採集地で出会った生き物達 

イトタヌキモ Utricularia exoleta

タヌキモ科 タヌキモ属


愛知県

いたかの森,塚ノ杁池(名古屋市), 2016.05.15, 11:17, 11:18, 11:19
1,2枚目:その先に浮かんでいる イトタヌキモUtricularia exoleta,タヌキモ科 タヌキモ属) 。ここにはたくさんいる。
以前訪れた際,サンプル中にこの断片が入ったので,現在も培養を続けている。かなり成長した。
3枚目:導電率は 57 μS/cm(23.2℃)。 さきほど測定した「こもれび池」の導電率は 70 μS/cm(22.5℃), その上流側にある「シダレサクラの里」にある池は 65 μS/cm(23.5℃) だったのに比べると,若干だが低い。
しかし,先日( 2016.05.08 )訪れた大峰沼が 20 μS/cm前後だったのと比べると,かなり高い。 ここは名古屋市内のため池では,もっとも貧栄養で自然豊からしいのだが,,,,。 雨水以外に水源があって,それに問題があるのだろうか?
なお,この後,訪れた海上の森の「湿地」は,これまでで一番低い 15 μS/cmだった(後出)。

いたかの森,塚ノ杁池(名古屋市),11:23-11:24
1枚目:右へ移動。 2枚目:ここでも 採集(いたかの森,塚ノ杁池-02)。 水底の落ち葉の上に紐状のものが浮かんでいるが,この一部をサンプリングチューブに入れた。 翌日観察したところ,やはり イトタヌキモ(ミカワタヌキモ,Utricularia exoleta,タヌキモ科 タヌキモ属) だった。 研究室で観察した様子は こちら

いたかの森,塚ノ杁池-02(11:24)
観察された生物:


採集から2週間後(2017.03.25)の様子
1枚目:採集直後(上段3枚目)は目立たなかったが,同じ小型シャーレに2週間放置していたら 捕虫嚢がだいぶ目立つようになった。これをライトボックスの上に置いて顕微鏡モードで撮影。

双眼実体顕微鏡による観察

 採集地で出会った生き物達 

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