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2010.08.28, Part VII

弥陀ヶ原:北側の木道を東へ

弥陀ヶ原の北側を通る木道を東へ,右に小さな島のある池塘が( 弥陀ヶ原,庄内町),09:47
前回(下段),前々回ともここで採集している。


前回の様子(2009.8.26,09:34-09:36撮影)。

小さな島のある池塘( 弥陀ヶ原,庄内町),09:47
1,2枚目:パノラマ撮影。 1枚目:島のように見えたのは大きな岩の回りに草が生えた場所だった。

小さな島のある池塘( 弥陀ヶ原,庄内町),09:47-09:49
1枚目: ここで採集(弥陀ヶ原-3b)。 前々回から前回へと原生生物の種数は減る傾向にあったが,今回も同様だった。 2枚目:ウメバチソウParnassia palustris)。 これも昨年同様,至る所で咲いていた。
観察された生物: リピドデンドロン(Rhipidodendron), ディフルギア( Difflugia elegans), Lesquereusia, クンショウモ(Pediastrum tetras), サヤミドロ(Oedogonium), ブルボケーテ(Bulbochaete), カメガシラモ(Tetmemorus laevis), ウネリマクラ(Docidium undulatum), ツヅミモ( Cosmarium globosum), イボマタモ( Euastrum cuneatumE. pinnatum), ハタヒモ(Netrium digitus), クロオコッカス(Chroococcus), メリスモペディア(Merismopedia), ミジンコ(Sida sp.), ワムシ, イタチムシ,

笹&潅木地帯を横切る( 弥陀ヶ原,庄内町),09:49

笹&潅木地帯を過ぎたところで前右後をパノラマ撮影( 弥陀ヶ原,庄内町),09:49

弥陀ヶ原の北側を通る木道を東へ( 弥陀ヶ原,庄内町),09:50
左前方に池塘を紹介する案内板が見える。よく見ると新しくなっていた。

弥陀ヶ原の北側を通る木道を東へ( 弥陀ヶ原,庄内町),09:50
木道脇で咲くオヤマリンドウGentiana makinoi)?, 随分背が低い。

弥陀ヶ原の北側を通る木道を東へ( 弥陀ヶ原,庄内町,現在位置),09:51

前回の様子(2009.8.26,09:37撮影)。

案内板が新しくなっていた( 弥陀ヶ原,庄内町),09:51
1,2枚目:柱はこれまでと同じだが,案内板の内容が変わっていた。 前回までは「弥陀ヶ原はどうしてできたのでしょう」というタイトルで湿原の形成についての解説だったが, 今回は写真付きで「池塘」のでき方についての説明になっていた。


1枚目:前回の様子(2009.8.26,09:37撮影)。 2枚目:前々回の様子(2006.8.3,09:46撮影)。

案内板の先にある出島付の池塘( 弥陀ヶ原,庄内町),09:51-09:52

出島付池塘,近付いてパノラマ撮影( 弥陀ヶ原,庄内町),09:52

出島付池塘( 弥陀ヶ原,庄内町),09:52
カップ付き指示棒を使って採集(弥陀ヶ原-4a)。 種数はさほど多くないが,比較的珍しい Groenbladia属の藻体に,これまた珍しい スティピトコッカス(Stipitococcus lauterbornei), が付着していた。 スティピトコッカスは前回(2009.8.26) もここで観察されている。 ここは希少種が棲む貴重な池塘といえるだろう。
観察された生物: 共生藻を持つLesquereusia or other genus ?, 共生藻を持つラッパムシ(Stentor fuliginosus?), スティピトコッカス(Stipitococcus lauterbornei)多数, イカダモ(Scenedesmus sp. 初観察), ボツリオコッカス(Botryococcus braunii), ブルボケーテ(Bulbochaete), ウネリマクラ(Docidium undulatum), イボマタモ( Euastrum pinnatum), ハタヒモ(Netrium digitus), Groenbladia sp.?多数, クロオコッカス(Chroococcus), メリスモペディア(Merismopedia), ユレモ(Oscillatoria), ミジンコ(Sida sp.), ワムシ,

出島付池塘の先にも池塘が続く( 弥陀ヶ原,庄内町),09:53

出島付池塘,しゃがんで撮影( 弥陀ヶ原,庄内町),09:54

出島付池塘の東端( 弥陀ヶ原,庄内町),09:54
ここでも採集(弥陀ヶ原-4b)
観察された生物: 渦鞭毛虫の一種, キクリディオプシス(Cyclidiopsis acus), 太陽虫の一種, 共生藻を持つラッパムシ(Stentor fuliginosus?), プロロドン(Prorodon sp.), Chlorobotrys, クンショウモ(Pediastrum tetras), ボツリオコッカス(Botryococcus braunii), グロエオキスティス(Gloeocystis sp.), ウネリマクラ(Docidium undulatum), ミカヅキモ(Closterium idiosporum), ツヅミモ( Cosmarium quadrifarium), ホシガタモ( Staurastrum sp., S. aciculiferumに似る), イボマタモ( Euastrum binale), タテブエモ(Penium polymorphum), Groenbladia sp.?多数, メリスモペディア(Merismopedia), ミジンコ, ワムシ,

出島付池塘の東端( 弥陀ヶ原,庄内町),09:54-09:55
これは,さきほど御田原参篭所近くでも撮影したが,, オオカサモチ?Pleurospermum camtschaticum)か, ミヤマセンキュウ?Conioselinum filicinum)。

Part VIII: 弥陀ヶ原:北側の木道〜東端の池塘へ向う木道
2010.08.28, 09:55 - 10:06