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2012.05.01, Part V

岩畳 四十八沼 南端〜中央部

長瀞 岩畳の南端(長瀞町),11:39
細長い水たまり(NT-02)の北端まで来た。 前回も書いたが,この辺は水たまりがあちこちに分散していてどこが北端なのかハッキリしない。

長瀞 岩畳の南端(長瀞町),11:39-11:40
前回と同じかどうか自信がないが,それらしい場所を選んで 採集(長瀞 岩畳,NT-02c)
観察された生物: クリプトモナス(Cryptomonas sp.), 小型鞭毛虫数種, アカントキスチス(Acanthocystis turfacea), フセツボカムリ( Centropyxis aculeata), ディフルギア( Difflugia oblongaDifflugia sp.), ペナルディア(Penardia), ユーグリファ(Euglypha filifera ?), コンディロストマ(Condylostoma), メソディニウム(Mesodinium pulex), クンショウモ(Pediastrum boryanum), イカダモ(Scenedesmus quadricauda), コエラストルム(Coelastrum morus), Dimorphococcus, ネフロキチウム(Nephrocytium shilleri), ヒザオリ2種(Mougeotia), アオミドロ(Spirogyra), ミカヅキモ(Closterium dianae), ツヅミモ( Cosmarium granatumC. turgidumCosmarium sp.), ダルマオトシ(Hyalotheca dissiliens), クロオコッカス( Chroococcus sp.), ユレモ(Oscillatoria), Scytonema sp., ミジンコ,


2012年04月の様子(2012.04.15,12:28-12:29撮影)。

長瀞 岩畳の南端から中央へ(長瀞町),11:41
前回は荒川の水面が見える岩畳の右側を歩いたが,こちらにはあまり水たまりがなかった。 この辺の航空写真を見ると,水たまりは岩畳の左寄りにある。 そこで,今回は左側を北に向って進んでみることにした。


2012年04月の様子(2012.04.15,12:30撮影)。

左へ寄るとすぐまた縦長の水たまり(NT-03)があった(長瀞町),11:42-11:43
1,2枚目:前方,後方にも小さな水たまりが続いている。 雨が降ると,水たまりがつながって水流が発生する場所かも知れない。 とすると原生生物はあまり期待できないが・・・。どうだろう? 3枚目:とりあえず 採集(長瀞 岩畳,NT-03)。 結果は予想通り。原生生物はわずか。
観察された生物: 小型鞭毛虫数種, ハルテリア(Halteria), ヒザオリ(Mougeotia)多数, ワムシ, ミジンコ,

岩畳の左側を北へ向って進む(長瀞町),11:45
1,2枚目:左側の林に近いので岩盤の上も草が多い。

岩畳の左側を北へ向って進む(長瀞町),11:45
1枚目:後ろ(南)を振り向いて撮影。 画面左の水たまりは,さきほど3箇所で採集した縦に細長い水たまり(NT-02)だ。 中央部が,長瀞 岩畳-3のサンプルを採集した小さな水たまり(NT-03)。 2枚目:同じ位置で北を向いて進行方向を撮影。 ここは水面から青々とした草(種類は?)が生えている。

岩畳の左側を北へ向って進む(長瀞町),11:46-11:47
水たまり(NT-04)の北端近くで 採集(長瀞 岩畳,NT-04)
観察された生物: ミドリムシ(Euglena ehrenbergii), アカントキスチス(Acanthocystis turfacea), フセツボカムリ( Centropyxis ecornis), ディフルギア( Difflugia elegansDifflugia sp.1Difflugia sp.2), Lesquereusia, ソライロラッパムシ(Stentor coeruleus), プロロドン(Prorodon sp.), ウロトリカ(Urotricha), ハルテリア(Halteria), 小型繊毛虫数種, アンソフィシス(Anthophysis), クンショウモ(Pediastrum boryanum), フタヅノクンショウモ(Pediastrum duplex), イカダモ( Scenedesmus arcuatusS. quadricauda), コエラストルム(Coelastrum morus), イトクズモ(Ankistrodesmus falcatus), サヤミドロ2種(Oedogonium), アオミドロ(Spirogyra), ホシミドロ(Zygnema), ツヅミモ( Cosmarium depressum ?), C. subspeciosum v. validius)(注), イボマタモ( Euastrum germanicum), ユレモ(Oscillatoria), ワムシ, ケンミジンコ, カイミジンコ,

ここの西に大きな池?があるはず(長瀞町),11:48
1,2枚目:少し進んだところで再度北側を撮影。 3枚目:GPSを確認。やや離れているが,ここから西側に池が描いてある。 近付けるかわからないが,とりあえず西へ進んでみることにした。

西側をパノラマ撮影(長瀞町),11:49
ここからは林しか見えない。

西へ向う道があった,進んでみる(長瀞町),11:49

この方向に池があるはずだが・・・(長瀞町),11:50
案内図もなければ,そこに到達できそうな道も見当たらない。これ以上進むのは無理のようだ。 引き返す。

岩畳の西縁に沿って土の踏跡が続いていた(長瀞町),11:53-11:54
2枚目:踏跡沿いにごく小さな水たまり(NT-05)があった。 水深も浅いので雨が降らないと干上がってしまう場所かも知れない。 3枚目:とりあえず 採集(長瀞 岩畳,NT-05)。 結果は予想通り。原生生物はわずか(種数)。
観察された生物: 渦鞭毛虫の一種(多数), ミドリムシ(Euglena sp.), トラケロモナス(Trachelomonas sp.), アニソネマ(Anisonema acinus), 小型鞭毛虫数種, ストケシア(Stokesia sp.)??, ツリガネムシ(Vorticella),

長瀞 岩畳,その先にやや大きな水たまりがあった(長瀞町),11:55
ここを「NT-06」とする。

長瀞 岩畳(長瀞町),11:56
ここ(NT-06)でも 採集(長瀞 岩畳,NT-06)
観察された生物: アスタシア(Astasia sp.), 小型鞭毛虫数種, フセツボカムリ( Centropyxis aculeataCentropyxis aerophilaC. ecornisCentropyxis sp.), ディフルギア( Difflugia sp), ユーグリファ(Euglypha), メソディニウム(Mesodinium pulex), ミドリゾウリムシ(Paramecium bursaria), 珪藻各種, クンショウモ(Pediastrum boryanum), イカダモ(Scenedesmus quadricauda), コエラストルム( Coelastrum cambricumC. morus), ヒザオリ(Mougeotia), アオミドロ(Spirogyra), ホシミドロ(Zygnema), ホシガタモ( Staurastrum biexcavatum?), Sphaerozosma excavatum ?, ワムシ, ミジンコ, ケンミジンコ, センチュウ,

Part VI: 岩畳 四十八沼 中央部(1)
2012.05.01, 11:58 - 12:13