山形市
蔵王 いろは沼
Part III: 湿原南端〜登山道分岐
ここで採集されたサンプルの観察結果を Google で検索 お知らせ

採集日:2011.06.04 ウオッちず で位置確認

いろは沼,前方に湿原の南端にある休憩所が見えてきた(上山市),11:03

いろは沼,木道の右側に大きな池塘がある(上山市),11:03

昨年8月の様子(2010.08.27,12:00撮影)。
すでに草紅葉に変わりつつあった。水位はだいぶ下がっていたが,まだ水はあった。

2年前の8月(2009.8.25,11:55-11:56)の様子。 同じ8月末だが,この年は草紅葉になる直前だった。

3年前の7月(2008.7.13,11:00)の様子。 ワタスゲがちらほら。この頃が一番瑞々しい景色だ。

いろは沼,白いものが,残雪?(上山市),11:04
1枚目:最初はイモリの卵塊かと思ったが(注),よく見るとどうもそうではない。 融けつつある雪のようだ。 2枚目:水温が低すぎるかも知れないが,とりあえず雪の近くで 採集(いろは沼-8)。 種数は北側の池塘に比べて少ないが,北側の池塘では観察されなかった種類がいた。
観察された生物: マルウズオビムシ(Peridinium), マヨレラ(Mayorella), キネトキルム(Cinetochilum margaritaceum), 珪藻各種, オーキスチス(Oocystis marsonii), コウガイチリモ( Pleurotaenium nodosum), ミカヅキモ( C. dianaeC. gracileC. intermedium), ツヅミモ( Cosmarium globosum), イボマタモ( E. ampullaceumE. bidentatumE. elegansSphaerozosma, スキトネマ(Scytonema sp.),

注:この後,復路で細長い池塘で1匹のイモリがいるのを発見。 しかし,今回は,どこにもイモリの卵塊はなかった。

いろは沼,休憩所への分岐手前でパノラマ撮影(上山市),11:06
左手にも水たまりがあるが,あの辺はこの後ほどなく干上がってしまうはず。


昨年8月の様子(2010.08.27,12:04撮影)。

いろは沼,分岐脇に水たまりがあった(上山市),11:06

いろは沼(上山市),11:07
ここは,あまりいないだろうと思いつつ, とりあえず採集(いろは沼-9)。 予想通り,ここは少なかった。 ただし,種組成は「いろは沼-8」と同様,北側の池塘では観察されなかったものが目立った。
観察された生物: ペラネマ(Peranema), 小型太陽虫, ディフルギア( Difflugia oblonga), 共生藻を持つLesquereusia or other genus ?, Pontigulasia, 珪藻各種, ミクロスポラ(Microspora), ダルマオトシ(Hyalotheca dissiliens), センチュウ,

いろは沼,湿原の南端まで来た(上山市),11:09

いろは沼,振り返って湿原をパノラマ撮影(上山市),11:09
やや逆光のためか薄暗く写ってしまった。実際は青空もあるのでかなり明るい。

いろは沼の南端から地蔵山・熊野岳登山道へ(上山市),11:09
2枚目:ここが 昨年8月(2010.08.27),入ってみた新しく?敷設された遊歩道。 昨年は途中まで入ってみたが,次第に茂みが深くなり先が見通せなくなったので,途中で引き返した(注)。 今回は雪解け直後なので,路面が湿っている。おそらく途中はかなりぬかるんでいるはず。

注:既述したが,ここは新しいというよりは,かつてあった遊歩道を復活させた場所のようだ。 国土地理院の地図にはいろは沼の前後から北側の斜面へ上がる1本の遊歩道が描いてある。 その途中には湿地があるらしいので,一度は歩いてみたかったのだが, これまでは廃道になっていた。
後述するが,この後,いろは沼を出た後,北側の入口からこの「新しい?」遊歩道へ入ってみた。 GPSで確認したところ,やはりかつてあった遊歩道を整備しなおした場所だった。 しかし,地図に湿地が描いてある場所に到達しても周囲は薮ばかりで湿地らしき場所は見当たらなかった。

手前左は登山道の続き,前方の展望所から先に蔵王林道がある(上山市),11:12

蔵王林道がある展望所へ(上山市),11:12

林道に出たところでパノラマ撮影(上山市),11:12
4枚目:林道の西側は進入禁止。

道路際に立つかなり古そうな道標(上山市),11:13

道路際から再度パノラマ撮影(上山市),11:13-11:14

昨年8月の様子(2010.08.27,12:13撮影)。

熊野岳(標高1841m)とその左右を望遠撮影(上山市),11:14
1枚目:稜線の中央付近に2,3人の登山者の姿が小さく見える(注)。 2枚目:尖った場所(ワシ岩)の右側にも7,8人の人影が写っている。 昨年撮影した画像(下段)には人影が写っていなかった。この時期は登山者が多い? 3枚目:斜面には残雪が。

注:登山者の左になにやら標柱らしきものがある。 あの辺は地蔵山〜熊野岳の鞍部で,あそこにワサ小屋跡があるらしい。標柱はそのことを示すものだろう。

昨年8月の様子(2010.08.27,12:13撮影)。

いろは沼へ戻る(上山市),11:16

Part IV: 湿原〜新遊歩道?〜リフト 2011.06.04, 11:16 - 11:49

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