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2007.06.04, Part II

唐花見湿原(2)

唐花見湿原 (大町市八坂,旧八坂村),10:44
湿原からはシュレーゲルアオガエルRhacophorus schlegelii),周囲の林からは エゾハルゼミTerpnosia nigricosta)の鳴き声がしていた。

        ←音声(エゾハルゼミとシュレーゲルアオガエル?)

唐花見湿原 (大町市八坂,旧八坂村),10:46
さらに進んだところで,またまた採集(唐花見湿原-6)。 マット状に繁茂したミズゴケの隙間から採集したが,大きな藻塊はなく薄茶色の透明な水。
観察された生物: トラケロモナス(Trachelomonas volvocina)多数, ディフルギア(Difflugia), 珪藻各種, ヒザオリ(Mougeotia), ミカヅキモ(Closterium intermedium), Bambusina 多数,

唐花見湿原 (大町市八坂,旧八坂村),10:46-10:47
1枚目:ここで,木道は北へ向きを変える。 2枚目:折れ曲りの先にはコケ類が盛り上がっている場所がある。

唐花見湿原 (大町市八坂,旧八坂村),10:48
木道の近くにあったスギゴケの仲間。胞子嚢が育っていた。 これはウマスギゴケPolytrichum commune)?

唐花見湿原 (大町市八坂,旧八坂村),10:48-10:49
1枚目:折れ曲った後,木道を北へ向って進む。 2枚目:ほどなく今度は右(東)への分岐が現れるが,ここは直進。 3枚目:分岐点から東側の木道を撮影。こちらへ進むと湿原東側を周回する遊歩道へ出る。 4枚目:木道脇に育っていたシダの仲間。 日本シダの会の佐藤淳様より, これはヤマドリゼンマイOsmundastrum cinnamomea var. fokiensis) であると教えていただきました(2008.12)。 ありがとうございます。

唐花見湿原 (大町市八坂,旧八坂村),10:49-10:50
分岐点の近くに咲いていたレンゲツツジRhododendron japonicum

唐花見湿原 (大町市八坂,旧八坂村),10:50-10:52
分岐点を過ぎてさらに北へ進むと,木道の右側に水たまりがある。 ここで採集(唐花見湿原-7)。 前の採集ポイントと同様,全体にミズゴケの仲間が繁茂していたが,藻類もかなり繁茂していたらしく,カップの中の水は濃い緑色をしていた。 ただし,糸状藻類は少ないようで,比較的サラリとしていた。
観察された生物: トラケロモナス(Trachelomonas), 小型繊毛虫数種, ミクロスポラ(Microspora), ヒザオリ(Mougeotia), ミカヅキモ( Closterium abruptum), ハタヒモ(Netrium digitus)多数, Bambusina 多数, ワムシ, センチュウ,

唐花見湿原 (大町市八坂,旧八坂村),10:52-10:53
1,2枚目:木道は左右に折れ曲りながら北へ向う。

唐花見湿原 (大町市八坂,旧八坂村),10:53
辺にはこのシダ類の群生が目立ってきた。 ヤマドリゼンマイOsmundastrum cinnamomea var. fokiensis)。 同上(2008.12)。

唐花見湿原 (大町市八坂,旧八坂村),10:53-10:54
1枚目:ふたたび分岐点が現れた。ここを右(南西)へ行くと湿原西側にある,最初に入ってきた入口の北側にある別の入口へ出る。 ここでは右ではなく左(北東)へ進むが,後でここへ戻ってくる予定。 2枚目:北東へ進むと,木道の下を水路が横切るようになる。 3枚目:ここでも採集(唐花見湿原-8)
観察された生物(6/5): ドゥセリエラ(Ducelliera tricuspidata), ミクロスポラ(Microspora), ハタヒモ( Netrium digitus多数, N. oblongum), Bambusina, ケンミジンコ,
観察された生物(6/8): ヒザオリ(Mougeotia), ワムシ,

唐花見湿原 (大町市八坂,旧八坂村),10:56
1枚目:湿原の北端に近付くと木道は北向きから東向きに変わる。 2枚目:東へ向いつつも何度か折れ曲る。

唐花見湿原 (大町市八坂,旧八坂村),10:56-10:58
レンゲツツジRhododendron japonicum

Part III: 唐花見湿原(3)
2007.06.04, 10:58 - 11:10