唐津市
樫原湿原
かしばる しつげん
Part III
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採集日:2008.09.09 ウオッちず で位置確認

樫原湿原,人工湿地,区画4(唐津市七山),08:05-08:06
1,2枚目:区画4へ移動。ここも手前は草地化しつつある。 3枚目:少し進んだところで採集(樫原湿原,人工湿地,区画 4)。 サンプリングチュープの先にはヒツジグサNymphaea tetragona)が見える。 さきほどの区画2と区画3ではジュンサイBrasenia schreberi)が育っていた。 区画によって水生植物の種類が違うことから,意図的にこれらの植物が移植されたことが窺える。
観察された生物: キストディニウム(Cystodinium), トラケロモナス( Trachelomonas armataT. volvocina), エントシフォン(Entosiphon), カラエリヒゲムシ(Salpingoeca), ポンフォリクソフリス(Pompholyxophrys sp.), 大型マヨレラ(Mayorella), ナベカムリ(Arcella vulgaris), ディフルギア(Difflugia globulosa小型), トラケリウス(Trachelius), プロロドン(Prorodon), ウロトリカ(Urotricha), レンバディオン(Lembadion), フロントニア(Frontonia sp., トリコシスト多い, F. acuminata ?), キネトキルム(Cinetochilum margaritaceum), 共生藻を持つオフリディウム(Ophrydium), オフィオキチウム(Ophiocytium bicuspidatum or O. capitatum?), バキュオラリア(Vacuolaria virescens), ゴニオストマム(Gonyostomum semen)多数, Gloeocystis, ヒザオリ(Mougeotia), ヒザオリモドキ(Mougeotiopsis), オニノカナボウ(Triploceras gracile), コウガイチリモ( Pleurotaenium nodosumP. trabecula), ミカヅキモ( Closterium baillyanumC. dianae, 大中小3タイプ, C. naviculaC. ralfsiiかなり大きい, C. setaceumC. turgidum or similar species, 大きい), ツヅミモ( Cosmarium contractumC. globosumC. hammeri 初観察?, C. obsoletum v. sitvense), ホシガタモ( Staurastrum apiculatumS. arachneS. bifidumS. coarctatumS. connatum v. connatumS. coarctatumS. sexangulare var. subglabrumS. subavicula), イボマタモ( Euastrum ansatumE. sinulosumE. subalpinumE. validum), トゲツヅミモ(Xanthidium antilopaeum), アワセオオギ( Micrasterias pinnatifida), チリモ(Desmidium coarctatum), Bambusina, メリスモペディア(Merismopedia),
9/14追加分: ミドリムシ( Euglena ehrenbergii), ペラネマ(Peranema), フロントニア(Frontonia acuminata), ミドリゾウリムシ(P. bursaria), アオミドロ(Spirogyra), ミカヅキモ( Closterium gracile), ホシガタモ( Staurastrum biexcavatum), Chlorobotrys

樫原湿原,人工湿地,区画5(唐津市七山),08:07
1,2枚目:最後の区画5へ移動。

樫原湿原,水田跡地 VI と人工湿地,区画5(唐津市七山),08:07
1,2枚目:木道は区画5の先で右に折れ曲っている。 その先にあるのは水田跡地 VI 。こちらはただの草地。柵で仕切られているが,とくに目立った特徴はない。

樫原湿原,人工湿地,区画5(唐津市七山),08:07-08:09
1枚目:右に折れ曲ったところで区画5を撮影。 1,2枚目:水面に浮かんでいるのは,区画4と異なり,区画2,3にあったと同じ, ジュンサイのように見えるが,,。 2,3枚目:木道の途中,区画5で採集しようとしたらクモがいた。 これはおそらくナガコガネグモArgiope bruennichii)。
4枚目:クモの巣を避け,サワギキョウLobelia sessilifolia)の隣で 採集(樫原湿原,人工湿地,区画 5)
観察された生物: キストディニウム(Cystodinium), カラエリヒゲムシ(Salpingoeca), ミドリムシ(Euglena ehrenbergii), カリキモナス(Calycimonas physaloides), アクチノスフェリウム(Actinosphaerium, 核が1個?), ポンフォリクソフリス(Pompholyxophrys sp.), ベキシリフェラ(Vexillifera)?, ナベカムリ(Arcella vulgaris), ディフルギア( Difflugia corona), ゴニオストマム(Gonyostomum semen), 珪藻少々, イカダモ(Scenedesmus), Quadrigula, ボツリオコッカス(Botryococcus braunii), ミカヅキモ( Closterium baillyanumC. dianae, 大中小3タイプ, C. gracile), ツヅミモ( Cosmarium moniliforme), ホシガタモ( Staurastrum apiculatum), ユレモ(Oscillatoria sp.), Hapalosiphon, ワムシ,
9/14追加分: ミドリムシ( Euglena schmitzii), ウチワヒゲムシ( Phacus sp., 前端が平坦 初観察), ノトソレヌス(Notosolenus sp.), アクチノスフェリウム(Actinosphaerium, 核が1個?), クラミドモナス(Chlamydomonas)?, クンショウモ(Pediastrum boryanum), AnkistrodesmusDimorphococcus lunatus, ミカヅキモ( Closterium pronumC. ralfsiiかなり大きい),

樫原湿原,水田跡地 VI ・湿地 II ・湿地 IV(唐津市七山),08:11
1,2枚目:人工湿地と湿地 II の間を通っている木道へ出て南側を撮影。 1枚目:左は人工湿地の南側にある水田跡地 VI 。 1,2枚目:木道の右側手前は,これも南北に細長い湿地 II の南端。 その先に斜めに通る木道がある。その木道の先が湿地 IV 。 湿地 IV もさきほどの水田跡地 VI と同様,見かけは草原状態。水辺は見当たらない。

樫原湿原,湿地 II と人工湿地,区画5(唐津市七山),08:11-08:12
1〜3枚目:同じ位置から振り返って入口(駐車場)方向をパノラマ撮影。 向きが反対になったので,木道の右が湿地 II ,左側は人工湿地の区画5。

樫原湿原,湿地 II(唐津市七山),08:12
木道の湿地 II 側に咲いていたこの黄花は オミナエシPatrinia scabiosaefolia)。

樫原湿原,湿地 II(唐津市七山),08:13
同じ場所にススキMiscanthus sinensis)も育っていた。

樫原湿原,湿地 IV(唐津市七山),08:13
1〜3枚目:湿地 II と湿地 IV の間を通る木道は,現在いる木道より一段低い位置にある。 これからその位置にある木道へ降りて,最初は現在と同様,南に向って進むことにした。

樫原湿原,湿地 II と湿地 IV(唐津市七山),08:14
隣の木道へ降りる途中,昨日,九重連山にある雨ヶ池でも見た サイヨウシャジンAdenophora triphylla var. triphylla)を発見。 雨ヶ池のものはすでに花が終わりかけていたが,ここのものも半数以上は実に変わっていた。

樫原湿原,湿地 IV(唐津市七山),08:15
1〜4枚目:湿地 IV を右に見ながら南に向って少し進み, 立ち止まって南〜西をパノラマ撮影。

樫原湿原,湿地 II(唐津市七山),08:15
同じ位置でさらにグルリと回って,元来た方向(北側)を撮影。 木道の先に見えるのは湿地 II 。

Part IV: 樫原湿原
2008.09.09, 08:17 - 08:30

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