栗駒山荘南の湿原へ(東成瀬村),13:09
1枚目:前方の白く見える場所が前回通った場所のはずだが・・・。
残雪があるのではこれ以上先に進むのは無理かも,とこの時は思った。
2枚目:2012年10月の様子(2012.10.07,14:18撮影)。
栗駒山荘南の湿原へ(東成瀬村),13:09-13:10
2枚目:目指す湿原まで辿りつけないかも知れないので,
手前にある水たまりでとりあえず
採集(温水沢近くの水たまり)。
観察された生物:
アミカムリ(Nebela collaris),
ユーグリファ(Euglypha sp.),
小型繊毛虫数種,
ワムシ,
ケンミジンコ,
残雪は難なく通れたが・・・(東成瀬村),13:10-13:11
1枚目:残雪の様子。
2枚目:ここも雪はしっかり固まっていた。
上を歩いても雪が陥没することはなかった。
しかし,・・・
2012年10月の様子(2012.10.07,14:18撮影)。
その先は薮でどうにも前に進めない(東成瀬村),13:11-13:12
諦めていったん沢岸まで戻った,が(東成瀬村),13:12-13:13
どうもおかしい。
前回はあれほどの笹薮はなかった。
わずか1年であそこまで増えるというのはやや不自然だ。
ということで再度,近付いてみた。
残雪の脇に上へ上がる踏跡があった(東成瀬村),13:14
1,2枚目:パノラマ撮影。
右(2枚目)が前回(2012.10.07)通ったルートだった。よく見るとわずかな踏跡が上へ続いている。
左の窪みに残雪があるので,そこがルートと勘違いしてしまった。
2012年10月の様子(2012.10.07,14:18撮影)。
上がった先に窪地があり,その先にロープ付きの急な上りがある(東成瀬村),13:14
2012年10月の様子(2012.10.07,14:19-14:20撮影)。
栗駒山荘の南にある湿原へ(東成瀬村),13:15
斜面沿いの狭い道を通る。
1枚目:左前方に見えるのは,さきほど渡った沢の上流左にあった小山だ(下段)。
さきほど沢の下流側から撮影したその小山(本日13:07撮影)。
栗駒山荘の南にある湿原へ(東成瀬村),13:16
この辺の
ミズバショウ(Lysichitum camtschatcense,サトイモ科 ミズバショウ属)
はすでに花が終っていた。が・・・。
栗駒山荘の南にある湿原へ(東成瀬村),13:17
1枚目:前方が明るくなった。あの右に湿原がある。
2枚目:2012年10月の様子(2012.10.07,14:23撮影)。
栗駒山荘南にある湿原に到着(東成瀬村),13:17-13:18
1枚目:道はそのまま前方に続いている。この先がどうなっているかは不明。
2枚目:こちらが湿原の入口(南端)。
ここではまだ
ミズバショウ(Lysichitum camtschatcense,サトイモ科 ミズバショウ属)
が咲いていた。
最近まで雪が残っていたのだろう。
2012年10月の様子(2012.10.07,14:23撮影)。
栗駒山荘南にある湿原,南端からの眺め(東成瀬村),13:18
1枚目:左前方の斜面に残雪があった。
2012年10月の様子(2012.10.07,14:23撮影)。
栗駒山荘南にある湿原(東成瀬村),13:18
東縁沿いを少し進むと池塘があった(2枚目)。
栗駒山荘南にある湿原(東成瀬村),13:18-13:19
1枚目:前回訪れた時は,この辺に池塘があった記憶がない。
もしかすると,雪解け水の多いこの時期だけの場所かも知れない。
雪解け水が流れたような跡もある。
とすると,ここには原生生物はあまりいない可能が高い。
2枚目:と思いつつ
採集(栗駒山荘南の湿原-04),注)。
観察された生物:
ディフルギア(
Difflugia bacillariarum,
D. oblonga),
小型アミカムリ(Nebela sp.),
トリネマ(Trinema enchelys),
珪藻各種,
ハタヒモ(Netrium digitus),
クロオコッカス(Chroococcus turgidus),
ワムシ,
ケンミジンコ,
注:前回訪れた際は,3ヶ所の池塘で採集した。それらを01-03としたので,
混乱を避けるために,ここは04とすることにした。
湿原の本体は一段高い位置にある(東成瀬村),13:21
池塘-04の先には斜面があり,その上が湿原の本体になっている。
栗駒山荘南にある湿原(東成瀬村),13:21-13:22
1枚目:上の段に上がる途中にも小さな池塘があった。
2枚目:ここもまもなく干上がってしまうのかも知れない。
3枚目:ここで
採集(栗駒山荘南の湿原-05)。
観察された生物:
ディフルギア(
Difflugia bacillariarum,
D. oblonga,
Difflugia sp.),
複数の棘状突起を持つディフルギア(
Difflugia sp.
初観察),
アミカムリ(
Nebela carinata,
N. tincta ?),
Argynnia,
プラチコラ(Platycola truncata),
小型繊毛虫数種,
珪藻各種,
フタボシモ(Cylindrocystis),
ワムシ,
栗駒山荘南にある湿原(東成瀬村),13:22
北へ進むと,ミズバショウは急に姿を消した。
そこが前回採集した場所だ。
奥に大きな池塘(03)があり,その手前に2つの小さな池塘(左が01,右が02)がある。
1枚目:薮の近くにも池塘らしき場所がある。
あそこは前回は水が無かったはず。
2012年10月の様子(2012.10.07,14:25撮影)。
Part XII: | 栗駒山荘南の湿原(2) 2014.06.21, 13:23 - 13:33 |