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2009.05.24, Part V

上田谷地(観察デッキ〜西&南側の周遊散策道)

上田谷地へ(加美町),11:12
散策道に入ってほどなく,道標のある場所が現れた。

上田谷地へ,北側の周遊散策道は通行不可(加美町),11:13-11:14
1枚目:その道標。右が「上田谷地」方向。 2枚目:前方にも道があったが,その地面には「この先通り抜け出来ません」の看板が。 既述したように,古い案内図だと,この先には谷地の北縁を通る遊歩道(ここでは散策道)が描いてある。 しかし,現在はこのように通行止めの状態。 入口にある案内図では,この北縁を通る遊歩道はすでに無いものとして描いてある。 結局,ここでは右に折れるしかない。

上田谷地へ(加美町),11:14
1枚目:右に折れると前方に木道があった。 2枚目:その脇ではミズバショウLysichitum camtschatcense)が大きく葉を広げていた。

上田谷地の観察デッキと周遊散策道の分岐(加美町),11:15
木道はすぐに終わるが,その先に前と右への分岐があった。 左には「↑上田谷地(観察デッキ),周遊散策道→」と書かれた道標が。 これも既述したが,古い案内図だと観察デッキの先は行き止まりで,まさに観察するためのデッキとして描かれている。 しかし,後でわかるように,現在は,観察デッキの先にも踏み跡のような道が続いている。
この時は,周遊散策道を辿って上田谷地の南縁沿いにある別の沼へ向かうつもりでいたので, 右折することになるが,その前に観察デッキの様子を見てみようと,ひとまず前進してみた。

観察デッキのはずだが,その先にも散策道が続いていた(加美町),11:15-11:16
1〜3枚目:途中にデッキらしき場所(2枚目)があったが,その先にも木道が続いていた。 4枚目:やがて木道は終るが,さらにその先にも「道」があった。 見た目は踏跡のようにも見える。あたりには何の道標も無い。 入口にあった案内図を見れば,ここを左(東)へ進むと田谷地沼へ到達することがわかるが, 生憎,持参した地図はネットにある古い案内図をプリントしたものだったので,この先がどうなっているかわからなかった。 そこで,とりあえず当初の予定通り,湿地を周回する散策道を通って,途中にある南側の沼(名称不明)を経由した後, 田谷地沼へ向うことにした。

とりあえず分岐に戻り,,,(加美町),11:18
ここを左折(西進)。

周遊散策道を西へ(加美町),11:18
左折した後の様子。 1枚目:最初は普通の山道だが, 2枚目:すぐに木道に変わった。

周遊散策道を西へ,ミズバショウが大きく葉を広げていた(加美町),11:19
木道の周囲は水びたし状態。 そこには大きく育った ミズバショウLysichitum camtschatcense)が。 花が咲いている頃だと,大勢の訪問客がいたのだろう。。。

周遊散策道を西へ,これはムシカリ?ではなくヤブデマリ(加美町),11:19
ヤブデマリViburnum plicatum var. tomentosum)。 この白い花が目立った。タニウツギほどではないが,あちこちで目に入った。

周遊散策道,ここで直角に折れて南向きとなる(加美町),11:21
1,2枚目:パノラマ撮影。 西に向っていた木道はここで直角に折れて,南向きに変わる。 木道は桟橋状で,かなり古そう。至る所に苔が生えている。 しかし,痛んではいない。丈夫な素材を使ったのか,それとも訪問客がそれほど多くないのが幸いしているのか,,。 理由は不明だが,これほど苔むした木道を見るのは始めて。 かなり湿気が多いのが第一の原因だろう。

周遊散策道を南へ,木道が苔むしていた(加美町),11:22
1枚目:木道は水面(ないし地面)から結構高い位置に敷設されている。 二本あるので,すれ違っても問題ない。 とはいえ,今回はこの散策道を歩いている間,誰とも遭遇しなかったが・・・。 2枚目:大きな葉を広げたミズバショウLysichitum camtschatcense)。

周遊散策道を南へ,途中から普通の山道になる(加美町),11:22
途中で普通の山道となるが,狭く両側から草木が迫っているため,あやうく道を見失うほど。 周遊散策道というよりは,踏跡程度の道のようにも思えて若干不安になりつつ先に進んだ。

周遊散策道を南へ(加美町),11:23-11:24
途中の道端に咲いていた花。これは ??)。

周遊散策道,T字路を左折(加美町),11:25
すると突然,幅広い未舗装道に出た。 車も通れるほどの幅がある道だ。 後で気づいたが,これはかつてここが保安林だった頃,保安林の周囲に敷設された管理用の道路のようだ (参照)。

周遊散策道を東へ(加美町),11:25
1枚目:さてどちらへ進めばよいかと思いつつ,左を見ると車止めがあった。 どうやらあの先が周遊散策道の「続き」らしい。 2枚目:車止めを越えて東へ進む。

左に上田谷地を見ながら周遊散策道を東へ(加美町),11:26
1,2枚目:パノラマ撮影。 散策道は木陰になって薄暗いが,左を見ると日当たりのよい草地が広がっていた。 あの辺が「上田谷地」なのだろう。

周遊散策道を東へ(加美町),11:27-11:30
1枚目:道は中央だけ草が生い茂り,その両側は裸地の状態。これはかつての轍の名残りだろう。 最近まで車が通っていたことが窺われる。 2,3枚目:案内図によると,この道の途中に近くに沼があるはずなので右にその沼へ至る道を探しつつ歩く。

ここが南にある湿地?かと思ったが(加美町),11:31
1,2枚目:パノラマ撮影。右に入れるように見える場所があった。しかし,・・・。

踏跡,のようには,見えない?(加美町),11:31
正面から先を覗いたが,道が続いているようには見えない。 錯覚だったようだ(注)。

注:この後,湿地へ入る道を見つけたが,案内図を見ると,その道はぐるりと右に曲ってこの辺に戻ってくるように描いてある。 もしかすると,ここがその出口だったのかも知れない。 ここは人がほとんど通らないため,道そのものが消えてしまったのだろう。

Part VI: 南側の湿地〜田谷地沼へ
2009.05.24, 11:32 - 11:47