さいたま市桜区
秋ヶ瀬公園
Part II: ピクニックの森〜北口
ここで採集されたサンプルの観察結果を Google で検索 お知らせ

採集日:2009.09.20 ウオッちず で位置確認

秋ケ瀬公園 ピクニックの森(さいたま市),13:11
ヒガンバナLycoris radiata)が咲いていた。 ここでこの花が咲いているのを見たのは今回が初めて。 ここを9月に訪れたのは今までなかったので,以前からここでヒガンバナが咲いていたか否かは不明。 一昨日(2009.9.18) 葦毛湿原(豊橋市)で見たばかり。

秋ケ瀬公園 ピクニックの森(さいたま市),13:11-13:12
ヒガンバナの側で咲いていた キツネノマゴJusticia procumbens var. leucantha)。

秋ケ瀬公園 ピクニックの森(さいたま市),13:12-13:13
これはおそらくセイタカアワダチソウSolidago altissima)。 まだ花は咲いていないが,10月になると,この辺も黄色い花で埋め尽くされるはず。 下段は3年前,ここで撮影したもの。


2006.10.8,14:17-14:19 撮影。

秋ケ瀬公園 ピクニックの森(さいたま市),13:13-13:14
オオバコPlantago asiatica)の花が咲いていた。

秋ケ瀬公園 ピクニックの森(さいたま市),13:15
花序が少し短いが,おそらくキンミズヒキAgrimonia pilosa var. japonica)。

秋ケ瀬公園 ピクニックの森,さらに奥へ(さいたま市),13:16

秋ケ瀬公園 ピクニックの森(さいたま市),13:17-13:18
入口を入ってすぐのところにある池。 これまでは,池の水はうす茶色の泥色だったが,今回は全体にうっすらと緑色がかっていた。 ので,これを採集(秋ケ瀬公園-3)。 肉眼でみるかぎり水垢はほとんど入らなかったが,翌日,顕微鏡で観察すると,予想通り,たくさんの原生生物がいた。
その大半は ミドリムシ(Euglena),または, ウチワヒゲムシ(Phacus)の仲間で, これまで見たことのない種類もいた。 ここは従来,うす茶色をしている時に採集すると,原生生物はほとんどいない。 しかし,それは「いない」のではなく「数が少なくて観察されない」というのが正しかったようだ。 今回はなんらかの原因(雨が少ない?)で,通常は数の少ない種類が大量増殖していたのだろう。
観察された生物: 渦鞭毛虫の一種, コロディクティオン(Collodictyon)?, ミドリムシ(Euglena desesE. oxyurisEuglena sp.), ウチワヒゲムシ6種(Phacus pyrumPhacus sp.1Phacus sp.2Phacus sp.3), トラケロモナス(Trachelomonas volvocinaTrachelomonas sp.), レポキンクリス(Lepocinclis fusiformis), 未同定の鞭毛虫, ハルテリア(Halteria), ウロネマ(Uronema), ツリガネムシ(Vorticella), モナス(Monas sp.), マルロモナス(Mallomonas), ビトレオクラミス(Vitreochlamys), または,ロボモナス(Lobomonas)?, フタヅノクンショウモ(Pediastrum duplex), イトクズモ(Ankistrodesmus densus), クンショウモ(Pediastrum tetras), イカダモ( Scenedesmus acuminatusScenedesmus arcuatusScenedesmus sp.), オーキスチス(Oocystis), キルクネリエラ(Kirchneriella), コウガイチリモ( Pleurotaenium trabecula), ツヅミモ( Cosmarium sp.), Spirochaetes

秋ケ瀬公園 ピクニックの森,こちらは従来通り(さいたま市),13:19
1,2枚目:パノラマ撮影。さらに進むと,今度は右側に池(沼?)が現れる。 こちらは以前と同じ泥色。これだと原生生物はいないはずなので,ここはパス。 近くにある池だが,さきほどとはかなり様子が異なる。この違いの原因は何だろう?

秋ケ瀬公園 ピクニックの森,ピントが合わない(さいたま市),13:19-13:20
道端にミズヒキPolygonum filiforme)が咲いていた。 「スーパーマクロ」モードで接写しようとしたが,薄暗いせいか,どうやっても小さなミズヒキの花にピントが合わない。 断念した。

秋ケ瀬公園 ピクニックの森,どういう訳かここは干上がっていた(さいたま市),13:20-13:21
1〜3枚目:同じく道の右側にあるやや広い池(だった所)。 ここはほぼ干上がっていた。 以前は他の池は駄目でも,この池だけたくさんの原生生物がいたことがあるのだが,,。 その後,水が溢れていた時もあり,それ以後,原生生物はほとんど観察できていなかった。 今回はやや期待していたのだが,これでは採集しようがない・・・。

秋ケ瀬公園 ピクニックの森(さいたま市),13:21
1枚目:左の林床にはヒガンバナLycoris radiata)が。 2枚目:池沿いに進み,前方で右に入ってみることにした。 そこがこの池の従来の採集ポイントなのだが・・・。

秋ケ瀬公園 ピクニックの森,ここで右折すると・・・(さいたま市),13:21
右に入る道の角に立つ道標。

秋ケ瀬公園 ピクニックの森,いつもの採集ポイントだが,これでは無理(さいたま市),13:22
1,2枚目:池の北側も完全に干上がっていた。 3枚目:岸沿いにあるコンクリート製の溝。 以前はここでたくさんの原生生物が採集できたことがある。 しかし,これではどうにもしようがない。

秋ケ瀬公園 ピクニックの森,いつも釣り人がいる池(さいたま市),13:22
1〜3枚目:森の中の遊歩道は,公園の北縁が近付いたところで左にカーブする。 そのカーブの先に,よく釣り人のいる池がある。 ここは従来通り,うす茶色の泥色だった。 なので,採集せず。
しかし,池によって水があったりなかったり。原生生物が繁殖していたり,いなかったり,と 互いに近接した池であるにもかかわらず,このような大きな違いがあるのは何故だろう? 自然のままならこうはならないように思う。人為のなせる技かも。

秋ケ瀬公園 ピクニックの森,羽根倉橋近くは皆干上がっていた(さいたま市),13:23
1枚目:左にカーブした後は右手に羽根倉橋が見えるが,これまで,こちら側は沼というか湿地状態だったのだが,,。 今回は,このようにすっかり干上がっていた。 2枚目:ちなみにこれが2年前(2007.12.2)の画像。

秋ケ瀬公園 ピクニックの森(さいたま市),13:23
手前でヒガンバナが群生していた。

秋ケ瀬公園 ピクニックの森,ここはほぼいつも通り(さいたま市),13:24
左(南)側にある池。ここには水があった。ただし,水は泥色。原生生物はいそうにない。

秋ケ瀬公園 ピクニックの森(さいたま市),13:24
ここにもヒガンバナLycoris radiata)が。

秋ケ瀬公園 ピクニックの森(さいたま市),13:25
イヌタデPolygonum longisetum)?かと思ったが,葉の形が違う。 う〜む。

秋ケ瀬公園 ピクニックの森,前方で左に折れる(さいたま市),13:26

秋ケ瀬公園 ピクニックの森,前方で右折して車道へ(さいたま市),13:27
右側は公園の西縁を通る車道。

秋ケ瀬公園,車道へ出て右折,公園を出る(さいたま市),13:27-13:28
1枚目:公園を出る。ここは北口近くのためか,道路際には車がたくさん駐車していた。 車道に出て右折。 2枚目:北口を出る。

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