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2013.05.04, Part IX

長瀞 岩畳南端〜中央部

長瀞 岩畳,NT-02の北端とその北側の様子(長瀞町),13:52
1枚目:左奥がNT-02の北にある浅い水たまり。 前々回はほぼ干上がっていたが,前回は水があった。果たして今回は? 右がNT-02の北端。 2,3枚目:北端近くに盛り上がった岩盤がある。

長瀞 岩畳,NT-02(長瀞町),13:53
1〜3枚目:北端から南を向いてパノラマ撮影。

長瀞 岩畳,NT-02(長瀞町),13:54
NT-02の北端で 採集(長瀞 岩畳,NT-02c)
観察された生物: マルウズオビムシ(Peridinium)多数, コレプス(Coleps hirtus), メソディニウム(Mesodinium pulex), 未同定の繊毛虫, クンショウモ(Pediastrum angulosum), イカダモ(Scenedesmus quadricauda), コエラストルム(Coelastrum morus), オーキスチス(Oocystis marsonii), ヒザオリ(Mougeotia)多数, ホシミドロ(Zygnema), ミカヅキモ( Closterium sinense), ツヅミモ( Cosmarium bioculatumC. granatum), ホシガタモ( Staurastrum gracileS. lapponicum), ダルマオトシ(Hyalotheca dissiliens), クロオコッカス(Chroococcus sp.), ミジンコ, ケンミジンコ,

長瀞 岩畳,NT-02(長瀞町),13:54
ここでもオタマジャクシが群れていた。

NT-02の北にある浅い水たまり(長瀞町),13:55
まだわずかに水が残っていた。


2013年04月の様子(2013.04.04,12:25撮影)。 水が結構あった。

2013年03月の様子(2013.03.09,13:18-13:19撮影)。 ほとんど干上がっていた。煎餅があるのは水があるエリアとその周囲のみ。 他の岩盤にあった煎餅はいつのまにか姿を消していた。岩盤だけが残った。

2013年02月の様子(2013.02.10,14:27撮影)。
乾燥,水没を繰り返す間にパリパリの煎餅は次第に細かくなり,一部はどこかへ散逸していた。

2013年01月の様子(2013.01.13,13:50撮影)。
水量が回復していた。いったんパリパリになった茶色の煎餅はゲルには戻らず,そのまま岩盤から剥がれて浮いていた。

2012年12月の様子(2012.12.09,14:25撮影)。 ほぼ干上がっていた。

2012年11月の様子(2012.11.10,13:54撮影)。
草は枯れ,藻塊も死滅して緑から茶色のゲル状に変化しつつある。

2012年10月下旬の様子(2012.10.21,13:32撮影)。

2012年07月下旬の様子(2012.07.22,13:21撮影)。
周囲には草が生え,水たまりには糸状藻の藻塊が浮いていた。

2012年07月初旬の様子(2012.07.01,11:40撮影)。
周囲には草が生え,水たまりには糸状藻の藻塊が浮いていた。

NT-02の北にある浅い水たまり(長瀞町),13:55-13:56
1枚目:水底の様子を撮影。昨年増えた藻塊が死滅してその死骸がゲル状の塊に変化。 やがて水たまりが干上がったことで今年初めの頃は,パリパリの煎餅のようになっていた。 それが水を含んでややふやけている。
2枚目:オタマジャクシが1匹だけいた。どうやってここへ入ったのだろう。 南側にあるNT-02が一時的に増水してここと繋がったのだろうか?

NT-02の北にある浅い水たまり(長瀞町),13:56
1枚目:巻貝もいた。 最初はカワニナSemisulcospira libertina)かと思ったが, 殻の形が違う。 サカマキガイPhysa acuta,サカマキガイ科)のようだ。 2ヶ月前はほぼ干上がっていたのだが,,。この巻貝達はいったいどこから来たのだろう? もともとここに卵があって,この2ヶ月の間に孵化してここまで成長したのだろうか? それともこれまで休眠状態で乾燥に耐えていた?
2枚目:周囲には彼らが出したと思われる糞が無数にあった。 以下のように,ここには他の生物(とくに微生物)はほとんどいない。 彼らの餌になるものといえば,上記のパリパリになった藻塊の死骸,というか名残りしかない。 水があることで多少ふやけたもの(注)を食べて育ったのだろう。

