第28回日本原生動物学会大会 講演
原生生物における研究素材データベースの構築とネットワークでの公開

6:一次情報の公開とは?

さて,一般論として一次情報公開のもたらすものは?


一次情報(素材情報)の公開・共有がもたらす変化

非公開   課題決定 → 実験・観察 → 考察  → 論文作成  
            (一次情報)        (二次情報)
               ↓             ↓
公 開         ネットワーク等   →    学術雑誌
 

参考: 科学以外の素材データベース
 米国ホワイトハウスのネットワークを通じた情報公開
 朝日新聞社による記者会見記録等の全文提供(有料)          組織的
 衛星画像,天気情報

 ネットワーク万博での画像提供(ある写真家の試み)
 古典文学作品や歴史資料の電子化・データベース化(Gutenbergなど) ボランティア
 マルチメディア素材データベース(岐阜大学)

科学における情報のながれが変化しつつある。
   ネットワークの発達 → 個人による効率的かつ大規模な公報機能が可能になった」

将来像
 特別なことではなくなりつつある。
 時代の流れであることの強調  cf. Desktop Biology (W. Gilbert)

利用の可能性
 1 研究の基礎データとして
 2 教材としてインターネットと教育; 理科の部屋; 環境教育資料
 3 実用目的の利用(分類等)

つぎのスライドをお願いします。