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2016.11.26, Part II

沼池西岸沿いを南へ

沼池西端部の南側を西へ(伊東市),13:12
1,2枚目:パノラマ撮影。 この辺の沼際はやや入り組んでいる。 前方の北岸周辺を除いて(後出),大半は葦原で被われている。

駐車場の先に公衆トイレがあった(伊東市),13:12-13:13
2枚目:なかなかしゃれたトイレだ。

沼池西端部(伊東市),13:13-13:14
1,2枚目:トイレ脇の景色。
3,4枚目:トイレの隣にある案内板。
3枚目:「沼池観光案内図」。これは上が北。普通の地図と同じだ。わかりやすい。
4枚目:「丸い湖をつくった噴火」と題した案内。 その右に「伊東エリア・一碧湖/梅木平ジオサイト,沼池駐車場」と小さく書いてある。 これを見てさきほどの駐車場を「沼池駐車場」と呼ぶことがわかった。
「梅木平ジオサイト」で検索すると,「一碧湖・梅木平ジオサイト」というのがヒットした。 これから「伊豆半島ジオパーク」というWebサイトがあることに気付いた。
梅木平は,ここより南東側にあるらしい。

観察橋とその右に広がる沼池(伊東市),13:14
1〜3枚目:パノラマ撮影。
1枚目:前方に見えるのが「観察橋」。 この後,その先の北岸沿いを歩いた後,この橋を渡ってこちらへ戻った(後述)。

沼池西岸沿いの遊歩道を進む(伊東市),13:15
まずは右の石段を上がる。石段の先で遊歩道は右へカーブ。南向きとなる。

水面より一段高い位置を進む(伊東市),13:15-13:16
2枚目:西岸沿いを南へ向って歩く。
3枚目:現在地を確認。

今日は暖かかった(伊東市),13:16
2日前は例年にない寒さで,都心部では観測史上初の積雪があったほどだが,今日は手袋なしでも過ごせる暖かさだ。 タクシーの運転手によると,標高の高い天城山(1408.6m)ではさすがに雪が降ったが, (場所が場所だけに)この辺(標高 190m)は雪は降らなかったそうだ。

注:アメダスによると,この頃の網代の気温は 12.2℃(13:00)。

沼池,西岸沿いの遊歩道を進む(伊東市),13:16-13:17
1枚目: ゼンマイOsmunda japonica,ゼンマイ科 ゼンマイ属)
2,3枚目:足下には ホウ(ホウノキ,Magnolia obovata,モクレン科 モクレン属) の葉っぱがたくさん落ちていた。

下り坂で次第に水際が近付いてきた(伊東市),13:17
1枚目:この景色を見て,群馬県みなかみ町にある 大峰沼 が思い浮かんだ。 なんとなく雰囲気が似ている。 大峰沼では,すでに400種以上の原生生物を観察している。 とすれば,ここにもたくさんの原生生物がいるかも,,, とこの時点では期待が膨らんだのだが・・・(注)。

注:ただし,大峰沼の標高は1000m,ここよりかなり高い。また,沼底の泥炭層の厚さは約8.6mで, 1万年近い(推定)歴史がある。 今年(2016.05.08) の調査では,沼岸の導電率は 20 μS/cm前後だった。
駐車場近くにあった案内には,「一碧湖と沼池は約10万年前の噴火でできた火口湖です。」とあったが,,。


2015年05月の様子(2015.05.03,13:28撮影)。

この辺なら水際にちかづけそうだ,しかし,,(伊東市),13:18

沼池(伊東市),13:18-13:19
水際までは大量の落ち葉があり,近付こうとすると靴が沈んでしまう。とても近付けそうにない。

沼池(伊東市),13:20, 13:22, 13:24, 13:25
1枚目:直接,ピペットでは採集できないので,カップ付き指示棒を使って水を 採集(沼池-01)。 落ち葉だらけなので腐食質は多いが,藻塊はおろか水垢すらまったく見当たらない。全体にサラサラしている。 残念ながら原生生物は期待できそうにない。結果は予想通り。原生生物はほとんどいなかった。
この辺は西岸沿いだが,上は樹木で被われ,後方は斜面で一段高くなっている(その上には住宅地が広がっている)。 日当たりが悪いのが災いしているようだ。
日当たりのよい前方には葦原が発達しているが,これまでの経験上, 葦原が発達した場所の原生生物相は,なぜか非常に貧弱な場合が多い。 ここもその一例かも知れない。
2枚目:導電率は 76 μS/cm(12.6℃)。結構高めだ。 この後訪れた一碧湖よりも高い。今回調べた場所の中ではここが二番目に高かった。 一番高かったのは,この先にある東端近くの北岸沿い(101 μS/cm)だが, 北岸沿いを西に進むにつれて,逆にここよりも低くなった(後述)。
この原因は,北側は導電率の低い一碧湖(35 μS/cm前後)からの水が流れ込んでいるためと思われる(後述)。 それに対して,現在いる南側は水が滞留しているので,導電率が高めになっているのだろう。 住宅地で囲まれているのも多少は影響しているだろう(排水が直接流れ込んではいないと思うが,,)。
3枚目:pH は 7.11。
4枚目:現在地を確認。

沼池(伊東市),13:25
これは アオキAucuba japonica,ミズキ科 アオキ属) 。 葉が非常に大きい。

沼池,西岸沿いの遊歩道を進む(伊東市),13:26

沼池,西岸沿いの遊歩道を進む(伊東市),13:27
2枚目:現在地を確認。 遊歩道は,この先で左にカーブし,南岸沿いとなる。

Part III: 沼池西岸〜南岸沿い
2016.11.26, 13:27 - 13:46