荒川太郎右衛門地区自然再生事業の工事現場脇を通過中(桶川市),14:32
既述したが,ここは上池地区の「旧流路の部分的な掘削」現場だ。
記者発表資料によれば,ここ以外でも何箇所かで関連の工事が行なわれているらしい。
2枚目:オレンジネットフェンスの前に工事の案内が立っていた。
「自然再生のため湿地環境の整備を行っています,平成24年2月24日まで,
H22荒川太郎右衛門地区自然再生事業」とある。
平成24年2月24日というのは3日後だ。
どうみてもあと3日で工事が終わる雰囲気ではない。やや不思議。
注:「第29回 荒川太郎右衛門自然再生協議会」(2011.10.29)の参考資料-6,「航空写真」
によると,現在掘削が行われているのは,旧流路の東側のようだ。
ここから,この先にあるホンダアエポートの北端までの道路脇は,すべて「モトクロス場跡地」と記してある。
ということは,かつてこの辺は,現在の入間大橋のそばにあるあのモトクロス場(下段)と同じだったことになる。
・・・。
だとすると,当分の間(あと100年くらい?),原生生物の採集地としては期待できそうにない。
先月末(2012.01.27)訪れた高麗川の河川敷にもモトクロス場跡地らしい場所があった。
Google mapの航空写真ではそれらしいコースが写っているが,現地を訪れると,
あたり一面,草茫茫ですっかり変わり果てていた。
この後,入間大橋交差点から撮影したモトクロス場(本日,15:18撮影)。
荒川太郎右衛門地区自然再生事業の工事現場脇を通過中(桶川市),14:32
フェンスの中ではたしかに「旧流路の部分的な掘削」が行われていた。
Google mapの航空写真を見ると,この辺はわずかに旧流路だったことが分かる程度で,
一面草原になっている。そこを掘り返しているようだ。
ただし,この少し先には水辺が写っている。そこは今現在はどうなっているのだろう?
荒川太郎右衛門地区自然再生事業の工事現場脇を通過中(桶川市),14:33
さらに進んだ位置で南西〜北西をパノラマ撮影。
1枚目:道路際にまた案内があった。
タイトルは「荒川太郎右衛門地区自然再生事業,***上池試験掘削地***」とある。
下の方に「ここ「上池試験掘削地」では洪水により運ばれ池に堆積している土を取り除き,地下水により
どれくらい水が溜まるか,またどのような植物が生えてくるか,試験をしています。
国土交通省 荒川上流河川事務所・・・」と説明がある。
2枚目:さきほどくぐった太郎右衛門橋。
荒川太郎右衛門地区自然再生事業の工事現場脇を通過中(桶川市),14:33
道路の左側には細長いサーキットのような場所があるのだが,市販の地図にはいっさい描かれていない。
航空写真には写っているのだが,,。
そのサーキットを同じ車種(おそらくホンダ シビック?)の車が何台もぐるぐると走り回っていた。
いったいここは何なのか?まったくわからない。
走っている車が全部ホンダ車なので,おそらくホンダのサーキットだろうが。
荒川右岸河川敷を南西へ進む(桶川市),14:34
1枚目:左にはさきほどのサーキットのような場所が延々続く。
前方にはバイクの一団もいた。
2枚目:道は前方でわずかに左に折れて,南南東から南東に向きが変わる。
道路の右側は,上記のように,モトクロス場跡地が延々続く。
道は未舗装だが,この辺はまあまあ平坦で硬めなので,それほど走り難くはない。
途中にあった「立入禁止」の案内(桶川市),14:35
「ここは,「荒川太郎右衛門自然再生事業」の【試験区域】のため,立ち入らないで下さい」とある。
「荒川太郎右衛門地区自然再生事業」ではなく「荒川太郎右衛門自然再生事業」になっている。
「地区」が抜けている。
荒川右岸河川敷を南東へ進む(桶川市),14:35
右のサーキット場?の隣(荒川側)には,最近(2010)まで飛行船の発着場があった(下段)。
しかし,一昨年(2010年),会社が倒産したため,以後は飛行船の姿は見れなくなった。
対岸から撮影した飛行船。2010年04月の様子(2010.04.25,14:56-14:57撮影)。
ここで飛行船を見たのはこれが最後だった。
対岸から撮影した飛行船。2009年11月の様子(2009.11.15,11:54-11:55撮影)。
対岸から撮影した飛行船。2009年03月の様子(2009.03.15,14:02-14:03撮影)。
対岸から撮影した飛行船。2007年10月の様子(2007.10.18,11:59-12:00撮影)。
また案内があった(桶川市),14:36
タイトルは「荒川太郎右衛門地区自然再生事業,***湿地環境創出試験地***」。
下の方には「ここ「湿地環境創出試験地」では,地盤を色々な高さに造成し,地下水までの距離の違いによって,
どのような植物が生えてくるか,試験をしています。」と書かれている。
案内板の左を見ると,人が出入りしたらしい踏跡があるが,奥を見ても水辺は見当たらない。
とくに立入禁止とは書かれていないので,入ろうと思えば入れたが,
ここでゆっくりしている時間はないので,今回はパス。
荒川右岸河川敷を南東へ進む(桶川市),14:36
1枚目:左にバイク乗りの集団がいた。皆,背中にゼッケンを付けている。
マイクでさかんに説明していたが,何のことやら不明。
バイクや服装からするとレーサーには見えない。
もしかすると,警察関係者かも。ヘルメットなどは白バイのものとそっくりだ。
ここから下流にある治水橋の袂には埼玉県警の機動センター総合車両訓練コース
(地図には警察車両総合訓練コースとある)がある。
普段の訓練はそこでやるのだろうが,何か理由があってここで訓練をしている?のかも。
人が出入りした場所がまたあった(桶川市),14:37
奥にはやや開けた場所もあるが,周囲は葦原だらけ,・・・
と思ったが正しくはオギ(Miscanthus sacchariflorus,イネ科 ススキ属)という種類らしい。
水辺を探すとなると大変だ。その時間的余裕はないので,ここもパス。
荒川右岸河川敷を南東へ進む(桶川市),14:38
1枚目:左前方にホンダエアポートが見えてきた。
2,3枚目:右は相変わらずオギ原。前方に黒っぽく見える場所があるが,水はなさそうだ。
ただし,荒川太郎右衛門地区自然再生協議会が作成した植生図だと,あそこに「水面」があると記されている。
多少窪んでいるので,雨が多い時期には水たまりになるのだろう。
とその時,左裏から飛行機が降りて来た(桶川市),14:39-14:40
1枚目:降りてきたのは「セスナ式172型」?
3枚目:着陸寸前のところを望遠撮影。
ふたたび掘削現場が現れた(桶川市),14:40
案内(記者発表資料)によれば,ここは「湿地環境を目指した掘削」の現場のはずだ。
掘削現場の手前でパノラマ撮影(桶川市),14:41
1枚目:左手はホンダエアポートの駐機場。
2枚目:その脇に長い滑走路がある。前方にあるのはおそらく管制塔?
3枚目:「湿地環境を目指した掘削」現場。
さきほどの場所に比べて,ここはかなり深く掘り下げている。
少し行き過ぎてから「湿地環境を目指した掘削」現場を再度撮影(桶川市),14:41
Part XIV: | 荒川右岸河川敷を南下(ホンダエアポート脇〜旧荒川沿い) 2012.02.21, 14:42 - 14:53 |