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2006.05.25, Part IV

大峰沼 Part II

大峰沼,13:13
1,2枚目:南端の岩場(いつもガイドで位置確認)に架けられた木道。3枚目:振り返って撮影。4枚目:木道の左(北側)。大きな浮島が見える。

大峰沼,13:13-13:14
木道は途中いったん途切れてすぐに次の木道がある(はず)。 1枚目:最初は板を縦に並べただけの木道だが,2枚目:途中から少し坂になるため,横に滑り止めの角材がついた木道に変わる。

大峰沼,13:14
木道から沼を撮影。

大峰沼,13:15-13:17
1枚目:2番目の木道の端は岩場になっている。その先に3番目の木道がある。 3枚目:3番目の木道。4枚目:木道を出ると,沼の東側の遊歩道を北くに向って歩くことになる。

大峰沼,13:17-13:19
ここで採集(大峰沼 No. 4)
観察された生物: ラッパムシ(Stentor), 小型繊毛虫数種, ヒザオリ(Mougeotia), ミジンコ, ワムシ,
ここも日陰で落ち葉が厚く堆積している。前に出てきた沼の東側のサンプル(No. 1, 2)と同様,こういった場所は原生生物の数は少ない。

大峰沼,13:20
沼の東側の遊歩道。この辺の岸辺は深く落ち込んでいるので,採集には不適。

大峰沼,13:21-13:22
1枚目:前方に若干遠浅になっている岸辺が見えてきた。 2枚目:途中にあった道標。 3枚目:振り返って撮影(南向き)。画面右に「大峰山登山口」の案内板がある。

大峰沼,13:22-13:23
日当たりの良い岸辺に出た(いつもガイドで位置確認)。 前回採集した際(2003.9.14)にたくさんの原生生物がいた場所はこの少し先だったはずだが, ここも良さそうなので採集することにした。

大峰沼,13:23-13:28
岸辺に近寄り,採集(大峰沼 No. 5)
観察された生物(No. 5-1): マルウズオビムシ(Peridinium), シヌラ(Synura), ディフルギア(Difflugia), Lesquereusia, ラッパムシ2種(Stentor), ミドリゾウリムシ(P. bursaria), 小型繊毛虫数種, ヌサガタケイソウ(Tabellaria), 他の珪藻各種, イトクズモ(Ankistrodesmus), Coelastrum reticulatumDictyosphaerium, ヒザオリ(Mougeotia), ミカヅキモ(Closterium), ツヅミモ( C. pseudarctoumC. quadrifariumC. pseudopyramidatumC. pyramidatumC. pseudoexiguumC. obsoletum), ホシガタモ(S. iotanum), イボマタモ( Euastrum didelta), E. gnathophorum), Euastrum sp. ), ハタヒモ(Netrium digitus), アオコ(Microcystis), ユレモ(Oscillatoria), ワムシ,
観察された生物(6/5): アオミドロ(Spirogyra),
観察された生物(6/7): ロクソフィルム(L. meleagris),

観察された生物(No. 5-2): マルウズオビムシ(Peridinium), クリプトモナス(Cryptomonas), フセツボカムリ(Centropyxis), ディフルギア3種(Difflugia), ラッパムシ(Stentor), 小型繊毛虫数種, 珪藻各種, イカダモ(Scenedesmus), Gloeocystis, ミクロスポラ(Microspora), ヒザオリ(Mougeotia), ツヅミモ( C. obsoletumC. pseudopyramidatumC. zonatumCosmarium sp.), イボマタモ( Euastrum gnathophorum),
観察された生物(6/5): ミカヅキモ( C. dianae),
観察された生物(6/7): ディフルギア( D. claviformis), ウロレプタス(Uroleptus), アオミドロ(Spirogyra), コウガイチリモ( P. minutum), ミカヅキモ( C. cynthia), イボマタモ( E. sinuosum),

観察された生物(No. 5-3): シヌラ(Synura), フセツボカムリ(Centropyxis), ディフルギア( Difflugia oblongaDifflugia), アミカムリ(Nebela collaris ?), トリネマ(Trinema), トラケリウス(Trachelius) コレプス(Coleps), レンバディオン(Lembadion), ディレプタス(Dileptus), 棘毛類繊毛虫, 小型繊毛虫数種, シヌラ(Synura), マルロモナス(Mallomonas), タルケイソウ(Melosira), ヌサガタケイソウ(Tabellaria), 他の珪藻各種, イカダモ(S. acuminatus), Coelastrum reticulatumMonoraphidium contortumQuadrigulaWestellaKirchneriellaTetrallantosElakatothrixGloeocystis, サヤミドロ(Oedogonium), ヒザオリ(Mougeotia), アオミドロ(Spirogyra), コウガイチリモ( P. trabecula ?), ミカヅキモ2種( Closterium sp.), ツヅミモ( C. pseudarctoumC. pachydermumC. obsoletum), C. pseudopyramidatum, ホシガタモ( S. iotanum, ゴナトチゴン(Gonatozygon), Sphaerozosma, ワムシ(Monommata sp.),
観察された生物(6/7): ラッパムシ2種(Stentor), ウロレプタス(Uroleptus), ディセマトストマ(Disematostoma), レンバディオン(Lembadion), ヒザオリ(Mougeotia), アオミドロ(Spirogyra), アオコ(Microcystis),

ここは,前回(2003.9.14)採集した際に,たくさんの原生生物がいた場所(次頁)の すぐ隣で,岸辺が浅瀬になっていて,日当たりがよいという点で共通している。 そのため,上記のように,たくさんの原生生物が観察できた。 その多くは,前回観察したものと同じで,3年たっても基本的には安定した生態系が維持されているようだ。 例: C. obsoletum var. obsoletum & var. sitvenseC. pseudopyramidatumS. iotanum

Part V: 大峰沼 Part III
2006.05.25, 13:29 - 13:42