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2011.08.09, Part X

三ッ石湿原(3)

三ッ石湿原(八幡平市),11:17
西向きの木道の下には池塘が広がる。

三ッ石湿原(八幡平市),11:18
ここが池塘から溢れた水が流れ出る水路。 前回(2008.8.13)はここに 共生藻を持つオフリディウム(Ophrydium) の群体がいたのだが,,。

三ッ石湿原(八幡平市),11:18
いた。


前回の様子(2008.08.13,11:18撮影)。

三ッ石湿原(八幡平市),11:19
オタマジャクシもいた。これは何ガエル???

三ッ石湿原(八幡平市),11:20
ここで採集(三ッ石湿原-6)
観察された生物: Gymnodinium, クリプトモナス(Cryptomonas sp.), トラケロモナス(Trachelomonas volvocina), 小型鞭毛虫数種, 共生藻を持つチラキディウム(Thylakidium), イカダモ(Scenedesmus), ボツリオコッカス(Botryococcus braunii), ミカヅキモ( Closterium pronumC. rostratum), ツヅミモ( Cosmarium pseudarctoum), ホシガタモ( Staurastrum gracile), ハタヒモ(Netrium digitus), メリスモペディア(Merismopedia), ユレモ(Oscillatoria), ワムシ, イタチムシ,

三ッ石湿原(八幡平市),11:21
GPSを確認するのを忘れていた。
1枚目:地図上のポインタからは標高 1270 m 付近と読めるのだが,,。 2枚目:Barometer 890.3 mb, Elevation 1292 m。だいぶずれている。

三ッ石湿原(八幡平市),11:27
1,2枚目:木道の末端が近付いたところでパノラマ撮影。

三ッ石湿原(八幡平市),11:27-11:28
これは色付いていないヤマアジサイHydrangea serrata) ではなく ノリウツギHydrangea paniculata)?

木道が終わると,すぐにこのような岩場の道となる(八幡平市),11:28
1枚目:既述したが,当初は,ここを上がって三ッ石山の山頂まで行ってみるつもりだった。 しかし,,,。
現在の時刻は11:28。前回はちょうどこの時間に下山を始めた。 その結果,13:12に登山口まで降りることができた。 松川温泉から出る復路のバスは今回と同じ15:25だったので,まだ2時間あった。 その時間を使って前回は車道沿いに点在する沼や湿地を訪れたのだが,原生生物の多い場所は無かった。
そこで,今回は,その2時間を使って三ッ石山の山頂まで往復しようと考えた次第。 2時間あれば三ッ石山山頂まで往復しても十分,復路のバスに合うはずだ。 ただし,ここで丸々2時間を過ごすと,万が一の場合,バスに乗り遅れる恐れがある。 30分の余裕を持たせると,ここで過ごせる時間は1時間30分になる。 三ッ石山荘にあるルート案内図(2枚目)だと,往復わずか50分(登り30分,下り20分)となっているが, 私の足だとそうはいかない。すでにかなり疲れているのでもっと時間がかかるのは必定 (1時間30分だとギリギリかも?)。
仮に間に合うとしても,今日は雲が多いので山頂の見晴しは悪いはず。 山頂へ上がる目的は,いずれ訪れたいと考えているものの, なかなか訪れることができないでいる三ッ沼(小畚山へ向かう登山道の途中にある)を せめて眺めてみたい(できれば,その南西にある栗木ヶ原も)ということにある。
せっかく山頂へ上がっても三ッ沼等を眺められないのでは上がる意味がない。無駄足になってしまう。 と色々考えて山頂まで行くのを断念した。
結果からすると,この判断は正解だった。 後出するように復路は,暑さでバテたために前回以上に長い時間がかってしまったからだ。 もし,山頂まで往復していたらさらにバテて,下山スピードがさらに落ちてしまっただろう。 最悪の場合,復路のバス(15:25)に乗り遅れてしまったかも。
2枚目:前出したが,三ッ石山荘の壁にあるルート案内図 (2008.08.13,11:22撮影)。

三ッ石湿原(八幡平市),11:29
1枚目:これは,おそらくニッコウキスゲ(ゼンテイカ,Hemerocallis middendorffii var. esculenta), 2枚目:前回(下段)もここで撮影したノハラアザミCirsium olygophyllum)?


前回の様子(2008.08.13,11:15撮影)。

三ッ石湿原(八幡平市),11:31
1〜3枚目:南側の湿原を離れて,三ッ石山荘から湿原の北側をパノラマ撮影。 この頃,湿原の周囲にはたくさんの雲があったが,湿原の真上だけ晴れていて日射しがあった。 前回は,採集後,三ッ石山荘のデッキ部分で小休止してから山を降りたが,今回はすでに先客がいた。 座る場所がない。中に入れば座れる場所があっただろうが,薄暗い山荘の中にいても仕方がないので, このまま小休止せずに山を降りることにした。

三ッ石湿原(八幡平市),11:31
山荘の近くに花が終わったコバイケイソウVeratrum stamineum)があった。

三ッ石湿原(八幡平市),11:32
山荘の階段に止まったアキアカネSympetrum frequens)。

三ッ石湿原(八幡平市),11:33
1〜3枚目:パノラマ撮影。 北側の湿原を東へ。

三ッ石湿原を出る(八幡平市),11:33
1,2枚目:ここを左折し,登山道を下る。 1枚目:既述したが,分岐の角部分に道標があるが,前回来た時(下段)は,その右隣に 太陽光発電用のパネルと登山者カウンターがあった。 今回は姿が見えない。


前回の様子(2008.08.13,11:28撮影)。

三ッ石湿原を出る(八幡平市),11:34
分岐近くにも実をつけたコバイケイソウVeratrum stamineum)があった。

三ッ石湿原を出る(八幡平市),11:35
分岐から振り返って再度,三ッ石山荘方向をパノラマ撮影。

Part XI: 三ッ石山登山道を下る(1)
2011.08.09, 11:35 - 12:16