注:こういった生物の遺骸や排泄物に由来する有機物,および,そこで繁殖した微生物の塊をデトリタス(Detritus)という。 この巻貝はデトリタスを食べて育つのでデトリタス食者(Detritus feeder)というようだ(Wikipediaより)。

NT-02の北にある浅い水たまり(長瀞町),13:57
1枚目:紐状のものがあった。生物由来のものか確認するために,これも含めて, 2枚目:ここで採集(長瀞 岩畳,NT-02の北)。 翌日の観察の結果,紐状のものは人工物であることが判明。
観察された生物: 小型鞭毛虫数種, 珪藻各種, オーキスチス(Oocystis marsonii), ブルボケーテ(Bulbochaete), ツヅミモ( Cosmarium granatum?), ミクロキスティス(Microcystis), ワムシ, ミジンコ, ミジンコ(Sida sp.), ケンミジンコ,

NT-02の北にある浅い水たまり(長瀞町),13:58
一匹だけいるオタマジャクシが筋だけになった枯れ葉にかじりついていた。

西へ移動し,いつも通りY字形の木の前から北側をパノラマ撮影(長瀞町),13:59
ここもすっかり様変わりしていた。 3枚目:対岸に見えるのが「秩父赤壁」。


2013年04月の様子(2013.04.04,12:31-12:32撮影)。

2013年03月の様子(2013.03.09,13:21-13:22撮影)。

2013年02月の様子(2013.02.10,14:31撮影)。

Y字形の木(長瀞町),13:59-14:00
前回まではここにカマキリの卵塊とイラガの繭があった。 しかし,今回は探してもみつからなかった。 カマキリの卵はすでに孵化した?


2013年04月の様子(2013.04.04,12:32-12:33撮影)。

2013年03月の様子(2013.03.09,13:23撮影)。

長瀞 岩畳,前方に見える台形の岩に向って進む(長瀞町),14:01

長瀞 岩畳,NT-08(長瀞町),14:01
形の岩の右手前に縦長の水たまりがある。 これがNT-08。 まずは南端から撮影。

長瀞 岩畳,NT-08(長瀞町),14:01
西側から北〜東〜南へとカメラを振ってパノラマ?撮影。

長瀞 岩畳,NT-08,いつもの採集ポイント,ここもふたたび水位が下がっていた(長瀞町),14:02

2013年04月の様子(2013.04.04,12:35撮影)。

2013年03月の様子(2013.03.09,13:26撮影)。

2013年02月の様子(2013.02.10,14:35撮影)。

2013年01月の様子(2013.01.13,13:55撮影)。

2012年11月中旬の様子(2012.11.10,14:04撮影)。

2012年10月中旬の様子(2012.10.21,13:42-13:43撮影)。

2012年08月中旬の様子(2012.08.16,14:03撮影)。 この時は対岸の岩盤がかなり露出していた。すなわち,NT-08の水位がもっとも下がっていた。

2012年05月の様子(2012.05.01,12:01撮影)。

長瀞 岩畳,NT-08(長瀞町),14:03
いつもの採集(長瀞 岩畳,NT-08)
観察された生物: 渦鞭毛虫の一種, サッカメーバ(Saccamoeba), ストリアメーバ(Striamoeba), 小型アメーバ, フセツボカムリ( Centropyxis aculeata), Lesquereusia, アスピディスカ(Aspidisca costata), コレプス(Coleps hirtus), 小型繊毛虫数種, クンショウモ(Pediastrum angulosum), イカダモ(Scenedesmus quadricauda), コエラストルム(Coelastrum morus), セレナストルム(Selenastrum bibraianum), ミカヅキモ( Closterium acutum), ツヅミモ( Cosmarium obsoletumC. pandriforme), ホシガタモ( Staurastrum muticum), イボマタモ( Euastrum germanicum), Sphaerozosma excavatum, ダルマオトシ(Hyalotheca dissiliens), チリモ(Desmidium swartzii), ユレモ(Oscillatoria sp.), ワムシ, ミジンコ, センチュウ,

長瀞 岩畳,NT-08(長瀞町),14:03
前回はみかけなかった青々とした草が生えていた。

Part X: 長瀞 岩畳中央部(1)
2013.05.04, 14:04 - 14:14