原生生物と日本産アリ類の広域画像データベース

3 素材情報データベースとしての原生生物情報サーバ
3-3 原生生物情報サーバの内容紹介

原生生物学関連情報

 つぎに,ふたたび初期画面に戻り「原生生物学関連情報」について説明する。ここでは,既述したように,素材データベースとは直接は関係しないものの,原生生物学の現状を理解する上で参考になる様々な情報を提供している(図3-14)。

図3-14 「原生生物学関連情報」
 ここでは,データベースとは直接のないその他の原生生物学関連の情報をまとめて紹介している。詳しくは本文参照。

 「CD-ROM無料配布のお知らせ」では,後述するように,このデータベースのCD-ROM版(Macintosh, Windows95, UNIXに対応)を作り一般に無料配布していることが紹介されている。「細胞株配布のご案内」では,日本各地の原生生物研究者が継代培養し外部に無償分与している様々な株の情報を提供している。これは,その下にある「原生生物メーリングリスト」に参加している研究者に呼びかけて,情報の提供を募り,集まったデータをまとめたものである。

 その「原生生物メーリングリスト」をクリックするとWWWブラウザに内蔵されているネットワークニュースを読む機能が起動される。これにより自動的に農業生物資源研のサーバにあるこれまでに「原生生物メーリングリスト」に流されたすべてのメールの内容を自由に閲覧することができる。また,ここではそのメーリングリストへの参加方法,および,中止する方法の解説もある。

 「学会関連情報」では,日本原生動物学会の講演要旨などを収録してあるが,完成しているのは一部にすぎない。その下にある「原生生物学者のホームページ」では,世界各地の研究機関で自己紹介をしている原生生物研究者のWebPageを検索し,その結果を紹介している。

 この他にも様々なものがあるが,それらの説明は省略する。詳しくは「原生生物情報サーバ」(http://133.25.20.31/protist.html)に直接アクセスして見てもらいたい。もしくは前述したように,データベースのCD-ROM版を無料配布しているので,データベース作成グループ(代表 月井雄二 ytsukii@fujimi.hosei.ac.jp)宛まで申し込んで欲しい。

 なお,アリの場合と同様,データベースは絶えず追加・更新されているので,アクセスされた時にはかならずしもここで紹介したものと同じとはかぎらない。あらかじめ了解願いたい。