尾瀬植物研究見本園,11:03
1枚目:入口からの眺め。
2枚目:木道を歩き始めると,目の前に鳩が降りてきた。近付こうとすると飛んでいってしまった。
尾瀬植物研究見本園,11:03-11:06
1枚目:見本園に入るとすぐに手前を水路が横切っている。その上にかかる橋を渡る。
2枚目:水路の水が淀んでいたので
採集(尾瀬植物研究見本園 No. 1)してみた。
しかし,以下のように原生生物はほとんど観察できなかった。
現在は水の流れはないものの,つい最近まで大量の雪解け水が流れていたものと思われる。
観察された生物(6/30):
珪藻各種,
センチュウ,
尾瀬植物研究見本園,11:07
1〜5枚目:入口付近から見える見本園の風景を撮影。
3枚目:木道は前方で二叉に別れている。左は至仏山の登山道へ通じる。湿原内を歩くには右へ行くが,
この分岐点の手前右に小さな池塘があり,そこへ至る木道もある。
尾瀬植物研究見本園 木道脇に咲く花々,11:08-11:10
タテヤマリンドウ(Gentiana thunbergii var. minor)
もしくはハルリンドウ?
尾瀬植物研究見本園 木道脇に咲く花々,11:11
1,2枚目:チングルマ(Geum pentapetalum)。
3枚目:ワタスゲ(Eriophorum vaginatum)。
尾瀬植物研究見本園,11:12-11:13
1枚目:右手にある池塘へ向かう木道が分岐する。
2枚目:池塘の手前に小さな水たまりがあった。
3枚目:そこで採集(尾瀬植物研究見本園 No. 2)
観察された生物(6/30):
小型鞭毛虫各種,
ディフルギア(
D. elegans),
ミドリゾウリムシ(P. bursaria),
タルケイソウ(Melosira),
他の珪藻各種,
ミカヅキモ(
Closterium sp.),
Bambusina,
クロオコッカス(Chroococcus),
シネココッカス(Synechococcus),
ワムシ,
尾瀬植物研究見本園 池塘,11:14-11:15
ここは見本園の中で,木道沿いに近付くことのできる唯一の池塘。
ここで採集(尾瀬植物研究見本園 No. 3-1)。
見本園のサンプルの中では,ここが一番多かった。
ただし,繰り返しになるが,他の地域の湿原のサンプル
(e.g., 唐花見湿原,
乗鞍高原-1,
乗鞍高原-2,
志賀高原
)と比べると,少ない方。
観察された生物(6/30):
ミドリムシ(E. mutabilis),
ナベカムリ(Arcella),
フセツボカムリ(Centropyxis),
ディフルギア(
D. oblonga,
サイフォデリア(Cyphoderia),
ラッパムシ(Stentor),
コンディロストマ(Condylostoma),
オフリディウム(Ophrydium),
サヤツナギ(Dinobryon),
ゲミネルラ(Geminella),
ヒザオリ(Mougeotia),
ミカヅキモ(
C. pronum),
ツヅミモ(
Cosmarium sp.),
イボマタモ(
E. affine?),
ハタヒモ(Netrium digitus),
タテブエモ(Penium polymorphum),
シネココッカス(Synechococcus),
メリスモペディア(Merismopedia),
Stigonema,
イタチムシ,
ワムシ,
ケンミジンコ,
ミジンコ,
注:この見本園ではこの池塘のサンプルが一番,原生生物(の種類)が多い。
この後の尾瀬ケ原でも池塘近くのサンプルが一番種類が多かった。他はかなり少なめで,ほとんど原生生物がいないところもあった。
これは,尾瀬ケ原は湿原全体に水の流れがあるため,原生生物の多くが湿原から流し出された結果と思われる(これは当初の予想通り)。
池塘だけはそのような水の流れからある程度隔絶されているために原生生物が多くいるのかも知れない。
尾瀬植物研究見本園,11:16
その池塘の周辺で咲いていたタテヤマリンドウ(Gentiana thunbergii var. minor)
もしくはハルリンドウ?
尾瀬植物研究見本園 池塘,11:16-11:17
池塘を取り囲む形で木道が敷設されているので,それを一周してみた。
最初の採集ポイントの向い側にはミツガシワ(Menyanthes trifoliata)が咲いていた。
その近くで採集(尾瀬植物研究見本園 No. 3-2)。
観察された生物(6/30):
サヤミドロ(Oedogonium),
イボマタモ(
Euastrum crassum),
ツヅミモ(
Cosmarium depressum,
C. ornatum),
ホシガタモ(
S. hystrix),
トゲツヅミモ(Xanthidium armatum),
ハタヒモ(Netrium digitus),
タテブエモ(Penium margaritaceum),
クロオコッカス(Chroococcus),
メリスモペディア(Merismopedia),
尾瀬植物研究見本園,11:18
池塘での採集を終えて,ふたたび園内を巡る木道を進む。
前方左手に見えるのは至仏山の登山道へ向かう木道。これは池塘の手前で分岐したもの。
木道の先が林に到達しているが,そこが至仏山の登山道入口と思われる。
尾瀬植物研究見本園,11:19-11:22
ここで採集(尾瀬植物研究見本園 No. 4-1, 4-2, 4-3)
観察された生物(6/30):
ディフルギア(
D. elegans,
D. pyriformis?,
D. oblonga),
ミドリゾウリムシ(P. bursaria),
ヒザオリ(Mougeotia),
ミカヅキモ(
C. gracile,
C. intermedium),
ツヅミモ(
C. quadratum),
カメガシラモ(Tetmemorus brebissonii),
イボマタモ(
Euastrum crassum),
ユレモ(Oscillatoria),
ワムシ,
観察された生物(7/11):
アミカムリ(Nebela carinata),
エレモスフェラ(Eremosphaera viridis),
イボマタモ(
Euastrum cuneatum),
尾瀬植物研究見本園,11:22
タテヤマリンドウ(Gentiana thunbergii var. minor)
尾瀬植物研究見本園,11:24
ここで採集(尾瀬植物研究見本園 No. 4-4)
観察された生物(6/30):
スピロストマム(Spirostomum),
プロロドン(Prorodon),
珪藻各種,
ヒザオリ(Mougeotia),
ミカヅキモ(
C. kuetzingii,
C. intermedium),
ハタヒモ(Netrium digitus),
ネジモ(Spirotaenia),
ユレモ(Oscillatoria),
尾瀬植物研究見本園,11:24-11:25
1,2枚目:採集地点のミズバショウ(Lysichiton camtschatcense)。
3枚目:少し進んでから振り返って採集地点を撮影。
尾瀬植物研究見本園,11:25-11:27
1枚目:木道は林に近付いた後,しばらく林に沿って北上する。
尾瀬植物研究見本園,11:27
1枚目:T字路がある。ここは直進。右折するとショートカットで山ノ鼻に戻ることができる。
2枚目:T字路の先にある水路。魚がいた。
Part VI: | 尾瀬植物研究見本園(2) 2006.06.29, 11:28 - 11:50 |