居谷里湿原は，かつては水田等に利用されてきたが，湿原として再生しつつある場所（注）。 そのためか，標高は835 mとそれなりにあるものの， 高地の湿原によく見られる大形の接合藻やネベラなどの有殻アメーバは希。 しかし，湿原周辺の長年放置されたままの水たまりでたくさんの原生生物が観察された（2007）。 観察された原生生物名一覧（現在 182 種） 2011.5.15 の採集であらたに 32 種が追加された（150 → 182）。 注：1974〜1978年に撮影された航空写真を見ると，樹林帯の北側には四角い水田（ないし畑）が広がっている。 よって，それ以降に湿原の再生事業が始まったことがわかる。