東水橋を渡って左折すると前方に埼玉用水路に架かる新小稲荷橋が現れる(行田市須加),12:01
新小稲荷橋の手前から埼玉用水路をパノラマ撮影(行田市須加),12:01
埼玉用水路(さいたまようすいろ)は,左前方(1枚目)から南へ向って流れてきて,新小稲荷橋(1,2枚目)付近からカーブして東向き(3枚目)に変わる。
まずは埼玉用水路の左岸沿いを東へ(行田市須加),12:02
埼玉用水路は両岸とも車が通れるようだが,最初は橋を渡り道幅の広い左岸沿いに入った。
川上橋を渡って右岸へ移動してみると・・・(行田市須加),12:03
しかし,途中で右岸の様子が気になり,右岸へ移動してみることにした。
上の写真でもわかるが,左岸は車が通るが,右岸は車が通らないので右岸を走った方が良いのではと思ったからだ。
また,後で気づいたが,左岸沿いには埼玉用水路の案内板などは設置されていないが,
右岸沿いには水路名の看板や,水路の説明などが何ケ所かにあった。
このことから右岸沿いの道は,歩行者・自転車専用道とはなっていないが,実質的にそれに近いものとして整備されているようだ。
埼玉用水路右岸沿いを東へ,用水路の案内があった(行田市須加),12:03
1枚目:右岸沿いは,このように道幅が狭く路面も多少荒れているが,
2枚目:このようなあきらかに歩行者,ないし,自転車で通る人を意識した案内板,
「利根導水路探訪6,埼玉用水路(行田工区)」があった(注1)。
この案内板によると,埼玉用水路は昭和43年(1968年)に出来て,平成13年(2001年)に改修されたとある。
その全長は「約16.7km」。
「それまでの羽生領,葛西,稲子,古利根の4つの取り入れ口(口)を利根大堰に合わせ集めた(合)ことから,
この水路を『合口連絡水路』とも呼んでいます。」
ということで埼玉用水路は別称,合口連絡水路であることがわかる(注2)。
注1:「利根導水路探訪6」とあるが,この後,羽生市街地,旭橋の下流側にある東谷分水工にも
「利根導水路探訪9,葛西用水路(東谷分水工)」という案内板があった。
ただし,現在のところ「利根導水路探訪」で検索しても何もヒットしない。
注2:葛西=葛西用水路(この後通る),古利根=古利根川,ということで,この2つは現在も名前が残っているが,
後の2つ,羽生領・稲子用水路については地図等には名前が残っていない。
色々調べると,羽生領用水路というのは,埼玉用水路から分岐する羽生市内を通る複数の用水路の総称ということが判明。
後で出てくる「南方用水」や「四ヶ村用水」というのもその一部だった
(
参照,注,PDFファイル)。
一方,稲子用水路は,羽生市の稲子地区から分岐する水路らしいのだが,,
手持ちの地図やネット上の地図では水路は描いてあるものの名前が付記されていない。
よって詳細不明。
埼玉用水路右岸沿いを東へ,豊年橋の袂を通過(行田市須加),12:04
1枚目:橋名の確認。
2,3枚目:橋から左岸の様子を撮影。
このように車道とフェンスの間に「緑地帯」がある。
これは上の案内図にある
「農業用水合理化事業である『利根中央用水事業』が実施され,水路が新しくなるとともに,
水路の形を変えたことで新たに遊歩道や緑地帯ができるようになりました。」という文に対応したものだろう。
埼玉用水路右岸沿いを東へ,久保内橋の袂を通過(行田市須加),12:07
上の豊年橋と,この久保内橋の間にも2つの橋(高畑橋,宝橋)がある。
以前はサイクリングロード沿いの橋をこまめに撮影した時もあったが,
今回はあまりに橋が多い上,この後も様々な場所を訪れる予定なので,
ここですべての橋を撮影していると途中でデジカメのメモリが足りなくなる恐れがあった。
そこで,今回はなるべく控えめに撮影することにした。
それでも最終的には過去第二位の撮影枚数(601枚)になってしまったが・・・。
埼玉用水路右岸沿いを東へ,玉に傷(行田市須加),12:08-12:09
1枚目:この後も延々と東に向ってほぼまっすぐな道が続く。
