山形市 |
月山 御浜池へ向う遊歩道沿いに点在する湿原
Part III: 遊歩道〜「のぞき」 |
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採集日:2012.08.22 | ウオッちず | で位置確認 |
御浜池へ向う遊歩道を北東〜北へ(庄内町),09:42
カーブが終わる頃,遊歩道の左に小さな縦長の池塘があった。
やや離れているが,幸いなことに左に潅木地帯があった(画像には写っていない)。
そこでさきほどと同様,潅木地帯の縁を歩いて近付くことにした。
御浜池へ向う遊歩道を北東〜北へ(庄内町),09:43
ここで採集(御浜池へ向う遊歩道沿いの湿原-8)。
観察された生物:
共生藻を持つチラキディウム(Thylakidium),
カメガシラモ(Tetmemorus laevis),
ツヅミモ(
Cosmarium globosum,
C. oblongum?(長い),
イボマタモ(
Euastrum crassum,
E. cuneatum),
ハタヒモ(
Netrium digitus,
N. oblongum),
タテブエモ(Penium polymorphum),
クロオコッカス(
Chroococcus pallidus,
C. turgidus),
ミジンコ,
ケンミジンコ,
潅木地帯を通る,足下は水に浸った岩場だ(庄内町),09:44
御浜池へ向う遊歩道を北へ(庄内町),09:45
1,2枚目:パノラマ撮影。
1枚目:左側にミズバショウ(Lysichitum camtschatcense)の葉がある。この辺は水路になっているようだ。
こういうところには原生生物はほとんどいないので,ここはパス。
2枚目:角材が置かれている。雨が降るとぬかるむのだろう。
「のぞき」からの眺め(庄内町),09:46-09:47
1〜3枚目:パノラマ撮影。ここは「のぞき」と呼ばれる場所のようだ。その名の通り見晴らしが良い。
前方に御浜池(2枚目)が見えた。
ここで遊歩道は左に折れるが,ここから先は剣ヶ峰の尾根沿いに急傾斜を降りることになる。
鎖場や鉄梯子のある危険な場所を通らなければならない。
また,ここから見るかぎり御浜池には原生生物はあまりいそうにないので,無理をしてまで近付きたくなるほどの場所ではない。
ということでここで引き返すことにした。
「のぞき」からの眺め(庄内町),09:47
1,2枚目:望遠モードにして再度パノラマ撮影。
1枚目:前方のピークが藁田禿山(標高 1213 m)。
その手前尾根の右側にある岩場は「東補陀落(ひがしふだらく)」といい,月山修験道の聖地らしい(注)。
岩場には観音菩薩の像が安置されているとか。
2枚目:こちらが御浜池(標高 約1000 m)。
注:東があれば,西もあるはず。
探したところ,あった。西補陀落というのは,月山の北東にある雨告山(あまもりやま,標高 1309 m)とその西を流れる
田麦川の間にある急峻な崖のどこか,らしい(雨告山の南?)。
詳しい位置は不明。西補陀落の画像が見つからないのでどんな様子かもわからない。
国土地理院の地図には雨告山周辺にはまったく遊歩道が描かれていないが,今でも西補陀落へ行き来する人はいるようだ。
「のぞき」からの眺め,御浜池(庄内町),09:47
望遠モードを最大にして撮影。水位がだいぶ下がっているようだ。
既述したように,ここから見るかぎり原生生物は期待できない。
「のぞき」にて(庄内町),09:47
足下を見ると,このようなものが・・・。
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