にサンプリングチューブの口を擦り付けて
採集(糠田橋近くの旧荒川-2)。
薄緑色の正体はアパトコッカスだった。
ガードレールの表面などで煤煙と一緒に育つ気生藻だ。
観察された生物:
小型鞭毛虫数種,
小型繊毛虫数種,
アパトコッカス(Apatococcus),
糠田橋北側の分岐まで戻った,今度はここを左へ(吉見町明秋),12:32
左前方のさきほどまでいた吉見総合運動公園が見える。