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2013.05.12, Part VIII

海上の森(篠田砂防池)

篠田砂防池へ(瀬戸市),12:24-12:25
1枚目:急傾斜を上がった先で道は二股に分かれていた。 前方が篠田砂防池へ向うルート。 2枚目:篠田砂防池へ向うルートへ入る。 右に「篠田砂防池」と書かれた道標がある。 やや急な傾斜なので人が歩いて抉れたのか,それとも意図的に土手を削ったのか,どちらかは不明だが両側に土壁が続く。 3枚目:後ろを振り返ると,今歩いてきた道の方向に「四ツ沢」と書かれた道標もあった。 手書きで「20分」とも書かれている。

篠田砂防池へ(瀬戸市),12:25
1枚目:道は次第に平坦となり,やがて下りとなる。 2枚目:「ハチ注意」と書かれた標柱もある。 下に手書きで「←峠,大正池」と書かれているが・・・。大正池はここからずっと先だ。 峠というのはどこを指すのだろう?

篠田砂防池へ(瀬戸市),12:26
左に切断された樹木が野積みされていた。

篠田砂防池へ(瀬戸市),12:27
1,2枚目:切断された樹木。 3枚目:iPad mini で現在地を確認。篠田砂防池はもうすぐだ。

篠田砂防池へ(瀬戸市),12:27
間もなくT字路に出る。

篠田砂防池へ,T字路へ出た(瀬戸市),12:28
1,2枚目:T字路の前でパノラマ撮影。 この時点ではどちらへ進めば篠田砂防池へ着くか不明だった。 地図を見ると東側が湿地になっているらしいので,まずは右折して東側から迫ることにした。

篠田砂防池沿いを南東へ進む(瀬戸市),12:28
木々の先に葦原らしき場所が見える。あそこが篠田砂防池の東側の湿地だろうが,近付けるルートが見つからない。

篠田砂防池沿いを南東へ(瀬戸市),12:29
これは??

篠田砂防池沿いを南東へ(瀬戸市),12:30
iPad mini で現在地を確認。 もうだいぶ篠田砂防池の東側へ来てしまった。このまま行くと篠田砂防池から遠ざかってしまいそうだ。

篠田砂防池沿いを南東へ(瀬戸市),12:31
樹間から葦原は見えるのだが・・・。左へ入るルートが一向に現れない。 ここで引き返すことにした。

T字路まで戻り,そのまま先へ(瀬戸市),12:33

篠田砂防池へ,狭い道を下っていく(瀬戸市),12:33

前方が開けてきた(瀬戸市),12:34

篠田砂防池に到着(瀬戸市),12:34
道の先に小さな広場あった。そこでパノラマ撮影。
1枚目:池の北西端。堰堤が見える。ここも人造の池? あるいは,もとからあった池に堰堤を造って水位を上げてダム湖にしたのかも知れない。 3,4枚目:池の南東側。さきほど道側から眺めた葦原が広がっている。

篠田砂防池(瀬戸市),12:34
広場の北西側。 遠浅になっていて,水面には藻塊が浮かんでいる。

篠田砂防池(瀬戸市),12:35-12:36
1枚目:水際の様子。カメラを近付けて撮影。 2枚目:ここで採集(海上の森,篠田砂防池-01)。 人造池だと原生生物はあまり期待できないが,予想に反してたくさんの原生生物がいた。 ここは昔から池,ないしは,湿地があったのだろう。
観察された生物: エントシフォン(Entosiphon), 小型鞭毛虫数種, ナベカムリ( Arcella vulgarisArcella sp.), ディフルギア( Difflugia sp.), ユーグリファ(Euglypha sp.), ラクリマリア(Lacrymaria sp.), ウロレプタス(Uroleptus), スティコトリカ(Stichotricha), 共生藻を持つスティコトリカ(Stichotricha), ハルテリア(Halteria), コレプス(Coleps hirtus), ディセマトストマ(Disematostoma bütschlii), キルトロフォシス(Cyrtolophosis), ツリガネムシ(Vorticella), 棘毛類繊毛虫, 小型繊毛虫数種, サヤツナギ(Dinobryon sertularia), マルロモナス(Mallomonas sp.), オーキスチス2種(Oocystis), ヒザオリ(Mougeotia), アオミドロ(Spirogyra), ホシミドロ(Zygnema)多数, ミカヅキモ( Closterium cynthiaC. dianaeC. intermediumC. toxonC. venusClosterium sp.), ツヅミモ( Cosmarium furcatospermumC. hammeriC. pandriforme), ホシガタモ( Staurastrum connatumS. forficulatumS. muticum), ハタヒモ(Netrium digitus v. lamellosum), タテブエモ( Penium margaritaceumPenium sp.), メソテニウム(Mesotaenium sp.), 未同定の糸状藻, ワムシ, ミジンコ, ケンミジンコ,

篠田砂防池(瀬戸市),12:36-12:37
今度は葦原のある南東側へ。
3枚目:案内板の脇に踏跡が続いていた。

篠田砂防池(瀬戸市),12:37
タイトルは「生物多様性観察ポイント,3c,篠田砂防池の湿性草原」。 「砂防えん堤で篠田川がせき止められてできた池です。上流部の水田跡地には広い湿地が形成され, 湿地のまわりの草原には・・・」と説明がある。 さきほど歩いた屋戸川沿いが湿地になっていたことからすると, ここも水田以前から川沿いに湿地が広がっていたと思われる。 湿地→水田→湿地ということだろう。 この後,訪れる予定の 樫原湿原 (佐賀県)と状況がよく似ている。

Part IX: 海上の森(篠田砂防池〜北海上川沿いを東へ)
2013.05.12, 12:37 - 13:05