すれ違う車はまったく無い。途中ですれ違ったのは犬を連れて散歩する人,4,5人のみ。
他の自転車は一台も見なかった。快適快適・・・だが,
2枚目:唯一の欠点(注)はこの路面。
先日(2009.2.7)走った「水と緑のふれあいロード」ほどひどくはないが,
コンクリートの路面の間からゴム状のものがはみ出している。これを乗り越えるたびにタイヤがガタガタする。
注:唯一ではないかも。この時は,水路沿いということのためか,
道沿いにたくさんの小さな羽虫(蚊に似た形のもの)が群れていた。
その集団を通過するたびに顔や口,上着にベタベタとくっついてしまい,振払うのが大変だった。
埼玉用水路右岸沿いを東へ,谷田橋の袂を通過(行田市須加),12:12
さきほど通過した久保内橋とこの谷田橋(やたばし)の間には4つの橋(中橋,清水橋,朝日橋,雷電橋)がある。
とにかく橋が多い。
埼玉用水路右岸沿いを東へ,前方に見えてきたのは共栄橋(行田市須加),12:13
共栄橋は県道59号 羽生妻沼線の一部。
画面右に「マルギン」という名前の建物が写っている。
地図にも名前がある。マルギン行田羽生店というパチンコ店らしい。
日曜日というのに駐車場には車が一台もない。
ネットには2008.1にリニューアルオープンという情報もあるのだが・・・。
埼玉用水路右岸沿いを東へ,共栄橋の袂を横断(行田市須加→羽生市上新郷),12:15
1〜3枚目:パノラマ撮影。
既述したように,前を通るのは県道59号 羽生妻沼線。
1枚目:対岸の交差点は信号付き。
3枚目:前方には車止めがあった。
ここから先は歩行者・自転車専用道ということか。とくにその案内はないが・・・。
埼玉用水路右岸沿いを東へ(羽生市上新郷),12:15
改修の結果ということだろうが,ここから先は左右に大きな段差のある路面となる。
うっかりすると坂をすべり落ちそう。
この辺はかなり幅があるのでその危険は少ないが,この先で道幅が狭くなる場所があり,そこからはやや危険を感じた。
埼玉用水路右岸沿いを東へ,諏訪橋の袂を横断(羽生市上新郷),12:16
これは共栄橋の東隣の橋。間に他の橋はない。
埼玉用水路右岸沿いを東へ,並木橋の袂を横断(羽生市上新郷),12:17
諏訪橋の次がこの並木橋(県道7号 佐野行田線)。
この先にも車止めがある。
埼玉用水路右岸沿いを東へ,いかがやと橋(?)の袂を横断(羽生市上新郷),12:18
地図に名前がないので漢字表記不明。
埼玉用水路右岸沿いを東へ,別所橋(国道122号)の袂を横断,(羽生市上新郷),12:18
手持ちの地図やネット上の地図にはこの先は描かれてない。
事前に径路を考える時は,この先どうするか悩んだが,
もしかするとという期待でここまで来てみた。
案の定,というか,期待通り道は続いていた。
埼玉用水路右岸沿いを東へ,別所橋(国道122号)の袂を横断,交差点名を確認(羽生市上新郷),12:18-12:19
1枚目:対岸の交差点名の確認。別所橋交差点。
2枚目:車道と車止めの間に草地があるが,おそらく最近までここから先の右岸沿いは未舗装道だったのだろう。
草地はその名残り?かも。
それにしても,未舗装でも道があれば地図に描かれるはずだが・・・。
以前は道として認知されていなかったということ?
埼玉用水路右岸沿いを東へ(羽生市上新郷),12:19
1枚目:横断した先の水路際に「埼玉用水路,独立行政法人 水資源機構」の大きな看板が立っていた。
水資源開発公団が水資源機構に改称されたのは2003.10以降らしいので,この看板はその後に立てられたはず。
2枚目:車止めから先は舗装道。だが,こちらはそれほど新しそうには見えない。
埼玉用水路右岸沿いを東へ(羽生市上新郷),12:20
左は別所橋の隣にある橋。名称不明。
右は「トーウンサービス」。
Part VIII: | 埼玉用水路沿い(〜葛西分水工・東武伊勢崎線〜) 2009.02.22, 12:20 - 12:33 |