HOME | 研究資料館 | 地域検索 | 採集の記録 | 2017 . xx . xx | お知らせ

2017.07.10-

月井栄三郎氏による 2017.07.09採集サンプルの観察

07/09採集分 田代山頂湿原(月井栄三郎氏採集)
田代山湿原(田代山山頂湿原)
本日(7/10)栄三郎氏から届いたサンプル。昨日(7/9)採集したものだ。
100 ml(サンプルボトル,1個), 50 ml(平底フラスコ,2個)の容器にいた 共生藻を持つラッパムシ(Stentor pyriformis) はすべて元気だった。
一方,4本のサンプリングチューブのうち,1本の中にいたラッパムシは元気だったが, 他の3本にいたはずのラッパムシはすべて死滅していた。 これはラッパムシが多過ぎたために酸欠を起こしたと考えられる。 同じことが 過去(2009.07.29) にも起きている。 それだけラッパムシが大量に生息していたことになる。

田代山湿原(田代山山頂湿原)
今回の一番の目的は,田代山湿原の池塘の水質調査だ。
1枚目:100 ml サンプルボトルの中身を200 mlのビーカーに移して,,,
2枚目:導電率を測定。結果は 14 μS/cm(25.2℃)。 他の 共生藻を持つラッパムシ(Stentor pyriformis) がいる池塘と同様,低い値を示した。 ただし,10 μS/cm以下ではないので,極端に低い訳ではない。 むしろ, S. pyriformis がいる池塘としては高めの方だ。 採集から1日経っているので,その間に導電率が若干上昇した可能性もありえる。
3枚目:pH は 4.77。これはS. pyriformisがいる池塘としては低めだ。

田代山湿原(田代山山頂湿原)
50 ml(平底フラスコ)の容器,その1



田代山湿原(田代山山頂湿原)
50 ml(平底フラスコ)の容器,その2


#各容器の観察結果は,後日,掲載予定。 2017.07.18(xx:xx)
観察された生物: