ふたたび傾斜がきつくなる(標高 約1150〜1190 m間を上昇中,長井市),12:58-13:02
この頃,「もうそろそろ傾斜が穏やかになって山頂に着くのでは」という淡い期待を持つようになっていたのだが,
それがふたたび傾斜がきつくなったので,精神的にややダメージを受けつつあった。
これだと頂上まで到達できないのでは,という不安を感じるようになった。
というのは,当初の予定では13:00頃か,少なくとも,13:30頃までには山頂から下り始めるつもりでいたからだ。
しかし,すでに13:00を過ぎ,あとどれくらい歩けば山頂に到達できるのか見当がつかなかった。
1時間程度,余裕をもって予定を組んでいたので多少予定をオーバーしても問題ないはずだが,
戻るのがあまり遅れると,切符を購入してある復路の新幹線に間に合わなくなる恐れがある。
そのため,前回(2010.6.20)の八ヶ岳の雨池同様,
途中で引き返した方が良いのではと思うようになった。
しかし,前回は雨池以外で採集できたから良いが,今回はまだまったく採集ができていない。
何も採集しないで手ぶらで戻ったのでは・・・という思いもあり,複雑な心境になっていた。
葉山山頂へ,南尾根を北上する(長井市),13:02-13:03
ズダヤクシュ(Tiarella polyphylla)。これも結構あった。
3枚目:ピンぼけ。
かなりくたびれたので坂の途中で休むことにした(長井市),13:05
上記のように,この時点ですでに予定を大幅に遅れつつあり,急がなくてはという焦りが生じていた。
しかし,それ以上に疲労感が強くなり,もうどうにも歩けなくなった。
そこで,坂の途中ではあるが,ここでしばし休憩することにした。
1枚目:進行方向。結構傾斜した上り坂。
2枚目:私の両足と,ボロボロになった地図。
3枚目:上がってきた方向。
画像ではわかりにくいが,前方の道の端と現在地の間で2 m くらいの標高差があるはず。
少し気を緩めると右にコロコロと転がり落ちそうな場所だ。
これまでは3〜4分程度の休憩しかとっていないが,その程度では疲れが回復しそうにないので,
ここでしばらく休むことにした(結果,10分の休憩となる)。
今はどの辺だろう?(長井市),13:05
上記のように,現在は標高 約1150→1190 mへ上がる途中。
地図を見ると1190 m地点の西側に標高1201.2 m の小ピークがある。
1190m地点からは,1180m→1170m→1180m→1190m→1200m→1210m→1220m→1230m(葉山神社&葉山山荘)と,
いったん20mほど下がった後,最後のゆるやかな上りが待っている(標高差 約60m)。
隣に咲いていたミヤマツボスミレ(長井市),13:11
ミヤマツボスミレ(ニョイスミレ,Viola verecunda var. fibrillosa),
小さい花なので薄暗いとなかなかピントが合わない。
徐々に傾斜が緩まり,やがて平坦になる(長井市),13:18-13:21
この辺が,上記の「西側に標高1201.2 m の小ピークがある」付近のはず。標高 約1190 m。
この辺はやや下り坂(現在地の確認,
長井市),13:22-13:23
ゆるやかに20mほど下っていく(標高1190 m → 標高1170 m)。
ミヤマツボスミレ(長井市),13:23
ミヤマツボスミレ(ニョイスミレ,Viola verecunda var. fibrillosa)の群生。
ふたたび徐々に上り坂に変わる(長井市),13:24
現在の標高 約1170 m 前後。ここから頂上近くの葉山神社&葉山山荘までは水平距離で500 m ほど。
あとわずかだ(標高差 約60 m,1170 m→1230 m)。
葉山山頂へ(長井市),13:27-13:28
エンレイソウ(Trillium smallii)の群生
3枚目と5枚目はピンぼけ。
これはタチツボスミレ?(長井市),13:28
タチツボスミレ?(Viola grypoceras)
Part XI: | 〜葉山山荘・葉山神社〜葉山山頂湿原(御田代) 2010.06.26, 13:30 - 13:42 |