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2010.08.10, Part II

厳美渓〜須川高原温泉

県道49号 栗駒衣川線を左に分ける(国道342号,一関市),09:39
左は磐井川に架かる本寺橋。

矢櫃ダム脇を通過(国道342号,一関市),09:43
1枚目:左が矢櫃ダムの上流側の様子。 2枚目:2008年6月14日に起きた岩手・宮城内陸地震では,この辺の道路脇の崖が大きく崩れて道路を埋め尽くした。 あれから2年がたち現在では痕跡らしい痕跡は見当たらなかった(注)。 しかし,この先では,道路周辺のいたる所で道路整備や治山治水関連の工事が行われていた。

注:1枚目を前回の画像(下段)と比べると,先の方で湖面に土砂が迫り出しているのがわかる。 2枚目はそこを通った時の画像だが,道路脇に迫り出した裸地の部分は,崩落した土石を均してできたのだろう。

前回の様子(2007.6.24,08:11撮影)。

青空が見えてきた(一関市),09:44
1枚目:右端に「真湯温泉センター,真湯コテージ」まで7 kmの案内が写っている。 2枚目:空を見ると雲間から青空が見えていた。日射しも出て来た。

国道342号を北北西へ(一関市),09:46-09:48
1枚目:対岸で「国土を守る治山事業」と看板を掲げた工事が行われていた。 手前に橋があるが,手許の地図,及び,国土地理院の地図には描かれていない。 対岸で工事をするために新設されたのかも。 2枚目:防雪柵? 3枚目:おそらく杉の沢橋。

仮設の祭畤橋を通過,北側に新しい祭畤大橋を建設中(一関市),09:49-09:50
1枚目:ここは地震の際,3つに折れた祭畤(まつるべ)大橋があった場所。 現在は仮設の橋がかけられてあり,右に新しい祭畤大橋が作られつつあった。 3枚目:橋を過ぎて左→右へとカーブする。 4枚目:橋を過ぎてから振り返って工事中の現場を撮影。 手前が今通って来た仮橋。その奥に建設中の橋がある。まだ両岸とつながっていない。
追記(2012.07.30): 4枚目の画像をよく見ると,手前の仮設橋と奥の建設中の新しい祭畤大橋の間,かなり下方になるが 仮設橋の橋脚の先に小さな橋の一部が写っている。 あれは崩壊した祭畤大橋ができる以前に使われていた旧祭畤橋だ。 2012現在,仮設橋はすでに撤去されて姿を消しているが,あの旧祭畤橋はいまだに残っているらしい。

真湯大橋から先は地震で通行止めだった場所?(一関市),09:50-09:57
1枚目:磐井川に架かる真湯(しんゆ)大橋を渡る。 この先に温泉やキャンプ場がある。キャンプ場を過ぎると九十九折りの坂を上がっていく。 2,3枚目:左側の斜面の工事が行われていた(09:57)。

一ツ石橋,平沢橋を渡る(一関市),10:00-10:02
1,2枚目:磐井川の支流,一ツ石沢に架かる一ツ石橋を通る。 3枚目:「平沢橋」の案内。この先に橋があったがすぐに通過したので写すタイミングを失った。

「復興之碑」前を通過(一関市),10:03
真新しい駐車場があった。隅に「復興之碑」と彫られた大きな岩がある。
この後,何度もくねくねと曲る狭い山岳道路を通り,現在の標高 約600mからいっきに500m上昇し, 標高 約1120mの須川高原温泉まで上がっていく。

定刻(10:34)より早めに須川高原温泉に到着(標高 約1120m,一関市),10:28
1枚目:駅を出たのは定刻よりやや遅かったが,須川高原温泉には定刻より7分早く着いた。 2枚目:前回の様子(2007.6.24,08:54撮影)。 この時も定刻(09:04)よりやや早めに終点に着いた。10分前。

バスを降りたところで周囲をパノラマ撮影(一関市),10:29

須川ビジターセンター&駐車場&公衆トイレ(一関市),10:30

公衆トイレを出たところでパノラマ撮影(一関市),10:32

須川ビジターセンターにちょこっとだけ立寄る(一関市),10:33
1枚目:中に入ってみたが,基本的には以前とほとんど変わっていないように見えた。 2枚目:前回の様子(2007.6.24,09:00撮影)。 外観も変化なし。

須川高原温泉前をパノラマ撮影(一関市),10:34

前回の様子(2007.6.24,08:58-08:59撮影)。

復路のバス時刻を確認(一関市),10:34
1枚目:この時刻表によれば,日帰りの場合,滞在できるのは4時間26分(須川温泉10:34着-15:00発,定刻で計算)となる。 これが,前回は7時間36分(須川温泉09:04着-16:40発)だった(2枚目)。 前回は長過ぎ?で,今回は短すぎ?(注1)
2枚目:前回のバス時刻(2007.6.24,08:59 撮影,注2)。

注1:前回,7時間36分というのは栗駒山への日帰り登山客を考慮しているかと推察した。 しかし,これを3時間も短縮してしまったのはどうしてだろう? 日帰り登山客は見込んでいないのは確かだ(須川温泉に一泊していけ,ということ?)。 それでも登山に来た人が同乗者に一人いたが・・・。
注2:バスの運行の仕方も変わったようだ。 前回は,一関駅前発07:30〜須川温泉着09:04のバスが,そのまま09:40発の一関駅行きになり, その後,一関駅前発14:00〜須川温泉着16:04のバスが,そのまま16:40発の一関駅行きになるという具合で, 同じバスが1日2往復していた(はず)。 しかし,今回のバス時刻(1枚目)を見ると09:00に一関駅と須川温泉から同時にバスが出発するようになっている。 2本目もほぼ同様で,駅発は14:40,須川温泉発は15:00に出発する形になっている。 ということは,当然バスが2台必要になる。 また,午後の便で駅から須川温泉へ向かったバスは,須川温泉に一泊して翌朝,駅に戻ることになる。 実際,往路復路とも,途中で同じ路線バスと1回ずつすれ違った。
今の運行方式だと,一泊して早朝温泉から駅に戻ろうという客には都合がよいだろう。 従来の方式(駅から2往復)だと,温泉を出る時間を早めるには,駅の出発時間を07:30よりもさらに早くする必要があるが, そうなると早すぎて駅からの乗客がいなくなる恐れがあるからだ。
また,2便目が15:00とやや早まったのは,駅から須川温泉に上がってくるバスのためだろう。 駅を15:00に出た場合,温泉に着くのは17:00過ぎになる。夏場はよいが,日没が早まる春や秋だと, 暗くなって狭く急な山道を上がってくるのは危険なので,これ以上,遅くできなかったのだろう。
しかし,須川温泉から駅に戻る便は,暗くなるのは山を降りてからなのだからもっと遅くしてもよかったのではないだろうか? そうすれば,私のような日帰り客にとっては,滞在時間が長くなるので助かるのだが,,。 せめてあと1時間は遅くして欲しい(できれば1時間半?)。

Part III: 須川高原温泉〜国道342号沿いの小湿原
2010.08.10, 10:36 - 10:47