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2010.08.28, Part XI

弥陀ヶ原:東〜南側の木道

弥陀ヶ原の東側斜面での採集を終えて元へ戻る(庄内町),10:34

弥陀ヶ原へ上がる( 弥陀ヶ原,庄内町),10:34
坂を上がる途中で真っ白な シロバナトウウチソウSanguisorba albiflora) を発見,側には実になったものも。


弥陀ヶ原へ上がる(庄内町),10:35
その下には?? ミタケスゲCarex michauxiana var. asiatica)かと思ったが,どうも違うようだ。 実の形が少し違う。断面が三角形のように見える。

弥陀ヶ原に戻った( 弥陀ヶ原,庄内町),10:36

東端の木道から弥陀ヶ原の東側の木道へ( 弥陀ヶ原,庄内町,現在位置),10:38
1〜3枚目:パノラマ撮影。 2枚目:前方のT字路を左折。

東側の木道を南へ進む( 弥陀ヶ原,庄内町),10:38
前方でふたたび階段を上がる。 弥陀ヶ原は南から北に向けてゆるやかに傾斜しているので,このような階段が所々にある。


前回の様子(2009.8.26,10:44-10:45撮影)。

ここで右に折れ,南側の木道を西へ向かう( 弥陀ヶ原,庄内町,現在位置),10:41

右折した後の様子,左前方に池塘の案内板がある( 弥陀ヶ原,庄内町),10:41
昨年(下段)と比較すると,案内板が新しくなっているのがわかる。 しかも,池塘の説明ではなく,タイトルが「弥陀ヶ原湿原」に変わっている。 そういえばさきほど北側の木道を歩いた際,昨年までは 「弥陀ヶ原はどうしてできたのでしょう」となっていた案内板が「池塘」のでき方についての説明に変わっていた。 これは更新する際,意図的に設置場所を交換した?


前回の様子(2009.8.26,10:45-10:46撮影)。 1枚目:こちらのタイトルは「池塘」。

南側の木道を西へ( 弥陀ヶ原,庄内町),10:41
1,2枚目:パノラマ撮影。 左右にやや大きな池塘がある。右は離れ過ぎているが,左は木道際なので採集可。

木道左の池塘( 弥陀ヶ原,庄内町),10:42
水底の様子を観察しようとしてカメラを向けると,池端にイモリ?がいた。

上と同じ池塘の少し先,水底に緑色のゼリーが( 弥陀ヶ原,庄内町),10:43-10:44
1,2枚目:泥をかぶっていたので最初は気づかなかったが,よく見るとやや丸みのあるものがあちこちにあった。 3枚目:ピペットで池端まで移動させ,泥を払うと緑色のゼリー状の塊であることがわかった。
4枚目:これは前回の様子(2009.8.26,10:46撮影)。 この時は,池の横壁にきれいな緑色のゼリーが付着して大きく盛り上がっていた。 この後もそうだが,今回はこれらのゼリー塊はどれも小さく泥をかぶっていた。 最近,池塘の底の泥が舞い上がるような激しい雨風があったのかも知れない。

確認のため一部を採集( 弥陀ヶ原,庄内町),10:46-10:47
この時点でサンショウウオの卵でないことは明らか(この時期に産むはずはないのだが,,)。 翌日の光学顕微鏡観察 採集(弥陀ヶ原-11,南側の木道沿いの池塘-1) で,やはりこれも共生藻を持ったオフリディウムの群体であることが判明した。
観察された生物: リピドデンドロン(Rhipidodendron), ディフルギア( Difflugia elegans), 共生藻を持つオフリディウム(Ophrydium), 珪藻各種, ウネリマクラ(Docidium undulatum), ミカヅキモ( Closterium abruptumC. idiosporum), イボマタモ( Euastrum ampullaceumE. pinnatum), ハタヒモ(Netrium digitus), クロオコッカス( Chroococcus pallidusC. turgidus), シネココッカス(Synechococcus), ワムシ,

隣の池塘の様子( 弥陀ヶ原,庄内町),10:48-10:49
1,2枚目:産卵中のイトトンボの仲間。 あちこちで見かけた。遠くからしか撮影できなかったので,種名はわからない。 3枚目:ここも水底に目をこらすと小さなゼリー状の塊がたくさんあった。 どれも皆泥をかぶっている。 比較的最近,水底の泥が舞い上がったことを示している。 おそらく大雨?大風?の影響だろう。

Part XII: 弥陀ヶ原:南側の木道を西へ
2010.08.28, 10:49 - 10:58