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2007.06.24, Part IX

山頂登山口〜名残ケ原

山頂登山口から名残ケ原へ(一関市),11:47-11:48
1枚目:須川高原温泉の建物の脇に山頂登山口がある。 2〜4枚目:最初は温泉水の流れの脇に敷設された階段を上がる。

名残ケ原へ(一関市),11:49-11:50
1枚目:階段の上に上がると草地が広がる。ここから先は普通の山道となる(最初は舗装されている)。 ただし,遊歩道は途中何ケ所かで二分岐を繰返すため,名残ケ原までの経路は1本道ではない。 前回(2005.7.24)の記憶を頼りに南に向かって進む。 すでに秋田県側で2時間半余り歩いた後なので足が重い・・・。 復路のバス(16:40)まではたっぷり時間があるので,ここからはのんびりと登っていくことにした。

名残ケ原へ(一関市),11:50
途中で振り返って温泉方向を撮影。空はほとんど雲に覆われてしまった。 しかし,雲の層が薄いようで全体に明るい。

名残ケ原へ(一関市),11:51-11:54
1枚目:最初の分岐点。ここは左へ。 2枚目:この辺までは整備された遊歩道が続く。

名残ケ原へ(一関市),11:55-11:56
シロバナニガナIxeris dentata var. albiflora)?

名残ケ原へ(一関市),11:56-11:57
1枚目:二度目の分岐。ここも左へ(標柱にある「賽の碩」は復路で通ることになる,注)。 2枚目:マイヅルソウMaianthemum dilatatum

注:ここにはたしかに「賽の碩(Sainoseki)」と書いてあるが,復路で訪れた場所には 「賽の磧」(さいのかわら?)と書いてある。 色々調べると,「碩」と「磧」はほぼ同じ意味として使われている模様。 同じ場所を異なる漢字で,かつ異なる読み方で表記しているようだ。紛らわしい。

名残ケ原へ(一関市),11:57-12:00
1枚目:左下にわずかだが残雪があった。 2枚目:同じ場所の前方。 3枚目:道端に咲いていた ハナニガナIxeris dentata var. albiflora f. amplifolia)と

名残ケ原へ(一関市),12:01
山頂登山口から登り始めて(11:47)約14分ほど経過したが,前方に名残ケ原が見えてきた。 ただし,この後,沢を渡るので到着までは今しばらくかかる予定。

名残ケ原へ(一関市),12:01
湿原の全景が見渡せる場所で再度,パノラマ撮影。

名残ケ原へ(一関市),12:03
いったん下って沢を渡る。

名残ケ原へ(一関市),12:03
1枚目:ここにも分岐があり,左から来るルート(須川温泉まで0.5 km)を撮影。 2枚目:「名残ケ原まであと100m」を示す道標。

名残ケ原に到着(一関市),12:04-12:05
1枚目:木道の入口に到着。山頂登山口からゆっくり歩いておよそ17分。 2枚目:この木道は湿原の東側を直線に横切って終わるが,その終点近くから右(西)に分岐する木道がもう1本ある。

名残ケ原を南へ(一関市),12:05-12:07
この名残ケ原は全体に水気は少なく池塘などは見当たらない。 木道周辺は水路のようになっていて,水が多い時期には水流がある模様で,採集にはあまり適さない。 わずかに木道の入口近くにごく小さな池塘らしき雰囲気をもつ水たまりがあった。 ここで採集(名残ケ原-1)
観察された生物: ディフルギア( Difflugia oblongaDifflugia sp.), アミカムリ(Nebela collaris), ユーグリファ(Euglypha brachiata), 小型珪藻各種, センチュウ,

名残ケ原を南へ(一関市),12:07
採集ポイントの近くには湿原によく見られる植物がたくさんみられた。
まずはイワイチョウFauria crista-galli

名残ケ原を南へ(一関市),12:08
タテヤマリンドウGentiana thunbergii var. minor)と モウセンゴケDrosera rotundifolia

名残ケ原を南へ(一関市),12:08-12:09
これはどうやら ウマスギゴケPolytrichum commune) の雄株の雄花盤らしい。

名残ケ原を南へ(一関市),12:10
1枚目:花の終わったイワカガミScizocodon soldanelloides)と 2,3枚目:イワイチョウFauria crista-galli

名残ケ原を南へ(一関市),12:11-12:12
イワカガミScizocodon soldanelloides

Part X: 名残ケ原〜昭和湖へ
2007.06.24, 12:14 - 12:23