HOME | 研究資料館 | 地域検索 | 採集の記録 | 2010 . 06 . 26 | お知らせ

2010.06.26, Part X

葉山山頂へ(南尾根を北上する-4)

ふたたび傾斜がきつくなる(標高 約1150〜1190 m間を上昇中,長井市),12:58-13:02
この頃,「もうそろそろ傾斜が穏やかになって山頂に着くのでは」という淡い期待を持つようになっていたのだが, それがふたたび傾斜がきつくなったので,精神的にややダメージを受けつつあった。 これだと頂上まで到達できないのでは,という不安を感じるようになった。
というのは,当初の予定では13:00頃か,少なくとも,13:30頃までには山頂から下り始めるつもりでいたからだ。 しかし,すでに13:00を過ぎ,あとどれくらい歩けば山頂に到達できるのか見当がつかなかった。 1時間程度,余裕をもって予定を組んでいたので多少予定をオーバーしても問題ないはずだが, 戻るのがあまり遅れると,切符を購入してある復路の新幹線に間に合わなくなる恐れがある。 そのため,前回(2010.6.20)の八ヶ岳の雨池同様, 途中で引き返した方が良いのではと思うようになった。 しかし,前回は雨池以外で採集できたから良いが,今回はまだまったく採集ができていない。 何も採集しないで手ぶらで戻ったのでは・・・という思いもあり,複雑な心境になっていた。

葉山山頂へ,南尾根を北上する(長井市),13:02-13:03
ズダヤクシュTiarella polyphylla)。これも結構あった。 3枚目:ピンぼけ。

ここでは珍しい木の根が露出した場所(長井市),13:03

かなりくたびれたので坂の途中で休むことにした(長井市),13:05
上記のように,この時点ですでに予定を大幅に遅れつつあり,急がなくてはという焦りが生じていた。 しかし,それ以上に疲労感が強くなり,もうどうにも歩けなくなった。 そこで,坂の途中ではあるが,ここでしばし休憩することにした。
1枚目:進行方向。結構傾斜した上り坂。 2枚目:私の両足と,ボロボロになった地図。 3枚目:上がってきた方向。 画像ではわかりにくいが,前方の道の端と現在地の間で2 m くらいの標高差があるはず。 少し気を緩めると右にコロコロと転がり落ちそうな場所だ。
これまでは3〜4分程度の休憩しかとっていないが,その程度では疲れが回復しそうにないので, ここでしばらく休むことにした(結果,10分の休憩となる)。

今はどの辺だろう?(長井市),13:05
上記のように,現在は標高 約1150→1190 mへ上がる途中。
地図を見ると1190 m地点の西側に標高1201.2 m の小ピークがある。 1190m地点からは,1180m→1170m→1180m→1190m→1200m→1210m→1220m→1230m(葉山神社&葉山山荘)と, いったん20mほど下がった後,最後のゆるやかな上りが待っている(標高差 約60m)。

隣に咲いていたミヤマツボスミレ(長井市),13:11
ミヤマツボスミレ(ニョイスミレ,Viola verecunda var. fibrillosa), 小さい花なので薄暗いとなかなかピントが合わない。

やや長い休憩を終えて再度坂を上がる(長井市),13:14

ここにも熊の糞(長井市),13:15

急傾斜を左へ曲がる(長井市),13:15-13:16

徐々に傾斜が緩まり,やがて平坦になる(長井市),13:18-13:21
この辺が,上記の「西側に標高1201.2 m の小ピークがある」付近のはず。標高 約1190 m。

この辺はやや下り坂(現在地の確認, 長井市),13:22-13:23
ゆるやかに20mほど下っていく(標高1190 m → 標高1170 m)。

ミヤマツボスミレ(長井市),13:23
ミヤマツボスミレ(ニョイスミレ,Viola verecunda var. fibrillosa)の群生。

ふたたび徐々に上り坂に変わる(長井市),13:24
現在の標高 約1170 m 前後。ここから頂上近くの葉山神社&葉山山荘までは水平距離で500 m ほど。 あとわずかだ(標高差 約60 m,1170 m→1230 m)。

葉山山頂へ(長井市),13:27-13:28
エンレイソウTrillium smallii)の群生
3枚目と5枚目はピンぼけ。

これはタチツボスミレ?(長井市),13:28
タチツボスミレ?Viola grypoceras

Part XI: 〜葉山山荘・葉山神社〜葉山山頂湿原(御田代)
2010.06.26, 13:30 - 13:42